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心筋梗塞を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

公開日: : 最終更新日:2017/06/05 心臓・血管の病気

心筋梗塞とは

心筋梗塞(しんきんこうそく)とは、心臓へと栄養や酸素を送る血管である冠動脈(かんどうみゃく)が完全に塞がることで血流が途絶えて、心臓の筋肉である心筋の細胞が壊死(えし)し、心筋の収縮が止まって心臓の機能が失われてしまう病気です。

心筋梗塞は動脈硬化(どうみゃくこうか)が原因となって引き起こされる病気であり、動脈硬化が進行して血液のかたまりである血栓(けっせん)が形成されて冠動脈が塞がり、塞がった場所から先の心筋へと血液が流れなくなり、細胞が死んでしまいます。

そのため、心臓の停止や突然死を招いてしまう恐ろしい病気であり、迅速な診断と治療が不可欠です。

冠動脈の動脈硬化によって引き起こされる病気には、心筋梗塞のほかに狭心症(きょうしんしょう)があります。
狭心症は冠動脈は狭まってはいるものの、完全には塞がっていない状態です。

冠動脈が狭まり、血流が悪くなることにより、心臓を動かす血液が足りない心筋虚血(しんきんきょけつ)になり、虚血状態では胸の痛みや圧迫感といった症状が出現します。
症状は一時的であり、長く持続したとしても15分以内にはおさまります。

一方、心筋梗塞では狭心症より胸の痛みは激しく、通常30分以上、長く持続する場合には数時間にわたることもあります。

ただ、心筋梗塞には胸の痛みを伴わないタイプも存在し、無痛性心筋梗塞(むつうせいしんきんこうそく)といいます。

心臓に血液が十分に行き渡っていない病気のことを虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)といい、狭心症と心筋梗塞は共に、この虚血性心疾患に分類されている病気です。

また、虚血性心疾患のうち狭心症は、心筋梗塞に進展するリスクがあります。

心筋梗塞や狭心症のように、動脈硬化によって引き起こされる虚血性心疾患は、コレステロールの数値が高い、血圧の数値が高い、運動不足、肥満、糖尿病(とうにょうびょう)を患っている、喫煙している、ストレスが多い、両親や兄弟姉妹のなかに心筋梗塞や脳梗塞(のうこうそく)などにかかった人がいる場合、リスクが高まります。

昔は心筋梗塞というと中高年に多く起こっている病気でしたが、いまでは若年層で心筋梗塞を起こす人が増加傾向にあります。
また、生活習慣や食生活が欧米化したことで、国内で心筋梗塞を起こす人は増加傾向にあります。

心筋梗塞の原因

動脈硬化によって引き起こされる病気

心筋梗塞は、心臓に栄養や酸素を送る役割を果たしている血管の冠動脈が動脈硬化によって完全に塞がり、心筋への血流が途絶えてしまい、心筋の細胞が壊死して心筋の収縮が止まり、心臓の機能が失われてしまう病気です。

動脈硬化が進行して血栓が形成されて冠動脈が塞がり、塞がったところから先の心筋へと血液が流れなくなって、細胞が死んでしまうのです。

なお、いったん壊死してしまった心筋を元の状態に戻すことはできません。

動脈硬化と生活習慣

動脈硬化は生活習慣と深い関わりがあります。
そのため、心筋梗塞は生涯にわたって付き合っていく必要のある病気ともいえます。

病院での治療だけではなく、病気の進行を防いだり、再発を予防したりするには、食事や運動などの生活習慣の見直しが欠かせません。

動脈硬化は喫煙している、血圧が高い、コレステロール値が高い、糖尿病を患っている、肥満である、ストレスが多い、運動不足である、父親や母親・兄弟姉妹に心筋梗塞や脳梗塞などにかかった人がいる場合、リスクが高まります。

また、動脈硬化の危険因子はそのまま心筋梗塞の危険因子にもなります。

心筋梗塞の症状

どのような症状が起こる?

心筋梗塞の症状は死への恐怖や不安を感じるレベルの激烈な胸の痛みで、30分以上続きます。
長く続く場合には、数時間にわたって胸が痛みます。

痛いというより、胸が強く締め付けられている、強く圧迫されていると表現されるような症状を訴える人も多いです。

また、痛みが胃のあたりで出ているように思う人や、歯、あご、首、左肩から腕にかけて、背中が痛いと感じることもあります。

痛みのほかには冷や汗、吐き気、おう吐、息苦しさの症状を伴うことが。
時間は数十分~丸1日以上にわたって持続することもあります。

また、顔面蒼白、失神、血圧低下、ショック、呼吸停止を招いてしまい、命にかかわることがあります。
狭心症による胸の痛みには効く硝酸薬(しょうさんやく)が、心筋梗塞に対しては効果を発揮しません。

心筋梗塞と不整脈(ふせいみゃく)

心筋梗塞は不整脈のリスクを高める病気でもあります。
脈は一定間隔で規則正しいリズムで打っているのが正常な状態ですが、この脈の規則性に一瞬でも狂いがあるのが不整脈です。
心筋梗塞では壊死した心臓の筋肉のまわりで不整脈が起こりやすくなります。

不整脈には複数のタイプが存在しますが、一番恐いのが心室細動(しんしつさいどう)です。
心筋梗塞の発症後1時間以内に命を落としてしまう人が半分以上で、原因のほとんどがこの心室細動です。

心室細動は心臓が血液を体全体に送り出す心室(しんしつ)がけいれんする状態になって血液を送り出すことができなくなり、脳、腎臓、肝臓などの臓器にも血液が行き渡らなくなり、意識を失い、最終的に心臓が完全に停止して命を落としてしまう、非常に危険な病気です。

心室細動のリスクがとくに高いのは、心筋梗塞発症直後の数日間と、発症後数週間以上が経過したころです。

心筋梗塞の症状で気をつけること

心筋梗塞は絶対に痛みを感じるわけではありません。
糖尿病や脳梗塞を患っている人や高齢者、女性では、いっさい痛みを感じずに心筋梗塞を発症してしまうことがあります。
痛みがない=心筋梗塞でないとは限らない点に注意が必要です。

さらに軽い症状でおさまることも心筋梗塞ではあり得ますが、症状の程度と病気の重症度とは不一致のことがあります。
何か異変があり、繰り返すようであれば、症状の強弱とは無関係に迅速に医療機関へ行く、救急車をよぶのが理想的です。

また、心筋梗塞を起こす人の50%は突然に発症するのに対し、あとの50%は24時間以内に、1週間前までさかのぼると70%以上の人が、狭心症による胸の痛みを経験しています。
狭心症のなかでも心筋梗塞に進展する確率が高いのが不安定狭心症(ふあんていきょうしんしょう)であり、階段や坂道をのぼったり、重たい荷物を持ち上げたりするような労作時だけでなく安静時でも痛みが引き起こされます。

不安定狭心症の段階で的確な処置がほどこされると、心筋の壊死を防ぐことが可能です。

放置して心筋梗塞に進展し、心筋が壊死すると、心臓が体全体へと血液を送り出すポンプ機能が低下し、心不全(しんふぜん)の状態になります。

心不全になると、昼間ではこれまで経験しなかった階段の上り下りなどでの息苦しさの症状が出現するようになり、夜間では就寝後1時間ほどが経過したころに急に咳(せき)が出て、ひどい場合には発作性夜間呼吸困難(ほっさせいやかんこきゅうこんなん)を招いてしまい、起坐呼吸(きざこきゅう)といってイスに座るなどの状態を起こした姿勢をとることにより、楽に息ができるようになります。

こういった症状が出ていれば、心臓に異常が起こっている疑いが濃厚であるため、すぐに救急車をよぶ必要があります。
なお、心筋梗塞と不安定狭心症をまとめて急性冠症候群(きゅうせいかんしょうこうぐん)というよびかたもされています。

心筋梗塞の検査・診断

何科で対応してくれる?

内科で心電図検査を行なえるところのほか、循環器系の医療機関へ行けば心エコーなど種々の検査を受けることが可能です。

ただ、心筋梗塞は動けないような痛みなど激しい症状のために自力で病院に行くことができず、救急車で病院へ運ばれることがよくあります。

症状が典型的な心筋梗塞に比べると大したことがなく、救急車をよぶほどのものなのか判断に迷った場合には、いきなり119番に連絡するのではなく、成人の場合は#7119、小児の場合は#8000が救急相談窓口となっていますので、利用してみるとよいでしょう。

心筋梗塞は迅速に適切な処置をほどこさなければ命に関わる病気であるため、診断は初期治療と並行して行なわれる形になります。

血液検査

血液を採取することによって、心臓の筋肉が壊死してしまっていないか確認します。
心臓の筋肉が壊死している場合、筋肉の細胞から特有の酵素やタンパクが流出します。

この酵素やタンパクのことは心筋障害マーカーといって、血液中の量を確認することで、心筋の壊死が起こっていること、さらにはその程度を把握することが可能です。

心電図検査

心筋梗塞では心筋梗塞とわかりやすい心電図の異常を示すため、ほとんどの場合は容易に診断することが可能です。

心筋梗塞が心臓のどこで発生しているのか、心筋梗塞が発生してどの程度の時間が経過しているのかを把握することができます。

心エコー(心臓超音波検査)

心筋酵素を起こすと、起こったところで心臓の筋肉の収縮が悪くなり、この変化を心エコーで知ることが可能です。

心エコーによってどこで心筋梗塞が発生しているのか、どの程度の梗塞が発生しているのかを確認します。
また、合併症の有無の確認、心臓の機能の評価、別の病気との区別にも、この検査は役立ちます。

冠動脈造影検査

心筋梗塞の治療を行なうときに、同時に行なわれる診断方法です。

カテーテルという細長く柔軟な管を挿入し、冠動脈に造影剤という薬を送り込み、X線で映し出すことによって冠動脈の狭まりや塞がりを特定することが可能です。
また、治療方針の決定のために重要な検査でもあります。

心筋梗塞の治療

経皮的冠動脈形成術(PCI)

塞がった血管を再び開通させ、血液の供給を可能にし、塞がったままでは壊死してしまう心臓の筋肉を救う治療法のことを、再灌流療法(さいかんりゅうりょうほう)とよびます。

経皮的冠動脈形成術は再灌流療法のなかでも一番多く行われている治療法であり、メスで胸を開けるようなことをしないため患者への負担が軽く、バルーンカテーテル治療、冠動脈ステント留置治療、薬剤溶出性ステントがあります。

まずバルーンカテーテル治療ですが、しぼんだ風船の付いた管を血管の詰まっているところまで進め、そこで風船をふくらませることによって血管を押しひろげ、血流を回復させる方法です。

処置が終わると風船を抜き取り、体内には何も残りませんが、治療したところが再び狭まってしまうリスクがあります。

次に冠動脈ステント留置治療ですが、バルーンカテーテル治療で血管を十分にひろげることができなかったときや、血管の内膜が傷ついてしまったときなどに選択されている方法です。

心筋梗塞の治療のおよそ80%は、バルーンカテーテル治療に引き続いて冠動脈ステント治療が行なわれています。
なお、ステントというのは金属製・網目状の筒のことです。

バルーンで血管を押しひろげたあと、そこにステントを留置することにより血管を内側から固定する治療であり、90%以上の人の血流が改善しています。
ただ、再び血管が狭まってしまうリスクはあります。

なお、薬剤溶出性ステントですが、ステントの表面に細胞の増殖を抑える作用のある薬が塗ってあるものが使用されています。

薬剤溶出性という言葉のとおり、薬が溶け出してくるため血栓が形成されにくく、長いあいだ狭まっていた血管をひろげた状態にしておくことが可能です。

そしてこの方法により、再び血管が狭まってしまうリスクが低減され、再治療が必要になる可能性も低くすることができます。

ただ、100%ではなく、血栓が形成されて血流が悪化してしまう危険性があるため、薬剤溶出性ステントでも、治療を行なったあとには抗血小板薬の投与は続けていく形になります。

冠動脈バイパス術

心筋梗塞の治療では、カテーテルを使用する治療法が第一選択で、この治療が成功しなかったときなどに検討されるのが冠動脈バイパス術です。

冠動脈バイパス術は外科的治療であり、冠動脈が塞がっている場所を避ける形で、新たな血液の通路=バイパスを作る方法です。

バイパスは体の別の部位にある血管、たとえば内胸動脈(ないきょうどうみゃく)や胃大網動脈(いだいもうどうみゃく)などが使用されています。

迂回路が形成されるとそこから心臓へと血液が流れ込むようになるため、効果が持続し、再発や再発による治療のリスクを低減させることが可能です

ただし、胸を開ける手術になるため準備に時間を要し、患者への身体的負担が大きく、退院までの日数も長くかかります。

冠動脈疾患用集中治療室(CCU)

CCUはCoronary Care Unitの略であり、急性期の冠動脈疾患患者用の集中治療施設のことです。

心筋梗塞では急に心筋が壊死することによる合併症を招くことがあり、合併症のなかには命を落としてしまうものも含まれています。

そのため、心筋梗塞を起こして間もない時期には、冠動脈疾患用集中治療室に入院し、厳重な監視下に置かれて持続的な管理が行なわれます。

主な合併症としては、うっ血性心不全(うっけつせいしんふぜん)、不整脈、心破裂(しんはれつ)をあげることができます。

うっ血性心不全は、肺に水が貯留することによる呼吸困難が主症状の合併症で、不整脈は正常な状態より脈が速くなったり遅くなったりと、リズムに狂いが生じる病気であり、心臓が送り出す血液量が不十分になってしまいます。

そして心破裂ですが、壊死して弱くなった心筋に過度な血圧がかかることで、心筋が破れてしまう心筋梗塞の合併症です。

心臓リハビリテーション

入院後、状態が落ち着いたころに開始されるのが心臓リハビリテーションです。

心筋梗塞を起こした人の心臓の機能は低下しており、快適な社会生活や家庭生活を送ることができるようになるまでには時間を要します。

心臓リハビリテーションは1日も早く復帰し、再発を防ぐことを目的とした、運動療法・食事療法・健康相談などの活動のことをいいます。

医師・看護師・理学療法士・検査技師などの専門家がサポートしてくれます。
心筋梗塞の発症日または手術日から6ヶ月間は健康保険を使用することが可能です。

薬物療法

抗狭心症薬、抗血栓薬など、さまざまな薬が心筋梗塞の治療では使用されています。

抗狭心症薬としてはベータ遮断薬、硝酸薬、カルシウム拮抗(きっこう)薬があり、心臓に対する酸素供給量を増加させ、酸素の消費量を減少させる効果があります。

抗血栓薬としては抗血小板薬、抗凝固(ぎょうこ)薬があり、血液をサラサラにして血管が詰まる原因となる血栓が形成されにくくするために有効です。

冠動脈ステント留置治療を受けた人は血栓が形成されるリスクが高く、予防目的で抗血小板薬を使用しなければいけません。
指示されたとおりに薬の使用をしなければ、血栓が形成されて再発を招いてしまうリスクが上昇してしまいます。

そのほか、心臓の機能の低下を防止し、血栓が作られてしまう原因となる動脈硬化を予防するスタチン、ACE(エース)阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)も使用されていますし、激しい胸の痛みや死への恐怖や不安を緩和するためにモルヒネなどの鎮痛薬が、不整脈に対しては抗不整脈薬が、心不全のある人に対しては利尿薬が使用されています。

倒れてしまった人がいる場合にはどうすればいい?

声をかけて意識を確認し、まわりに助けを求めて救急車をよびます。

協力者にはAED(自動体外除細動器)を持ってくるようお願いするか、協力者に心肺蘇生法の心得があり、自分に心肺蘇生法の心得がなければ、自分がAEDを取りに行きましょう。

このあとは気道の確保と呼吸の確認をします。
そして人工呼吸を2回行ない、1分100回の速度で15回の心臓マッサージをします。

あとは人工呼吸2回と、1分100回の速度で15回の心臓マッサージを繰り返し行ない、AEDがきたときには使用して、救急車が到着するのを待ちます。

心筋梗塞の予防

禁煙

心筋梗塞を防ぐためには、動脈硬化の進行を抑制し、血栓が形成されてしまうのを防ぐことが非常に重要です。

そのための有効な方法のひとつが禁煙です。
喫煙習慣がある人は、タバコをやめましょう。

自力でタバコをやめるのが難しい人は、禁煙外来へ行くことをおすすめします。
禁煙補助薬の使用など、無理なく禁煙をすることが可能です。

タバコをやめることにより、動脈硬化だけでなく悪性腫瘍(あくせいしゅよう)など、非常に多くの種類の病気を起こすリスクを低減させることができます。

食生活

肥満は種々の生活習慣病の原因です。
食事は腹八分目にとどめ、油の量が多いものや塩分は控えめにし、緑黄色野菜、大豆製品、海藻類、きのこ類を積極的に摂りましょう。

さらに間食はせず、就寝3時間前までに夕食を終えることが大切ですし、糖分たっぷりのジュースや缶コーヒーも避けます。

また、高カロリーな肉類より、低カロリーな魚を摂るのがおすすめです。
とくに青魚のイワシ、サバなどにはサラサラ血液へと導いてくれる成分が豊富に含まれているため、意欲的に摂りたいところです。

そのほか、体内の水分が不足していると血液の濃度が高まり、血栓が形成されやすくなってしまうため、十分に水分補給を行なうことも忘れずに。

過労・ストレス

身体的・精神的ストレスを受けると、血中コレステロールが高まって動脈硬化が悪化しやすくなるほか、血中の交感神経系ホルモンが増加し、血圧が高まって心筋梗塞の誘因になります。

また、過度な疲労、睡眠不足も心筋梗塞を招く引き金になってしまいます。
毎日、十分に休息・睡眠をとり、趣味の時間を確保するなど自分なりのストレス発散法を取り入れましょう。

なお、ストレス発散のためとはいっても、暴飲暴食に走るようなことをしてはいけません。
たとえば暴飲暴食も、心筋梗塞を引き起こすきっかけになってしまうためです。

運動

適度な運動は心筋梗塞の予防に効果的です。
歩く、ゆっくり走る、軽く泳ぐなどの有酸素運動を、1週間に3~4回、1日30分以上を目標に習慣化しましょう。

ただ、朝早くや夜遅くの時間帯は、冠動脈が昼間より収縮していることが多いため、避けるに越したことはありません。
朝起きてすぐではなく、1時間後ぐらいにはじめるのがおすすめです。

なお、適度な運動はストレスの発散にも効果的です。
趣味といわれてもいったい何をすればいいのか・・・という人は、ひとまずできるだけ歩くことを習慣化してみてはいかがでしょうか。

ただ、すでに動脈硬化などが悪化している人では、運動自体が心筋梗塞のリスクになってしまうことがあるため、そのような人は医師に判断をあおぎましょう。

飲酒

ごく少量の飲酒であれば問題はありませんが、過度な飲酒は動脈硬化を助長してしまいます。
ビールの場合は1日に中ビンで1本分が適量で、週に2日は休肝日を設けることが健康的なお酒との付き合いかたとして推奨されています。

ついつい飲み過ぎてしまうという人は、最初からアルコールは摂取しないほうがよいでしょう。
なお、アルコールが不整脈を招くことがあり、それによって血栓形成が助長されることもあるため注意が必要です。

また、よいお酒との付き合いかたをしていくことは、心筋梗塞の予防だけでなくアルコールが原因で起こる肝臓の病気や、依存症を防ぐことにも繋がります。

お風呂・トイレ

急激な気温の変化が発作の引き金になるリスクがあります。
お風呂に入るときには、浴室や脱衣所の温度を室温を同じにする、湯温はぬるま湯にする、長湯を避ける、などに気をつけましょう。

また、トイレでいきむのもよくないため、便秘がちの人は病院へ行って、整腸剤などを使用する適切な対処法をとることが大切です。

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