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耳の病気の原因・症状・治療についてのまとめ

公開日: : 耳の病気

外耳炎

外耳炎・・・どんな病気? 原因ってなに?

炎症を起こす原因は、耳掻きなどで外耳道の皮膚を傷つけてしまい、そこからカビや細菌が感染し、炎症を起こすこと。
また、アレルギーや乾癬(かんせん)や湿疹(しっしん)頭皮などの皮膚炎などがある人は、外耳炎にかかりやすいようです。
整髪料、毛染め剤が耳に入ったりしても炎症を起こすことがあります。
発汗や海水浴、プールなどが原因で発生することも多く、ブドウ球菌による感染がよくみられます。
耳栓や補聴器なども清潔にしておかないと感染する事もありますので注意しましょう。

外耳炎の特徴やその症状は・・・

外耳炎の症状は、痒みと痛みがわりと激しく、悪臭のする耳だれがみられることもあります。
炎症の悪化と共に持続性の痛みは激しくなり、口を開く、ものを噛む、飲み込むなどの動作で痛みが増すので、会話や食事がしにくくなります。
耳を引っ張ったり触ったりすると痛みが強くなります。
腫れが甚大になると外耳道(耳の穴)がふさがれてしまい、聴力が低下してしまいます。
数日後、炎症をおこしている部位から膿が出れば耳痛は軽くなります。

外耳炎の治療や薬は・・・・

◎予防汚れた水の中で泳いだり、蒸し暑い場所で長時間過ごしたりしないようにします。
整髪料、毛染め剤が耳に入らないように十分注意して使用してください。
耳垢はたまると難聴の原因となりますが、耳掃除のやりすぎは、外耳道の皮膚を傷つけたり、綿棒で分泌物などの垢が鼓膜の方へ押しやられてたまったり、小さな傷ができてしまい、かえって外耳炎の原因になります。
耳掃除は手前の耳垢を取り除くだけで十分ですので、やり過ぎないように注意しましょう。
◎治療先ず分泌物のかすを外耳道から除去します。
痛みが酷ければ鎮痛剤を使用します。
また炎症が広がったりした場合には抗生剤を服用する事もあります。
腫れてから一週間程度で部位から膿が出れば耳痛は軽くなります。
その際の処置を中途半端にしておくと、炎症が骨の内部に及んで病気が進んでしまう事もあります。

外耳道湿疹

外耳道湿疹・・・どんな病気? 原因ってなに?

何らかの刺激などが原因で、外耳道に湿疹ができ、ひどい痒みに悩まされます。
耳掃除のやりすぎや体質、慢性中耳炎の耳だれによる刺激などが原因で、外耳道に湿疹ができることがあり、これを外耳道湿疹といいます。
特にアレルギー体質の方がなりやすいようです。
補聴器を使用するには、耳掛け式補聴器などで既製の耳栓を使用する場合には、外耳道の形状と耳栓の形状が合っていないので外耳道を刺激してしまう為かゆみを生じる事があるようです。

外耳道湿疹の特徴やその症状は

症状はとにかくかゆくなります。
あまりのかゆさにさらに耳掃除をして外耳道に傷をつくってしまい、そこから細菌が感染して外耳道炎に移行する傾向があり、症状を悪化させてしまいます。

外耳道湿疹の治療や薬は

外耳道の清掃と薬剤塗布、かゆみがひどい時は抗アレルギー剤の内服を併用します。
もっとも大事なことはなるべく我慢してかかないことと、外耳道を清潔に保つことです。

急性中耳炎

急性中耳炎・・・どんな病気? 原因ってなに?

中耳炎は成人より子どもに多い病気で、風邪の治りかけに発症することの多い病気です。
鼻の奥の部分と「中耳」とは、「耳管」という細い管でつながっています。
強く鼻をかんだり、かぜの時の上咽頭炎が原因となり、鼻の奥にある耳管を通って化膿菌が耳の奥へ入って炎症を起こす為です。
まれに鼓膜に穴があいている人は、外耳道から水が入って感染する事もあります。
子供は大人に比べて鼻腔と中耳を結ぶ耳管が短く、鼻腔の奥にいる細菌が中耳に届きやすいのです。

急性中耳炎の特徴やその症状は

赤ちゃんの場合しきりに耳に手を当てたり、お母さんが耳に触ると、首をかしげて避けようとする仕草をします。
症状は耳痛のほか、難聴・耳閉塞感・拍動感があり、発熱・倦怠感・頭痛などを伴います。
鼓膜が自然に破れて、中耳の中の膿が外へ流れ出ると症状は軽くなります。
2,3日で痛みはとれますが、中耳炎が治ったわけではありません。
急性中耳炎が治りきらないまま放っておくと鼓膜に穴が開く、慢性化膿性中耳炎に進行することもありますので意思の指示に従い、きちんと治療しましょう。

急性中耳炎の治療や薬は

風邪を引いたときには、鼻の中の細菌が中耳へ行かないようにするためにも、こまめに鼻をかむようにしましょう。
中耳炎の時は鼻をかまないようにします。
安静にして、解熱鎮痛剤・抗生物質・消炎剤などを投与します。
中耳に膿がたまり鼓膜がふくれて痛みが強いときは鼓膜を切開して膿を出すことも必要です。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎・・・どんな病気? 原因ってなに?

小児に多く見られる病気で、鼓膜の奥に液体がたまり、耳の聞こえがわるくなる病気です。
急性中耳炎の後、中耳粘膜や耳管に炎症が残り十分に治りきらないまま急性中耳炎を繰り返し中耳粘膜や耳管の換気・排泄機能や機能が悪くなり、滲出性中耳炎に移行したものと、アデノイド、扁桃肥大、鼻アレルギー、蓄膿など鼻の悪い状態が続いて発症するものなどがあります。
この液体は、中耳の炎症によってしみ出てきたもので、滲出液とか貯留液と呼ばれています。

滲出性中耳炎の特徴やその症状は

鼓膜の奥に水が貯まった状態で、鼓膜や耳小骨の動きがわるくなり、外耳道を伝わってきた音が鼓膜から内耳へときちんと伝わらなくなり、耳がつまる・聞こえにくい・耳がなる・耳が痛い・自分の声が響くといった症状があります。

滲出性中耳炎の治療や薬は

鼻咽腔の炎症を取り除くためマクロライド系抗生剤、抗アレルギー薬、粘液調整薬などの内服薬や鼻処置・通気治療ともいう)を行います。
滲出液がとれない時は鼓膜を切って(鼓膜切開)取り除きます。
アデノイド、扁桃肥大、蓄膿がの影響が考えられる時は、切除手術や原因の治療も行います。

慢性中耳炎

慢性中耳炎・・・どんな病気? 原因ってなに?

急性中耳炎を繰り返すことで出来る、鼓膜の穴がふさがらなくなり、耳だれがある事が慢性中耳炎の条件です。
慢性中耳炎とは急性中耳炎を何度もくり返すことではありません。
急性中耳炎ははげしい痛みや発熱などをともなうのですぐ気がつきますが、慢性中耳炎は痛みがないことが多いので放置してしまうこともあるようです。
元来鼓膜は、再生能力の強い器官で、急性中耳炎で生じた鼓膜の穴はたいてい自然に閉鎖しますが、急性中耳炎をちゃんと治さないままにして塞がれないで放置される場合があります。
すると中耳は外気にさらされ、慢性の炎症が持続することになります。

慢性中耳炎の特徴やその症状は

鼓膜に半永久的な穴(鼓膜穿孔)があって、長期にわり耳垂れがある、というのが慢性中耳炎といえる条件です。
耳垂れは長期にわたり、自然に止まったり出たりのくり返しになることもあります。
通常、急性中耳炎と違って耳が痛くなったり、発熱はありません。
その他には、難聴や目まい、耳鳴りなどが主な症状ですが、軽度の場合には放置される場合もあります。
放置したままにすると増えた菌が他に移動して、もっと危険な合併症を起こすこともあるので病院できちんと治療する事が大事です。

慢性中耳炎の治療や薬は

耳だれが継続して炎症が起こっている場合には、内服薬や点滴、点耳薬の使用により炎症をおさえます。
鼓膜に穿孔がある限り、耳漏を繰り返したり、聴力は改善しません。
ですので、手術による鼓膜の閉鎖(鼓膜形成術、接着法)が必要になります。

真珠腫性中耳炎

真珠腫性中耳炎・・・どんな病気? 原因ってなに?

慢性中耳炎ひとつで、鼓膜の辺縁に穴が開きそこにたまったかすのようなものが徐々に骨を溶かすので、放置しておくと重大な合併症を起こす病気です。
真珠腫性中耳炎は慢性中耳炎のひとつで、原因に関してはよくわかっていません。
耳管機能が悪く、鼓膜の中と外の気圧の調節がうまくいかないことがその成因と考えられています。
鼓膜の奥の圧が低いために、鼓膜の一部が、奥深くの空洞へ徐々に入り込み凹んでいきます。
凹んだ部分が袋状となり、中に鼓膜の上皮のカスが溜まっていきます。
そうやってできたものが、真っ白で真珠のようだから「真珠腫」と呼びます。

真珠腫性中耳炎の特徴やその症状は

真珠腫は良性腫瘍であり、腫瘍の中で最も美しいと言われます。
袋のカスは徐々に増えていきますので、どんどん大きくなり、周りの組織を融かしてゆきます。
症状は、血や膿の混じった耳垂れが繰り返し出てきます。
症状が初期の段階ではあまりみられませんが、進行するにつれて血液を含んだ赤く黒ずんだ耳だれが見られるようになります。
そして徐々に難聴が進行し、めまい、耳鳴り、顔面神経麻痺、乳突炎、髄膜炎なども起こります。

真珠腫性中耳炎の治療や薬は

耳だれに対しては、有効な抗生剤などを使い、病変部を乾いた状態にして病気の進行をゆるめるようにします。
真珠腫中耳炎では一般的に手術を勧めることがほとんどです。
真珠腫性の手術では、原因の元である真珠腫の皮を取り除きます。
皮が少しでも残ってしまうと再発の恐れがあるので、進行した真珠腫などに対しては二段階に分けて手術をする場合があります。
完全に取りきってしまうことが肝心です。
そのため真珠腫を取り除いたあと音の伝わる経路を作り直しますが、必ずしも聴力が改善される、あるいは保たれるとはいえません。

耳管狭窄症

耳管狭窄症・・・どんな病気? 原因ってなに?

鼻が悪いとなりやすく管の粘膜が腫れて狭くなり、空気の通りが悪くなり中耳に空気が入りにくくなる病気です。
耳管狭窄症(耳管狭窄)とは、高い山やトンネル、飛行機で急降下したときなどに、急に詰まったように感じることがあるが、これは中耳腔と外気圧のアンバランスが原因となって起こります。
中耳腔(ちゅうじくう)と鼻の奥に存在する上咽頭(じょういんとう)は、耳管と呼ばれる管でつながっています。
通常、この管はふさがっていますが、あくびやものを飲み込む時に開き、鼓室と外耳道の気圧を平衡に保つ管です。
アデノイド肥大、アレルギー性鼻炎、鼻茸などの鼻の炎症、上咽頭腫瘍、耳管の入り口の炎症などでこの調節機構がはたらかず、耳管がうまく開かなかったり、常に開いた状態になるとさまざまな症状が出現します。

耳管狭窄症の特徴やその症状は

症状は難聴、耳の閉塞感、自分の声がひびく感じ、耳鳴りなどです。
ひどくなると滲出性中耳炎になることもあります。

耳管狭窄症の治療や薬は

耳の視診や聴力検査などを調べます。
治療は、原因となる上の疾患の治療、耳管通気、浸出液のあるときは抜いたりします。
風邪が原因の耳管狭窄症の場合、風邪が治ると耳管狭窄症も治ります。
耳管通気は、鼻から金属製の管を入れて、耳管咽頭口から空気を送り込む方法です。

耳管開放症

耳管開放症・・・どんな病気? 原因ってなに?

通常は閉じていますが、耳管が開いた状態のままになってしまう病気です。
中耳腔(ちゅうじくう)と鼻の奥に存在する上咽頭(じょういんとう)は、耳管と呼ばれる管でつながっています。
通常、この管はふさがっていますが、あくびやものを飲み込む時に開き、鼓室と外耳道の気圧を平衡に保つ管です。
この耳管が開いた状態のままになってしまう病気を耳管開放症といいます。
耳管開放症はストレスが原因になっている場合が多く、疲れや睡眠不足の状態が続いたり、急に体重が減少したときに起こりやすくなります。
また、顎の関節が痛む「顎関節症」の方に多いです。

耳管開放症の特徴やその症状は

症状としては、耳がボーっとしたり、耳がふさがった感じ、自分の声が響く、自分の呼吸音が耳に響く、めまいや難聴が起こることもあります。
頭を下にしたり、お風呂に入ると一時的に良くなりますが、激しい運動をしたりすると悪化します。
妊娠中にも起こりやすいようです。

耳管開放症の治療や薬は

症状の軽い患者さんには薬物療法をしますが、 粘膜に潤いを戻す作用のある漢方薬やネブライザーなどの吸入、加湿療法です。
症状の思い患者には、開放した耳管を狭くする薬物を耳管内腔に直接注入する治療を行います。

先天性耳瘻孔

先天性耳瘻孔・・・どんな病気? 原因ってなに?

耳の周囲に開いているごく小さな孔で生まれてくる間に塞がるはずが、すきまのまま残ったもの。
先天性耳瘻孔とは、母親の胎内での生育の過程で、耳を形成するパーツと顔面を形成するパーツが合わさって出来るのですが、ときどき完全に閉鎖せずに生育を終えて出産した場合、この閉鎖しない部分がすきまとして残ったものです。
小さなすきまがあるだけなら特に治療の必要はありません。
100人に2.3人ともいわれ、珍しいものではありません。
遺伝性ともいわれ、母親にもこのすきまを持っているか方が多いようです。

先天性耳瘻孔の特徴やその症状は

すきまは耳介とその周囲のどこにでも出来ますが、耳輪脚の前部に開口部があることが殆どです。
すきまは単純な穴から複雑に迷路のように皮下とか結合組織に入り込んで、長くなってるものまで様々です。
感染を起こすことがなければ放置してもかまいませんが、細菌感染を起こした場合、穴の周囲が赤くなって痛み、膿が出ることもあります。

先天性耳瘻孔の治療や薬は

繰り返して腫れるような場合には袋状になったすきま全体を摘出する手術の必要があります。
手術は、局所麻酔で出来る場合や全身麻酔が必要な場合など状態により変わります。
いずれにしても不完全な手術では再発することがあり、特にそれまでに感染を繰り返したケースでは手術は結構やっかいなものになることもあります。

耳垢栓塞

耳垢栓塞・・・どんな病気? 原因ってなに? 

耳垢栓塞とは、耳垢がたまって外耳道をふさいでしまい、耳が聞こえにくい状態です。
外耳道の耳垢腺から分泌する分泌物や皮膚の上皮が脱落したものや、外部から入ったゴミなどが固まった耳垢が外耳道をふさぐほどになったものが耳垢栓塞です。
耳垢には、ベタベタした湿性耳垢とパサパサの乾性耳垢があり、湿性耳垢のタイプの人がなりやすい傾向にあるようです。

耳垢栓塞の特徴やその症状は・・・ 

主な症状は、耳が詰まった感じ、軽い難聴、耳鳴りなどが見られます。
耳痛やめまいなどを感じることもあります。

耳垢栓塞の治療や薬は・・・・ 

耳垢栓塞の治療は、耳垢を取り除けばよいのですが、掃除は耳の入り口を軽く拭き取るだけにとどめ、無理に奥までとって傷つけないようにします。
耳垢が取れれば、聞こえはよくなります。
固い場合に無理に取ろうとすると、鼓膜を破る危険性があるので絶対に避けてください。
耳鼻科医の診断を受け、耳垢をやわらかくする水(てい水[ていすい])を入れ、取り除いてもらってください。

鼓膜穿孔

鼓膜穿孔・・・どんな病気? 原因ってなに?

耳掃除のときに耳掻きで突いてしまったり、耳を叩かれたり、スキューバダイビング、慢性中耳炎などで鼓膜に穴があいた状態です。

鼓膜穿孔の特徴やその症状は

激しい痛みに続いて耳からの出血や難聴、耳鳴りを引き起こす。
内耳までやられた場合にはめまいもあります。
穿孔が2分の1以下なら自然閉鎖して後遺症(難聴、耳鳴など)は残さない場合が多いです。

鼓膜穿孔の治療や薬は

入浴などで水を入れないなど、感染予防が重要です自然閉塞の見込みがたたない場合は鼓膜穿孔閉鎖術を行いますがそれでもうまく行かない場合は鼓室形成術を行います。

メニエール病

メニエール病・・・どんな病気? 原因ってなに?

めまいが内耳からおきることを初めて提唱したフランスの内科医師、メニエールにちなんで、内耳性めまいのある種のものを「メニエール病」といいます。
内耳が内リンパ水腫を起こし、内圧があがる事で発症しますが、なぜ内リンパ水腫を起こすのかについては、ストレス、アレルギーや血流不全、ウィルス、免疫の低下など、様々なケースが言われていますが、ハッキリとしたことは解っていません。
30歳~50歳に多く見られ、日本でのメニエール病の有病率は10万人に30~40人と言われています。

メニエール病の特徴やその症状は

通常は片側の耳の塞がった感じで気が付くことが多く、「キーン」と高い音や「ゴオォ」と低い音などの耳鳴りがあり、難聴、回転性のめまいが起こります。
ひどい場合には吐き気や嘔吐があることもあり、仕事や家事に影響を及ぼします。
この病気は症状が治まっても、また同じような症状を繰り返すのが特徴です。
治療をして一度は改善したとしても、発作を繰り返すうちに徐々に聴力が低下していくという危険性もあるため、その都度、耳鼻咽喉科で治療を行うことが重要です。

メニエール病の治療や薬は

治療は、水ぶくれを軽くする目的で利尿剤を内服します。
また、内耳の細胞の活性化させる目的でビタミン剤、抗炎症作用を目的としてステロイド剤、血流を改善するための末梢循環改善剤なども使う場合があります。
しかし、薬による治療でめまい発作を止めることができず社会生活に支障をきたすような場合や、聴力が段々悪化して行くときには手術も行われます。

聴神経腫瘍

聴神経腫瘍・・・どんな病気? 原因ってなに?

聴神経は蝸牛神経と前庭神経から出来ている聞こえの神経ですが、この神経に発生する良性の脳腫瘍です。
ほとんど片方のみに発生します。
良性の腫瘍であるために,脳以外の他の臓器や周りの細胞に転移したりすることはなくその場で大きくなります。

聴神経腫瘍の特徴やその症状は

非常にゆっくりとしたペースで大きくなりますので、聴神経を圧迫して、徐々に聴力の低下、耳鳴、めまいなどの症状が出現します。
放置しておくと、顔面麻痺、顔面のしびれ・痛み、歩行障害、ふらつき、意識障害などをきたし、最終的には生命にかかわってくる病気です。
突然の難聴、電話の声が聞き取りにくい、人ごみでの会話が聞き取りにくいなどの聴力低下、あるいは片方のみ突然発症する耳鳴り、耳の詰まったような感じなど聞こえの症状から始まる場合も多く、しだいにめまいを伴うことが多くなります。
その後、顔面麻痺などの中枢系の障害が出てきます。

聴神経腫瘍の治療や薬は

聴神経腫瘍の可能性を考えた場合、頭のCT、MRIなどの検査を行う必要があります。
治療方法は、手術と放射線治療があります。
3cm未満の腫瘍には、放射線をかけることが可能です。
放射線治療は、体への負担が少なく入院も短期間ですむ良い方法ですが、目的が除去することではなく、腫瘍の発育を押さえる事を目的とします。
腫瘍の大きさが3cmを超えた場合などは、手術で腫瘍を取り除くことが優先的に検討されます。

耳帯状疱疹

耳帯状疱疹・・・どんな病気? 原因ってなに?

精神的ストレス、疲労、発熱、糖尿病、日光照射、免疫抑制剤の服用などが関係していると考えられています。
別名「耳ヘルペス」とも呼ばれ、過去に水痘帯状疱疹ウイルスに感染すると、ウイルスが体内に潜伏し、何らかの原因で再活性化しておこる病気のことを言います。

耳帯状疱疹の特徴やその症状は

耳の帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスによる聴神経の感染症である。
小さな水ぶくれが外耳と外耳道内部にでき、激しい耳の痛みと難聴と「めまい」を引き起こすことが特徴である。

耳帯状疱疹の治療や薬は

安静にし、栄養を十分にとります。
アシクロビルなどの抗ウイルス剤の注射がおこなわれます。
また、副腎皮質ホルモンの注射や内服などがおこなわれます。

限局性外耳道炎・耳せつ | 原因・症状・治療

限局性外耳道炎・耳せつ・・・どんな病気? 原因ってなに?

外耳道炎とは耳に不潔な水が入ったり、不潔な耳掃除などが原因で、外耳道の入り口付近にある毛嚢[もうのう]や耳垢腺[じこうせん]などに感染を起こしたものです。
あまり炎症が広がらないで、外耳道の入り口に生えている毛穴から化膿菌が入って炎症が起きる場合を耳せつといいます。

限局性外耳道炎・耳せつの特徴やその症状は

(症状は激烈な耳痛、ときに周囲に放散する痛みです。
耳に触ったり、物をかんだりするときに痛みが増します。
あるいは周囲に熱をもったり、あるいは頭痛や難聴まで起こることがあります。

限局性外耳道炎・耳せつの治療や薬は

耳せつの治療は、外耳道を清掃して、抗生物質の軟膏を塗布したり抗生物質の薬を服用しますが、なかなか自然に排膿[はいのう]しないときは切開する場合もあります。

鼓膜損傷 | 原因・症状・治療

鼓膜損傷・・・どんな病気? 原因ってなに?

原因は、耳かきをしてる時に他人が手にあたって、耳かきで鼓膜を突き破ったことからとか、相手と激しくぶつかりあうスポーツで相手の体が耳に激しく当たったり、相手の平手打ちが耳に当たったりするときによく起きます。

鼓膜損傷の特徴やその症状は

鼓膜が破れると、耳が痛い、耳が聞こえにくい、耳鳴りがする、耳から出血する、めまいがする、嘔吐を催すなどの症状がでます。

鼓膜損傷の治療や薬は

鼓膜欠損が小さいときや、傷に菌が感染しなければ自然に治ることも多いものですが、耳にある骨が脱臼したり、内耳に傷がついていることもありますから、耳鼻咽喉科で診療を受けてください。

鼓膜炎 | 原因・症状・治療

鼓膜炎・・・どんな病気? 原因ってなに?

鼓膜炎とは、鼓膜に、限局した炎症が起きている状態です。
発症する症状によって、鼓膜に水疱(すいほう)ができる水疱性鼓膜炎と肉芽(にくげ)やびらんの生じる肉芽腫性(にくげしゅせい)鼓膜炎に分類されています。
インフルエンザウイルスや細菌感染などの可能性が原因として挙げられますが、明確ではありません。
特に20~40歳代の女性に多くみられ、両耳に発症することもあります。

鼓膜炎の特徴やその症状は

・水疱性鼓膜炎:激しい耳の痛みが特徴で、中耳炎を合併することもあり、その場合は難聴(なんちょう)や発熱を訴えます。
・肉芽腫性鼓膜炎:痛みは軽度ですが、がんこな耳だれが続きます。

鼓膜炎の治療や薬は

治療は抗生剤、鎮痛薬の内服です。
痛みの強い場合には肉芽を切除し、トリクロリールなどの薬品で焼灼する場合もあります。
感音難聴が生じた場合は、突発性難聴に準じて、副腎皮質ステロイド薬、ビタミン剤、循環改善薬などが使われます。
再発しやすい疾患なので、治療には根気が必要です。

内耳窓破裂 | 原因・症状・治療

内耳窓破裂・・・どんな病気? 原因ってなに?

飛行機など気圧差のあるところを急激に移動する場合やスキューバダイビングで潜水したり、外気圧と中耳腔内の気圧の調整がうまく行われないと、蝸牛窓や前庭窓の薄い膜が破れることがあります。

内耳窓破裂の特徴やその症状は

急にめまいや難聴、ザーザー音やプチッというような耳鳴りがします。

内耳窓破裂の治療や薬は

自然に閉じることも多いようですが、経過が良くない時は、結合織や脂肪小片でふさぐ手術がありますが、めまいの多くは軽くなりますが、聴力の回復はあまり期待できないでしょう。
予防として、耳ぬきやつばを飲み込むなど気圧の調整を小まめにする事です。

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