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精巣損傷を詳細に:原因,症状,検査,治療など

公開日: : 最終更新日:2017/08/12 男性に多い病気

精巣損傷とは

精巣(せいそう)は睾丸(こうがん)ともいい、下腹部の陰嚢(いんのう)という皮膚が袋状に下垂した部位のなかに入っている、直径4~5cmほどのたまご型をした、左右一対ある器官です。

俗称は金玉であり、主に精子の産生や男性ホルモンの分泌をする役割を担っています。
この精巣が損傷した状態になることが、精巣損傷(せいそうそんしょう)です。

精巣はいくつもの層の膜に覆われており、皮膚が厚い陰嚢内に格納されていますが、体の外に出ている器官であるため、外傷を負いやすくなっています。

精巣損傷は単なる打撲(だぼく)や内出血(ないしゅっけつ)ぐらいの大したことがないケースだけでなく、精巣が潰れる、陰嚢が切れて陰嚢のなかに入っている精巣が外へと出てきてしまうケースまで含まれます。

そのほか、精巣のまわりに存在する尿道(にょうどう)、膀胱(ぼうこう)、骨盤の骨などの損傷が一緒に起こることも珍しくありません。

精巣損傷の原因

精巣損傷は、陰嚢の打撲が原因で招いてしまう問題です。
打撲というのは、何かにぶつかったり転んだりといった体の外からの衝撃によって起こる、皮下組織や筋肉などの軟部組織の損傷であり、傷口は伴いません。
競技中の事故、交通事故、工事をはじめとする作業中の事故、ケンカなどで精巣損傷は起こります。

精巣損傷の症状

打撲による強烈な陰部や下腹部の痛みが出るほか、吐き気の症状が出現することがあります。
打撲だけの場合はしばらく我慢していると楽になるでしょう。

しかしながら、精巣や血管まで損傷を負っていると、内出血によって陰嚢が赤みを帯びた黒色に変色し、はれあがる症状が出現します。
内出血の症状は、皮下を経由して陰茎、下腹部、肛門のほうにまで拡大するケースもあります。

外傷からの感染を招いてしまうと、発熱をはじめとする全身症状を引き起こします。

そのほか、外部による衝撃が強い場合には、精巣が潰れてしまう、圧迫を受けて腹部の側に引っ込み、そのまま元の位置に戻ってこなくなる、陰嚢の皮膚が切れて精巣が外に出てくるという問題を引き起こすことにもなりかねません。

精巣損傷の検査・診断

まず、どういう場合に病院へ行けばいいのでしょうか。
この点に疑問を感じている人もいるでしょう。
男性であればほとんどの人が一度は経験したことがあるでしょうが、精巣は軽く何かにぶつかっただけでも強い痛みに襲われるところです。

この痛みが数分間で解消される場合には、基本的に医療機関に行く必要はありません。
しかしながら、痛みが長く持続し、陰嚢のはれが出てくるような場合には、医療機関で受診しましょう。

次に病院へ行くとして、何科に行くのが最善なのかが気になっている人もいるはずです。
この点に関してですが、精巣損傷の疑いがある場合には泌尿器科で行くと対応してくれます。

事故によっては救急車で病院まで搬送されて、精巣損傷を起こしていることがわかるケースもあります。
病院へ行って精巣損傷を起こしているかどうかを調べる方法ですが、精巣自体が損傷を負っているかどうかを見極めるため、触診や超音波(エコー)検査が行なわれています。

そのほか、尿道、膀胱、精索、骨といった精巣のまわりに存在する臓器が損傷を受けていないかどうかを調べることを目的に、造影検査やCT検査などの検査方法が選択されることもあります。

精巣損傷の治療

精巣が潰れてしまっていない、軽い打撲のケースでは、安静にして局所を冷やすことによって、はれや内出血の症状は解消されていきます。

たくさん出血し、巨大な血腫(けっしゅ)が形成されているケースや、皮膚が傷を負っているケースでは、細菌感染を招くリスクがあり、皮膚を一部だけ切って管(ドレーン)を挿入し、そのうえで感染を防ぐことを目的に抗生剤を服用します。

なお、血腫というのは出血によって多くの血液が一ヶ所にたまり、かたまった状態のことをいいます。
そのほか、精巣の損傷が著しく、精巣が潰れてしまっているケースでは、逆側にある精巣に害をおよぼすリスクがあるため、精巣損傷が起こっている側の摘出を行なわなければいけません。

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