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神経衰弱の特徴や症状、治療・予防などについて

公開日: : 最終更新日:2015/05/05 精神・心の病


神経衰弱は、精神的努力をしたあとに疲労がいつまでもつづく状態、あるいは少しの努力をしたあとに身体的に衰弱や消耗が見られることを言います。
よく見られる症状としては、消化不良やイライラ感、くつろげない感じ、睡眠障害、緊張性頭痛、めまいなどがあらわれます。

神経衰弱は1880年に米国のベアード医師が名付け広まりましたが、最近の医療分野では用いられることはあまりありません。
症状の定義がはっきりしておらず、慢性うつや慢性疲労症候群、不定愁訴症候群、自律神経失調症などと区別がしづらいというのが主な理由です。

アメリカで名付けられた神経衰弱の概念は日本にも広がり、取り扱われるようになりました。
長く確実な治療法は見いだされませんでしたが、森田氏による森田療法が確立されてからは、それが治療に用いられるようになりました。

神経衰弱状態となったら、まずは静養をしてしばらく無理をしないことが大切となります。
症状の程度によっては、長期間静養しなければいけないでしょう。
神経衰弱は通常、しばらく静養すれば改善されますが、悪化すると神経的な疲労が強く出るようになってしまうからです。

神経衰弱は、ストレスを感じやすい人がなりやすいと言われています。
ストレスが溜まりやすい人は日常的にストレスを解消するようにして、疲労を感じたらしっかり休息をとることが大切となります。
疲れたら休息をとることは誰でも必要なことなので、神経質に考えずに気分を楽にして過ごすようにしましょう。

神経衰弱は、長期間にわたって神経をつかう状況で起きやすいとされています。
ひとたび症状があらわれると、集中力が低下しやすくなり仕事や勉強にも影響を及ぼします。
その状態で作業をつづけると、かえって時間かかってしまうことが多いので、思い切って休息したほうがいいでしょう。

また、神経衰弱の状態が長引く場合は、自律神経失調症などほかの病気が隠れている可能性があります。
その場合は精神科を受診するするなどして、早めに対処するようにしましょう。

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