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仮面うつ病の特徴や症状、治療・予防などについて

公開日: : 最終更新日:2015/04/25 精神・心の病


うつ病の一種でありながら、頭痛や食欲不振、便秘といった身体症状が表出して、うつ症状があまり見られないことを「仮面うつ病」と呼びます。
症状はさまざまで、肩こり、発汗、腹痛、筋肉痛、性欲低下、睡眠障害などあらゆる部位に不調は見られます。
ひとつの症状だけが認められる場合もあれば、いくつかの症状が同時にあらわれる場合もあります。

うつ病特有の精神的な症状が見られる場合は、病気の診断は比較的簡単だと言えます。
ですが、仮面うつ病の場合は身体的な症状が表立ってあらわれるため、多くの人が精神科を受診せずに眼科や耳鼻科、内科などを受診します。
そして、さまざまな検査をしても異常が認められず、あまり意味のない治療が長期間行われることが多々あるようです。
仮面うつ病による症状は、精神的な治療をしなければ根本的な解決はむずかしいと言われています。
そのため、症状が長引く場合は心療内科や精神科で相談することが改善への近道と言えるでしょう。

発症のきっかけはさまざまですが、対人関係の問題や失恋、親しい人との別離、ペットの死、退職などで受けたストレスによって引き起こされると言われています。
先天的な遺伝的素因が色濃く影響しているケースもあります。

仮面うつ病は、きまじめで責任感が強いような人がなりやすいといわれています。
こういったタイプの人はストレスを感じても我慢してしまうため、精神的に追い詰められてうつ病になってしまいやすいのです。

仮面うつ病の治療は、一般的なうつ病と同じ方法が用いられることがほとんどです。
身体的な症状への治療は行わずに、抗うつ剤を服用して症状を抑えていきます。
薬物療法だけでなく、患者の性格や生活環境を見直すことも重要な要素となります。
仕事のストレスが発症の原因となっているようなら、十分に休息をとることや仕事の量を減らすことでストレスを軽減させることができます。
また、家族や友人など周囲の人たちにサポートしてもらうことも大切です。

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