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白衣高血圧症の特徴や症状、治療・予防などについて

公開日: : 最終更新日:2016/05/25 精神・心の病


普段の生活では正常な血圧を示しているのに、病院や診療所などで医師や看護師に血圧を測定してもらうと高血圧を示すことを白衣高血圧症と呼びます。
つまり、本来は正常な血圧なのに、高血圧と診断されてしまうのです。

具体的にいうと、病院で測定した平均血圧が140/90mmHg以上で、普段測定した血圧の平均が135/85mmHg未満、または24時間の平均が130/80mmHg未満であると白衣高血圧症ということになります。
病院に行くと落ち着かない気分になり、発汗や動悸などを感じる人は白衣高血圧症の可能性があります。

原因はいろいろ考えられますが、医師や看護師の白衣を見ると反射的に緊張状態となって、血圧が高くなると言われています。
普段から高血圧で、病院などで測定するとさらに高い値が出る場合は白衣現象と呼ばれます。

白衣高血圧は一時的な緊張が原因なので、一般的な高血圧とは治療の内容はちがいます。
高血圧の治療では血圧低下作用のある降圧薬を用いますが、白衣高血圧症の場合は降圧治療の適用外となります。
適用されない理由は、白衣高血圧の人に降圧剤を用いると、血圧が極端に低下してしまってめまいや立ちくらみ、疲労感など不快な症状があらわれてしまうからです。

白衣高血圧は、高血圧によって起こる合併症が見られなければ、基本的には治療をしなくても問題がないと考えられています。
ですが、将来持続性高血圧となって心血管疾患が引き起こされる事例もあるので、経過観測は必要です。
一時的なものだと油断せずに、減塩など食生活のコントロールは行うことが望ましいでしょう。

また、どんな環境で高血圧になるのか把握しておくことも大切です。
そして、普段の生活で緊張感や不安やストレスを感じにくくする工夫をしていくようにしましょう。
自分ひとりで治すのがむずかしい場合は、軽めの抗不安薬やβ遮断薬を処方してもらうといいかもしれません。
また、自律訓練法など自然にリラックスできる方法を訓練することもおすすめです。

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