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原因の改善が、肩こり改善のカギになります。原因をまとめてみました。

公開日: : 最終更新日:2016/02/16 筋肉の病気 , ,

原因の改善が、肩こり改善のカギ

姿勢が原因の肩こり

肩こりの原因に、姿勢の悪さがあります。

そもそも肩のこらない良い姿勢とは、背筋が伸び、背骨が自然なS字カーブを描いている姿勢のことをいいます。

猫背で歩いたり、前かがみになって長時間仕事をしたりすると、首の筋肉が緊張することになります。

筋肉が緊張したり緩んだりすることによって循環する血液が、筋肉の緊張が続けば循環せずに滞り、乳酸などの老廃物が筋肉に蓄積して肩こりになってしまうのです。

次のような姿勢をとっている方は、肩こりの原因となる可能性があるので注意が必要です。

・前かがみでパソコン作業する
・前かがみで家事を行う・ハイヒールの靴を履くことが多い
・イスに浅く腰掛けて作業を行う
・あぐらをかいたり横座りをしたりする
・高すぎる枕など合わない寝具を使って寝ている
・寝転がってテレビを見る
・いつも同じ側の足を組んで座る
・いつも同じ側の手で荷物を持つ

このように体をゆがめる姿勢をし、さらにその姿勢を長時間続けると肩こりの原因になってしまいます。

体型が原因の肩こり

肩こりの原因となる体型としては、猫背、肥満型、痩せ型、なで肩があげられます。

猫背とは、頭が前に出て背中が丸まった姿勢です。

猫背の人の場合、頭の位置を支えようと肩や背中の筋肉が常に緊張しているため、血流が悪くなり、肩こりの原因となります。

肥満型の人は、脂肪によって腕の重みが増すことにより、肩への負担が増します。

また、肥満になると運動不足になりやすく、この運動不足が血流を悪くし、肩こりを引き起こします。

さらにお腹が突き出ることによる上半身を反るような体型も、自然なS字カーブを描く良い姿勢を崩し、その原因となります。

やせ型の人は、筋肉が貧弱なことが多く、重い頭を支えるために肩や首に負担がかかります。

筋肉が弱いために筋肉に少しの緊張が加わるだけで疲労しやすく、肩こりの原因となります。

なで肩とは、肩が下がった体型ですが、肩の傾斜が大きいために、腕を上げ下げするにも僧帽筋にかかる負担が大きくなります。

なで肩の人の多くは、頭や背中、腕を支える僧帽筋があまり発達していないため、僧帽筋に疲労が生じやすくなり、肩こりの原因となります。

さらに、なで肩の人は肩付近にある胸郭出口(鎖骨と第1肋骨の間)が狭くなっていることが多いため、肩を動かすと血管や神経が圧迫されて、首にしびれなどをおこしやすくなります(胸郭出口症候群)。

運動が原因の肩こり

肩こりは運動不足が原因で起こると思われがちですが、運動のし過ぎが原因で起こることもあるのです。

肩こりとは、首や肩の周囲の筋肉が緊張や疲労を起こして、血液がうっ血するために起こります。

筋肉は、適度の緊張と弛緩を繰り返すことで筋繊維の中を走っている血管を動かして、血液を取り込んだり送り出したりしています。

つまり、緊張して乳酸などの老廃物を絞り出し、弛緩して筋組織に酸素や栄養分を取り込んでいるのですが、この緊張と弛緩がうまくいかず緊張が続くと、筋肉の血流が悪くなりうっ血し、老廃物がたまって、これが肩こりの原因となります。

筋肉の緊張と弛緩を行わなければ、運動不足も運動のし過ぎも肩こりの原因となってしまうのです。

全身運動ではなく、特定の筋肉を長時間使いっぱなしにすると、筋肉は緊張が続くことになります。

運動のし過ぎが肩こりの原因とならないためには、運動前後にストレッチ体操を行うなど、筋肉を弛緩させる必要があります。

冷え性が原因の肩こり

冷え性も肩こりの原因になります。

冷え性はホルモンの変動とそれにともなう自律神経のバランスの乱れが原因であると考えられており、女性に冷え性の人が多いのは、周期的なホルモンの変動が多いためだと言われています。

冷え性の人は、夏でもクーラーにあたっていると、体温がどんどん奪われて血流が悪くなり、筋肉に血液が循環されにくくなると老廃物がたまって肩こりの原因になります。

特に首筋から肩、背中にかけて冷たい風が当たると、筋肉が硬くなり、症状が悪化してしまいます。

また、屋内と屋外など、場所によって温度の差が非常に激しい場合、外界の温度が変わるたびに、体は温度変化に対応しなければならず、そのために自律神経の働きが乱れてしまいがちです。

自律神経の乱れは血液の流れにも影響し、血流が停滞することによって肩こりの原因になります。

夏でも冬でも上着を脱ぎ着して温度変化に対して調節できるようにし、血流の促進を心がけなければなりません。

目の疲れが原因の肩こり

肩こりの原因に目の疲れがあります。

目の疲れの原因には読書やテレビゲーム、パソコンなどを長時間見続けることによる目の使い過ぎ、ドライアイ、メガネやコンタクトレンズの度数が目に合わない、ストレスなどがありますが、最も多いのは目の使い過ぎです。

デスクワークやパソコンの使用で近くのものを見続けると、目の中の焦点を調節する毛様体筋という筋肉が緊張したままになって弾力が失われ、見えにくくなります。

これを一生懸命見ようとすることによって筋肉が緊張し肩がこるのですが、そもそも目の神経と体の筋肉は密接に関係しており、目の神経が疲労すると、目や頭のまわりにある筋肉や首筋の筋肉が緊張し、血行不良になります。

そしてこの血行不良が肩こりの原因となるのです。

さらに目を酷使すると脳を疲れさせ、目の疲れによって自律神経を乱すこともあります。

自律神経が乱れ、交感神経が優位になると、これもまた血管を収縮させて血流を悪くし、肩こりの原因になるのです。

筋肉疲労が原因の肩こり

肩こりの原因で、一番多いのは筋肉疲労です。

筋肉疲労による肩こりは、筋肉の使いすぎで筋肉の細胞内のバランスが崩れ、筋繊維同士が圧迫しあって血液の循環が悪くなり、筋肉内に老廃物がたまるために生じます。

肩や首すじには、肩の動きに関係が深い僧帽筋、大菱形筋、小菱形筋、肩甲拳筋、三角筋、棘上筋棘下筋など、さまざまな筋肉が幾重にも重なっていますが、これらの筋肉、特に棘上筋には負荷がかかりやすく、筋肉に疲労がたまって肩こりが起こりやすくなります。

筋肉疲労は、運動のし過ぎでなる場合もありますし、慢性的に筋肉を使いすぎてなる場合もあります。

たとえば、デスクワークなど長時間同じ姿勢で、全身を使わずに同じ筋肉のみ使い続ける場合、その筋肉の血流が低下することで筋肉に老廃物が蓄積されて筋肉疲労となり、肩や首の神経を刺激し、それが肩こりの痛みとなってあらわれます。

つまり、体を動かしていても動かさなくても、全身の筋肉を使わず同じ筋肉のみを使い続ける場合、筋肉疲労が起こり、肩こりの原因となるのです。

下着が原因の肩こり

肩こりの原因に下着があげられますが、下着の中でも特にブラジャーはその原因となります。

バストは、ブラジャーのカップと肩紐で支えられていますが、カップがバストの形や大きさに合っていないときちんと支えられず、その重さが肩紐にかかり肩甲骨や鎖骨に伝えられます。

肩紐は締め方が強すぎると、肩甲骨や鎖骨を下へ押し下げる力にもなり、これがブラジャーを着けている間中続くため、筋肉は疲れて肩こりを起こします。

また、バストをカップできちんと押さえられないと、体の前側におもりを持っているのと同じ状態になり、上半身だけが猫背のような状態になって肩こりの原因となります。

さらに、胸を極端に締め付けていると、呼吸パターンが変化します。

息を吸うときに胸を下着で締め付けていると肩で息をするようになり、息を吸うたびに鎖骨や肩甲骨を持ち上げるため、筋肉は疲れて肩こりになってしまいます。

これらだけではなく、体を締めつけるきつい下着は、体の血管を圧迫して血液の循環を悪くし、肩こりの原因となるのです。

更年期障害が原因の肩こり

肩こりには更年期障害が原因のものもあります。

更年期とは、女性が閉経を迎える40歳後半から50歳前半頃の、ホルモンバランスに変化が訪れる時期を指します。

更年期に卵巣の働きが低下して卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が少なくなると、脳下垂体から卵胞ホルモンを分泌させるように卵胞刺激ホルモンが過剰に分泌されるようになります。

脳下垂体の上には視床下部という自律神経の司令部があるのですが、脳下垂体から過剰に卵胞刺激ホルモンが分泌されるようになると、視床下部も影響を受けて、自律神経の働きが不安定になってきます。

このように体温調節や血液循環をコントロールする自律神経の働きが乱れることによって、肩こり、頭痛、めまい、倦怠感、イライラ、のぼせ、動悸など様々な体の不調が表れる症状を更年期障害といいます。

卵胞刺激ホルモンの過剰な分泌が起こると、交感神経、副交感神経という2種類の自律神経のうち、体の機能の働きを強める交感神経の働きが強まります。

これにより血管や筋肉が収縮、血液循環がうまくいかなくなって、筋肉に老廃物がたまり、肩こりを起こすと考えられています。

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