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レントゲン(X線)検査の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


一般健康診断で受ける他、日常の診察の中でも行われることの多い検査ですので、いままで経験した人もたくさんいるでしょう。
一般的なX線は、造影剤を用いない単純X線(放射線)検査で、体に直接X線を透過させてフィルムに写す検査です。
一般健診では、胸部X線を取りますが、肺や筋肉などはX線を透過するため黒く写り、骨や腫瘍、炎症などは白く写ります。
心臓の血管、気管支、食道の様子などもわかるため、単純ですが意味のある検査です。腹部X線検査では、腸閉塞や尿路結石などの状態を調べるために用いられます。
その他、X線検査では骨折の有無や虫歯や歯並び・親知らずの様子もわかります。
整形外科では骨の疾患や異常(骨粗鬆症など)を見つけるためによく用いられます。歯科医院のほとんどにもX線の設備はあります。

費用は

レントゲン検査の費用は、「画像診断料」と言います。
撮影部位や撮影方法よって大きく異なります。
例えば、胸部の単純撮影で85点で、それにデジタル撮影料68点、電子管理画像加算57点を加算し、この合計が210点です。
1点が10円ですので、実費なら2100円になりますが、保険を使うと3割負担で630円です。
しかしながら、実際は、診察代(初診料、再診料、時間外加算)など、処置代などの合計額を窓口で払うことになりますので、3割の保険であれば1500円~3000円程度は必要になります。

所要時間は

胸部X線の場合は2~3分程度です。
骨・軟骨の撮影は、撮影部位や撮影箇所によって大きく異なりますが、多くは10分~30分ぐらいです。
腹部X線は10分~30分です。

検査の流れ

健康診断以外の診察では、まず診察を受けて、X線が必要かどうかが決められます。
あらかじめ検査をすることがわかっている場合は、ボタンや金属などのついていない薄手のシャツを着用して病院に行きましょう。
女性のブラジャーや留め具のついた下着は検査室内で脱ぐといいでしょう。
ネックレスやピアスなどのアクセサリーや湿布、エレキバンなどは外します。
頭部の検査の場合は、ヘアピンや補聴器、取り外しのできる入れ歯もはずします。
レントゲン室には検査用のガウンが用意されていますので、検査技師の指示に従って着替えます。
レントゲン撮影の間は動かないように指示されますが、痛みや熱などはありません。レントゲン撮影の後は、画像が電子カルテに転送される場合が多いですが、古い病院の場合はフィルムを使って診断することもあります。
撮影後、レントゲン室を退室したあとは再び診察を受け、医師に画像を診断してもらいます。

食事

造影剤を用いない検査は食事の制限はありません。

わかること

レントゲン検査では、撮影した部位の臓器や骨の状態を確認することができます。
例えば胸部X線検査では、正常な気管支や肺胞は空気で満ちているため黒く写りますが、病変はX線の透過が弱くなり白い影となって映し出されます。
医師は、そういった白い影の位置から病変が臓器の、どの部分にできているのかまで診断できます。
また、誤食誤飲などの場合ですと、胃や食道の異物がはっきりと白い影になって映るので、意識のない人や乳幼児の診断にも有効です。
歯科でのX線撮影の場合、表面に現れていない親知らずの様子などもわかります。

調べる場所・得意な場所

レントゲンが得意とするのは、骨折などの骨の病変です。
特に頭部や頚部(首)、四肢の骨折で有用性が高いとされています。
歯も骨と同じく硬い組織ですので、歯科でも頻繁に利用されます。
一般健診でおなじみの胸部X線では、肺がん、肺炎、結核、胸水、気胸をはじめとして、肺の病気の診断に利用されています。
腹部X線では、腸閉塞や腹水、胆石、尿路結石、ガスの様子を診断するのに使われます。
交通事故などでケガをした場合、骨に異常がないかを診断するために外傷の部分を撮影することもあります。
一方面からだと分かりにくい箇所は、向きを変えて複数回撮影します。

被爆量

胸部レントゲンによる被爆は、1回あたり、0.02~0.1mSv程度です。(ただし、撮影条件や診断法によって変動します)。
飛行機に乗ると宇宙からの放射線にさらされますが、国際線の場合、胸部レントゲン撮影をするのと同じぐらいの被爆量とされています。
胸部レントゲンの場合、通常の撮影による被爆では発ガンのリスクになることはほとんどないとされています。
ただし、このことを科学的に証明することは困難であり、世界各国の研究者の間でも意見が割れています。

リスク(被爆以外)

ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究によると、レントゲンを使った女性は、レントゲン未経験者の同年齢の女性にくらべて、ダウン症の赤ちゃんが生まれる確率が高くなるといわれています。
しかし、生殖器に対してもレントゲンの影響はほとんどないとする研究者もおり、妊婦の場合は、医学的なリスクよりも社会的な問題を優先して撮影しないことが多いようです。

レントゲン検査の注意事項

低線量の被爆であっても気になる人は、生殖腺プロテクターを用意してもらうことができます。
また、ボディピアスやボディインプラントの装飾などは外さなければならないので、レントゲン検査をすることがわかっている場合には、取り外して病院にいくほうがスムーズです。

レントゲン検査が出来ない方

刺青(タトゥーやアートメイク)があってもレントゲン検査は受けられます。
ただし、妊婦や妊娠の疑いのある人は、一般健診などではレントゲン検査行いません。
これは、現在のところ、レントゲン検査による被爆の影響が全くないとは言い切れないためです。

造影剤

骨折などを調べる一般的なレントゲン検査や、胸部X線撮影では造影剤は用いません。
バリウムを飲む場合は、胃部X線検査をする場合です。
また、静脈にヨード系造影剤を注射して、腎臓や膀胱の形状を検査する方法もあります。
これは、尿路結石や腎盂・尿管がん・膀胱がんの診断に用いられます。

お化粧や制汗剤などは?

基本的に撮影する部位は裸になり、アクセサリーや湿布、エレキバンなどは外さなければなりませんが、お化粧や制汗剤などに制限はありません。
胸部X線では、女性の長い髪はまとめて留めるように指示されることがあります。

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