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核医学検査の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 最終更新日:2016/06/21 検査・健康診断・人間ドッグ


核医学検査は、体内に投与した放射性医薬品が、臓器や組織に集まる様子を画像化して診断する検査です。
RI検査、アイソトープ検査とも呼ばれています。
病気の早期発見に欠かせない検査であり、病気の診断や予測、治療の効果などを判定するのに有効な情報を得ることができます。
CTやMRIは、制度の高い形態的な情報を得ることができます。
一方、核医学検査では、病気によって形態的な変化が現れる前の微妙な兆候を、血流や代謝などの機能変化から反映することができます。
核医学検査には、SPECT検査とPET検査があります。
SPECT検査では、1方面の放射線を放出する薬品を用いますが、PET検査では2方面の放射線を同時に出す放射性医薬品を用いることで、より進んだ情報を得ることができます。
一方、血液や尿の中の微量な物質の測定にも核医学検査は利用されます。
採取した血液や尿に放射性薬品を入れて反応をみますので、検査を受ける人は放射線を受けることはありません。

費用は

骨の検査では、保険適用で3割負担の人で16000円程度です。
脳血流検査では3割負担で20000円程度です。検査の内容や使用する薬剤よって異なります。

所要時間は

SPECT検査でも、PET検査でも、ほとんどの場合が20分~30分です。

流れ

検査に用いる放射性医薬品の有効期限は極めて短いため、検査予定日の朝に病院に届いた薬を、その日のうちに使わなければなりません。
したがって、多くの場合が予約をとって検査を行うことになります。
検査は、まず静脈に注射し、(もしくは服用したり、ガスを吸入することもあります)、目的の部分に薬が集まるまで待ちます。
場合によっては、1~3時間待つこともあります。
検査室に入ると、専用の寝台に横になり、撮影が開始されます。
待ち時間を含めて2~3時間で終了する場合が多いですが、注射をして1日~3日間空けて再び撮影することもあります。
核医学の専門医の診断が必要になりますので、検査の結果の説明が後日になる場合もあります。

食事

検査の前は絶食します。
PET検査の場合は、5時間以上の絶食が必要ですが、甘みのない水やお茶であれば水分の摂取には制限はありません。
普段から服薬している人は、服薬できない場合がありますので、医師に確認してください。
検査のあとの食事は可能です。
体内に入った放射性医薬品は尿とともに排出されますので、多めの水分の摂取をすすめられる場合があります。

わかること

核医学検査で診断された画像(シンチグラム)からは、体内の臓器の位置・形状・サイズの情報が得られます。
この中で重要なのは、臓器の血流と機能(働き)についての情報です。
腫瘍や炎症の様子を調べることもできます。
例えば心臓の核医学検査では、冠動脈疾患があるかどうか、その重症度はどの程度か、治療の効果はどれぐらいあるか、などの診断に利用されます。
脳の血流分布を映像化する脳血流SPECT検査では、認知症やてんかんの人にも適応される機会が増えてきています。
腎動態シンチグラフィ(レノグラム検査)では、ほかの検査では困難な左右の腎臓の働きを別々にはかることができます。
骨の核医学検査では、X線検査では困難なスポーツ選手の疲労骨折や骨粗しょう症に伴う骨折の診断にも役立っています。

調べる場所・得意な場所

核医学検査は、全部で30種類ほどあります。
心臓、脳、肺、腎臓などの臓器のほか、骨や甲状腺の核医学検査もあります。
腫瘍や炎症に集まる性質の薬品を使い、がんの診断に役立つ情報を得ることもできます。

被爆量

核医学検査では、放射性医薬品を体内に入れますので、放射線の被爆は避けられません。
しかしながら、使用する放射性物質は、放射能の減衰する速度が速いもの(半減期が短いもの)で、投与される量は微量です。
核医学検査1回あたりの被爆量は、0.2~8mSvですので、多くてもCT検査と同程度です。

リスク(被爆以外)

投与される薬品に、ごく稀に過敏な反応を示す人がいます。
10万件あたり2.1~2.5件程度ですが、発疹、吐き気、皮膚が赤くなる、顔面紅潮などです。

注意事項

ガリウムという薬を用いて腫瘍や炎症を検査する場合は、検査前夜に下剤を飲んだり、浣腸が必要な場合があります。
ただし、腸をキレイにして画像を見やすくするためですので、食事はいつも通りのもので大丈夫です。
核医学検査を受けた場合は、本人以外にも周りの人も放射線を受けることに注意が必要です。
多く見積もっても、自然な放射線の1/10程度ですが、授乳中の女性が検査を受けた場合は、当日の授乳は避けたほうがいいでしょう。
その場合でも、長くても数日の授乳制限で済みます。

出来ない方

妊娠している人、妊娠の疑いのある人は基本的に検査できません。
しかしながら、男性でも女性でも、核医学検査が原因で子どもができなくなることはありません。

造影剤

核医学検査で使用する薬は、CTやX線の診断に用いる造影剤と異なった仕組みで働きます。
造影剤でアレルギーがでた人でも検査できます。
また、服薬する場合もカプセルを飲むだけですので、バリウムのように飲みにくいこともありません。

お化粧や制汗剤などは?

核医学検査では、基本的にはお化粧や制汗剤などの制限はありません。

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