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マンモグラフィーの費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


乳がんの早期発見のため、乳房を圧迫してX線で撮影する検査です。
乳がんは40代になると非常に増えてくるがんですので、30歳ぐらいからマンモグラフィーを受ける重要性が増してくることになります。
最近では、超音波と組み合わせた検査や、PET検査の技術を用いるPEMという手法もアメリカなどで普及しはじめています。
なお、日本では数箇所の病院で導入されています。
マンモグラフィーは、上半身裸で装置の前に立ち、乳房を装置の撮影台にのせます。
装置には圧迫板と呼ばれるプラスチック製の板があり、これで乳房を強く撮影台に押さえつけて撮影します。
4~5cmの厚みにまで乳房を圧迫して撮影します。
通常は、左右それぞれ方向をかえて2枚ずつ、計4枚撮影します。独特の、微妙な画像の診断が必要になるため、とくに訓練を受けた医師でないと正確に診断することは難しいです。
撮影する技師にも技量が求められます。
日本では、NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構が一元的にこうした医師や技師への教育や、公的な基準策定などを行っています。
一般に、乳腺外来のあるクリニックなどで受けることができますが、マンモグラフィーを搭載した検診車もあります。

費用は

住民検診の場合は、無料~3000円程度です。
ただし、40歳以上を対象とすることが多いです。
職場検診を利用すると、費用の一部を補助してくれます。
社員の妻対象の健康診断である主婦検診も同様ですが、対象年齢が健康保険組合または事業所によって異なります。
自分で施設や検診内容を自由に選んで受診する個人検診は、健康保険が使えないため、全額自己負担になります。
施設によって金額はことなりますが、マンモグラフィーでは5000円程度、超音波検査では3500円程度、両方受診した場合は10000円前後になります。
しこりなどの自覚症状がある人が、医療機関に行き受診した場合は保険が適用になります。

所要時間は

1枚の撮影あたり、10秒程度の圧迫を行い、4枚全て撮影するのに、5~10分程度で済みます。
そのあと、フィルムを確認します。
着替えから終了まで20分程度です。

流れ

検査室に入ると、上半身裸になり、装置の前に立ちます。
放射線技師が片方ずつ乳房を引っ張り、圧迫板で挟みます。1
0秒程度圧迫を行い、斜めと横2枚ずつ撮影します。両方の乳房を撮影するのに、全部で10分程度で終わります。
圧迫板で挟まれているあいだ10秒間は圧迫されているため痛みを感じます。
「マンモグラフィーは痛い」というのは、この板で挟まれているあいだの痛みです。一般に乳房が小さい場合には、撮影のための引っ張る力が強くなるので、より強い痛みを感じる傾向があります。
しかしながら、「女性化乳房」といって、男性でも撮影することがあるぐらいですので、乳房の小さい「貧乳」の人でも撮影できます。

食事

マンモグラフィーには食事制限はありません。

わかること

マンモグラフィーは、乳がんの初期症状のひとつである石灰化を写し出すことができます。
乳房が大きくて深部まで超音波が届かない人や、閉経後で乳腺が萎縮し、その代わりに乳房に脂肪がついている人はマンモグラフィーの効果が高いです。
マンモグラフィーは過去に撮影した写真と比較ができるため、検診に有効です。乳がんのほか、乳房にできる病気をほとんど見つけることができ、しこりとして触れないごく初期の乳がんも発見できます。

調べる場所・得意な場所

乳房の検査に用いられます。

被爆量

マンモグラフィーはX線検査なので、放射線の被曝がありますが、乳房だけの部分的なものでほかには影響がありません。
一回の被曝で0.05~0.15mSVの被曝であり、東京からニューヨークまで飛行機で行く場合に受ける放射線(宇宙線)の量と同じぐらいで、被曝よりも早期発見のリスクの高い検査です。

リスク(被爆以外)

乳房を圧迫されるときに痛みを伴います。
痛みは我慢できる程度ですが、皮膚や乳房に炎症や外傷があり、痛みが強い場合は撮影を中止することがあります。

注意事項

圧迫板は必要以上に力がかからないようにできていますが、撮影中強い痛みなどで耐えられない場合はすぐに放射線技師に申し出てください。
乳房が張る生理前は、検査を避けたほうがよいでしょう。
撮影の前に問診がありますので、以前に受けた手術や傷痕、イボ、ほくろ、また自分で気づいたしこりなどがあれば問診票に記入し、撮影技師にも伝えてください。撮影と診断の際に非常に役立ちます。
授乳中の人の検査はできるのですが、異常を映し出すのが難しい場合があります。
乳がんは、外科(乳腺外来など)で検診・診察を行う場合が多いですが、病院によっては婦人科や放射線科の場合もあります。
乳腺の専門医・認定医がいるかどうか、受診前に問い合わせてください。

マンモグラフィーが出来ない方

X線を用いる検査ですので、妊娠しているまたは妊娠の疑いのある人は検査できません。
放射線被曝避けたい妊娠中の人や若年の人、乳房の圧迫に絶えられない人、強い乳腺炎などで良好な撮影ができない人、頻繁に検査をする必要のある人には超音波検査が適しています。

造影剤

マンモグラフィーでは造影剤を用いません。
事前に服用する薬などもありません。

お化粧や制汗剤などは?

撮影の範囲は、乳房から脇の下を含めた部分になりますので、制汗剤やパウダーはよく拭き取って検査します。
制汗剤やパウダーは、乳がんのサインである石灰化に非常に似た写りかたをするためです。
髪の毛の長い人は束ねておく必要があります。

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