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肝炎の急性・慢性・劇症・ウイルス性などのタイプの特徴

公開日: : 最終更新日:2017/05/25 肝臓の病気

肝炎とは

肝炎とは、肝臓に炎症ができ、細胞を破壊してしまっている疾患の総称です。
体の弱い方、免疫力が低下している方、高齢の方がかかりやすい傾向にあります。
肝炎は発症の具合により、突然的に発症する一過性の急性肝炎、半年以上も症状が続いてしまう慢性肝炎、死に至る可能性が高い劇症肝炎の3つに分けることができます。
基本的な症状は、炎症によって引き起こされる発熱、黄疸、全身の倦怠感などがあります。
どんな肝炎であれ症状は似ているのですが、発症の原因は様々で、以下のような4つに分類することができます。
[ウイルス性肝炎]肝炎ウイルスが原因で発症する肝炎です。
ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型、G型といった種類があげられます。
特に日本人に多いのがA型、B型、C型の3種類によるウイルス性肝炎です。
[薬剤性肝炎]服用した薬剤が原因となって引き起こされてしまう肝炎です。
薬剤性肝炎は、中毒性とアレルギー性の2種類分けることができます。
中毒性は、薬自体の毒性により肝炎を引き起こし、アレルギー性は、薬のアレルギー反応による過剰免疫反応によって肝炎となってしまいます。
[アルコール性肝炎]その名の通り、大量にお酒を飲み続けた結果、引き起こされてしまう肝炎です。
アルコール性肝炎は、お酒に縁がない人には何ら問題はありませんが、お酒好きの方の場合は最も注意すべき発祥原因いえます。
[自己免疫性肝炎]体内の免疫機構が何らかの原因で異常を発生してしまい、炎症があらわれてしまうのが、自己免疫性肝炎です。
女性に多く見られるのが特徴です。

急性肝炎とは

急性肝炎とは、おもにウイルス、薬物、アルコールなどが原因となり、肝臓に炎症を起こしてしまう病気です。
アルコールや薬物による場合は予防が可能ですが、ウイルス感染となると予期せず突然症状があらわれてしまいます。
急性肝炎の症状は、ウイルス等自体が破壊作用を起こしているわけではありません。
肝臓内で増殖する肝炎ウイルスに対して、体内は免疫反応を起こして攻撃をしかけます。
この作用によって炎症を引き起こし、発熱、食欲不振、全身の倦怠感といった症状を発生してしまうのです。
症状のうち、黄疸や、褐色尿があらわれた場合は、直ちに入院が必要とされています。
ウイルス感染による急性肝炎の症状は、数週間から数ヶ月の潜伏期間の末に発症しますが、入院し、適切な治療を受けて安静にすることによって数ヶ月で症状をおさめることができます。
原因となるウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型、G型といった種類があげられますが、日本人に特に多いのがA型、B型、C型の3種類のウイルスによるものです。
原因ウイルス別に、急性A型肝炎、急性B型肝炎、急性C型肝炎と呼ばれており、それぞれの症状特徴や危険性は異なります。
日本における急性肝炎の年間患者数は、約30万人以上にもなります。
ウイルス別の内訳はA型、B型、C型が主体であり、その他のウイルスが原因となるケースは非常に稀だといわれています。

慢性肝炎とは

慢性肝炎とは、急性肝炎が治ることなく半年以上も症状が続いてしまった状態をいいます。
さらに状態が悪化すると、肝硬変へと移行してしまう危険性もあります。
原因は急性肝炎と同じく、ウイルス、薬物、アルコールなどがあげられます。
その中でも現在、日本において最も慢性肝炎の原因として多くあげられているのは、B型とC型によるウイルス性肝炎です。
慢性肝炎は急性肝炎と比べて、自覚症状がほとんどなく、症状が軽いのが特徴的です。
慢性肝炎が発見されるケースは、大半が健診により偶然発見されたという場合が多いです。
そのため、定期健診を全く受けていない方は、気がつかないうちに症状が悪化してしまい、肝硬変、肝臓がんなどと診断されてしまうこともあります。
「自分は健康に気を配っているから大丈夫」という安心感は、ウイルス感染が存在する以上通用しません。
無症状である慢性肝炎を早期発見し治療するためにも、月1回は定期的に血液検査によって肝機能を調べてもらう必要があります。
慢性肝炎の治療は、肝機能が安定している場合は特別な処置を必要とすることはありません。
ただし、肝硬変に進行する可能性が高い場合には、それに応じた治療を受ける必要性もでてきてしまいます。

劇症肝炎とは

発熱、食欲不振、全身の倦怠感といった急性肝炎の症状から8週間以内に肝性脳症があらわれ、血液中凝固因子に低下が見られる場合、劇症肝炎と診断されます。
これは非常に重症な肝炎であり、肝細胞の増殖が阻害されることから適切な治療を受けなければ死に至る可能性もあります。
おもに症状を発見してから肝性脳症があらわれるまでの期間が10日以内の急性型と、それ以降にあらわれる亜急性型に分類することができます。
発症後の経過は亜急性型のほうが圧倒的に予後が悪いとされています。
原因は急性肝炎と同じくウイルスや楽物などです。
自己免疫性によってひきおこされることもまれにあります。
特に肺炎ウイルスによるものが多いとされ、日本ではB型肝炎ウイルス感染者にあらわれやすいです。
劇症肝炎では、腎臓、肺、心臓、消化器の臓器異常、血液凝固異常、出血など全身にわたってさまざまな症状があらわれます。
また、あらゆる合併症を引き起こしやすく、肝臓病の中でも特に死亡率が高い病とされています。
そのため、治療は早期に行なう必要があります。
治療には人工肝補助を用い、体内にたまった中毒性物質の除去、不足してしまっている凝固因子などを補充し、肝性脳症の改善と肝細胞が再生を図ります。
同時に合併症を防いだり、原因ウイルスに対する抗ウイルス療法も行われます。

※劇症肝炎を詳しく説明劇症肝炎を詳細に:原因,症状,検査,治療など

ウイルス性肝炎とは

ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスに感染してしまったことで、肝臓の異常をきたしてしまう病気です。
正常な肝臓は高い再生力を持つ強い臓器なのですが、ウイルス感染によりその力は失われ、肝硬変や肝臓がんといった危険な病気に進行してしまいます。
肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型、G型といった種類があげられます。
特に日本人に多いのがA型、B型、C型の3種類によるウイルス性肝炎です。
肝炎ウイルスは血液を介して感染してしまいます。
例えば、血液を輸血した場合、注射器の共用、傷口への他人の血の混入といったものがあげられます。
また、B型肝炎ウイルスの場合、感染者との性交渉、感染している母親からの遺伝といったケースもあります。
ウイルス性肝炎を防ぐためには、第一に感染予防に努めることです。
他人の血が付着していると思われるものに容易に触れないようにし、不明瞭の相手と性交渉をしないことです。
特に海外旅行などの遠出をする場合は注意が必要です。
感染しているかどうかは、血液検査によって調べることができます。
血液採取は簡単に行なうことができ、数週間後には結果を知ることができます。
他人の血に触れたり、性交渉で不安を覚えた方は、一度検査を受けてみることをおすすめします。
感染してしまった場合は、免疫系・炎症の調節に作用するインターフェロンを注射するインターフェロン療法といった抗ウイルス療法、肝細胞が壊れる速度を遅くらせて慢性肝炎から肝硬変への進展を抑える肝庇護療法といった方法で治療を行ないます。

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