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ウエストナイル熱の原因・症状・感染経路・治療・予防・検査など

公開日: : 最終更新日:2016/04/12 感染症, 人獣共通感染症


蚊を媒介にしてウイルスに感染することによって起こる、インフルエンザのような症状の出る感染症です。
ヒトのほか、トリやウマにも感染します。
アフリカ、西アジア、中東、ヨーロッパ、北米で確認されています。
2005年には、アメリカ全土で3000人以上の感染が確認されています。
2015年現在まで、日本での流行はありません。

ウエストナイル熱の原因

日本脳炎に近い種類のウイルスが原因です。
通常は、トリ(カラス・スズメなど)と蚊の間でサイクルができていますが、ウイルスを持った蚊に刺されることによって人間にも感染します。

ウエストナイル熱の症状

80%程度の人は感染しても無症状です。
発症した場合は、発熱、筋肉痛、頭痛、発疹などの、インフルエンザのような症状が出ます。
感染した人の1%は重篤な症状が出て、激しい頭痛、意識障害、筋力低下などがあらわれます。
この状態をウエストナイル脳炎といいます。
重篤なケースになる患者の大部分が高齢者だと言われています。

ウエストナイル熱の感染経路

蚊とトリの間にある感染サイクルによって成り立っていますが、ウイルスを持った蚊が媒介になってヒトにも感染します。
ヒトからヒトへの直接感染はありません。
臓器移植・輸血や母乳による感染の可能性はありますが、確定していません。

ウエストナイル熱の予防

蚊に刺されないことが予防の基本となります。
露出している皮膚への虫よけ剤の塗布、なるべく長袖や長ズボンを着用する、網戸を使用するなどが対策になります。
蚊は、古いタイヤや空き缶などのわずかな水たまりにも卵を産んで繁殖するので、こういったところを片付けることも重要です。

ウエストナイル熱の治療

特効薬はなく、対症療法による治療が中心になります。
ウエストナイル熱は、一週間程度で回復する場合がほとんですが、ワクチンはありません。

ウエストナイル熱の検査

血清検査や髄液検査がありますが、精度は高くありません。

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