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肩関節唇損傷を詳しく:原因,症状,診断,治療,手術,リハビリ

公開日: : 最終更新日:2015/08/08 骨・関節の病気


関節唇は「かんせつしん」と読み、肩の受け皿としての役目をもつ肩甲骨関節窩の輪郭の周囲を取り巻くように覆った繊維状の組織のことを言います。
関節唇は膝にある半月板のような役割を担っており、上方関節唇、前方関節唇、後方関節唇、下方関節唇などの部位で構成されています。
上部の関節唇には、上腕二頭筋長頭筋腱と呼ばれる肩の安定性を高めるための腱がついています。
前方、後方、下方の関節唇には関節包靭帯と呼ばれる肩関節が前後のずれを少なくするためについています。
つまり、関節唇は肩関節の安定性を高めて、前後や上下にぶれないように支えるという役割を担っていると言えます。
関節唇は車止めに例えられるように、骨頭が脱臼するのを防ぐ働きもあります。

通常は、関節唇は骨にきちんと付着した状態となっています。
しかし、肩を酷使する、あるいは肩に怪我をすることではがれたり損傷を受けたりすることがあります。
関節唇は本来は関節の動きを助ける働きがありますが、損傷によってかえって動きを阻害する要因になってしまうこともあるのです。
こういった状態を「肩関節唇損傷」と言います。

肩関節唇損傷は野球をする人に起こりやすい症状で、何度も投球することで関節への負担が増大し、関節にずれが生じます。
この過程が繰り返されることで、関節が少しずつゆるんでいき、関節唇に負荷がかかることで損傷が起こるのです。
そのため、肩関節唇損傷は原因ではなく、結果であるという考え方もできるでしょう。
亜脱臼などの外傷によって引き起こされることもあり、理学療法が試される場合もあれば手術によって改善を目指す場合もあります。
1度はがれてしまった関節唇は自然に元通りになることはないため、すみやかに医師の診療を受けることが大切となります。
また、関節唇への負担を避けるためにも、体の筋肉バランスを見直す、野球の場合は投球フォームを改善するなどして、予防につとめることも重要だと言えるでしょう。

肩関節唇損傷の症状

肩関節唇損傷になると、肩関節の可動域が狭まると言われています。
関節は通常であればスムーズに滞りなく動きます。
しかし、損傷を受けることでつかえるような引っかかるような感覚が起き、関節がうまく動かなくなってしまいます。
また、強い痛みも感じるようなるため、日常生活への影響も決して小さくありません。

肩関節唇損傷は野球をしている人がなりやすいと言われていますが、投球動作にも影響が及ぼされます。
投球動作では振りかぶってから腕が後ろの方向にねじられる際に、症状があらわれやすいとされています。
体の奥深くから生じたような痛みで、その場で動けなくなることもあります。
その影響で、遠投がむずかしくなる、あるいは速球が投げられなくなるといったことが起こります。

関節唇は骨を支える働きをしていますが、損傷を受けると安定性を維持するのがむずかしくなります。
そのため、脱臼が起こりそうな不安定な感覚を自覚する人もいるようです。
就寝時に強い痛みを感じるといった症状が見られることもあります。

状態が悪化すると、痛みを伴うクリック音、あるいはゴツンというような鈍い音を感じるようになることがあります。
この段階となると関節の可動域はかなり狭まり、肩に引っかかるような感覚を頻繁に感じるようになります。

前方関節唇は肩の脱臼や亜脱臼が生じたときに、損傷を受けます。
そういった場合は強い前方不安定性が残るため、特に早めの処置が必要となります。

以前は肩関節唇損傷は治療が非常にむずかしい損傷だと言われてきました。
しかし、現在では治療法が確立しているとともに、技術も進歩しているので適切な治療を行えば日常生活に支障がでない程度に回復する可能性は十分あります。
肩関節唇損傷は放置していると悪化する恐れがあるので、損傷を受けたら適切な治療を開始することが急務と言えます。
たいしたことはないと軽視せずに、できるだけ早く医療機関で適切な処置を受けるようにしましょう。

肩関節唇損傷の原因

肩関節は肩甲骨と上腕骨に接続しており、密接な関係性にあると言えます。
肩甲骨に対する上腕骨の動きが限界を超えたとき、関節唇は引っ張られて変形を起こします。
特に後方への無理な動きや、過度なねじれによって変形は顕著となります。
そして、断裂などの損傷が起こってしまうのです。
野球の投球やテニスのストロークなどによって起こる肩関節唇損傷の多くは、これに該当すると言えるでしょう。

また、一瞬で強い力が加わった場合にも、肩関節唇損傷が生じることがあります。
走っていて転んでしまったケース、ラグビーのタックルを受けたケースなどで、こういったことは起こります。
肩の脱臼によって損傷が生じる場合は、関節心の前下方に起こることがほとんどです。

スポーツのなかでは野球がとくに肩関節唇損傷が起こりやすいと言われています。
スライディングをしたときの肩のねじり、ダイビングキャッチによる肩の打撲、無理のある投球などによって肩関節唇損傷は発生します。
野球で断裂が生じる部位は肩の上方、前方、後方といろいろありますが、とくに上方が多いとされています。
投球した際に起こる肩関節唇損傷では、関節唇上部にくっついている上腕二頭筋長頭腱が引っ張られる、あるいは肩関節にねじれによる負荷が加わることで関節唇に損傷や剥離が生じます。
ねじれによる負荷がかかる場合、1度の負荷によって損傷が起こることは少なく、繰り返しの動作によって少しずつ損傷が起こることが多いでしょう。
上方の関節唇が剥離した場合、「スラップ病変」と呼ばれることもあります。
スラップ病変では野球でボールを投げたとき、バレーボールでスパイクを打ったときなどに肩の深部に痛みを感じ、自覚するという人が多いようです。
過度な投球、悪い投球フォームによる負荷の集中などによっても、肩関節唇損傷が引き起こされることがあります。
また、腕を引っ張られる、転んだときにとっさに手をついた場合なども起こりやすいので注意が必要です。

肩関節唇損傷の診断

肩関節に痛みがある場合、整形外科で診断を受けるのが一般的です。
痛みのほかに、腕を動かした際のひっかかりのような感覚がある場合は、肩関節唇損傷の可能性が疑われます。
こういったことは問診で聞かれることが多いので、気になる症状を正確に医師に伝えるようにしましょう。
視診や触診によって、動作時の違和感や痛みなどがあるかどうかも確かめられます。

事前の問診などによって肩関節唇損傷の可能性があると判断すると、続いて画像検査が行われます。
肩関節はほかの関節と比べて所見での診断がむずかしいとされています。
そのため、画像検査は損傷の特定に欠かせないと言われており、必ずといっていいほど行われます。

画像検査によって関節唇の損傷の有無、程度、正確な場所などを把握していきます。
関節唇は軟骨の一種であるため、通常はレントゲン撮影では写ることがありません。
そこで利用されるのが、MRI検査です。
MRIは磁気を用いて人体の断面初診を撮影する医療機器です。
被爆することなく、患部の様子を詳細に調べることができるので、精度の高い診断をすることができます。
MRI検査では、肩関節唇に断裂が起きているかどうかを確認することができます。

肩関節唇損傷が起こっている人の多くは、腱板損傷を合併しています。
腱板損傷は肩の奥のほうにある肩腱板という組織に生じた損傷のことで、40代以上の男性に起こりやすいと言われています。
なんらかの外傷によって生じることはもちろん、日常生活の動作によって損傷するケースも目立ちます。
この場合もMRI検査であれば状態を確認することができるので、その後の治療に役立ちます。

肩関節唇損傷の診断は簡単ではありませんが、診察やMRIなどの画像診断でほぼ確実に診断することができます。
しかし、場合によっては画像検査などで状態が把握することができず、内視鏡を用いた検査が必要になることもあります。
人によっては明確な症状が出ないこともあり、より診断がむずかしい場合もあります。

肩関節唇損傷の理学療法1

関節唇損傷が起こって痛みが強い場合は、とにかく安静にしておくことが重要だと言われています。
無理をすると損傷の状態が悪化したり、痛みが強くなったりすることが多いので、動き回らずにしっかり安静にしておくことが大切です。
安静にすることで1度断裂してしまった関節唇が自然治癒することはありませんが、痛みは軽減するでしょう。

肩関節唇損傷が生じた人の多くは、肩関節以外にも問題を抱えていると言われています。
体のほかの部位をうまく使えていないことで、肩関節に過度に負担がかかってしまうことが肩関節唇損傷が起こる一因と考えられます。
そのため、股関節や体幹、肩甲帯などの動きを見直して、必要であれば改善をすることが大切となります。
野球などのスポーツに取り組んでいる人で肩関節唇損傷が起こった場合は、投球フォームの見直しなども行います。
投球フォームを検証して肩に過度に負担がかかっているようなら、負担がかからない投球フォームに矯正していきます。
ほかの部位の筋肉が弱まっていて肩関節周辺に負担がかかっているようなら、ほかの部位の筋肉を強化していきます。

インナーマッスルエクササイズや肩甲骨まわりの筋力訓練も重要視されています。
人間の腕はかなりの重量があり、加えて肩関節は可動域を確保するため自由度が高くなっているため必然的に不安定な形状をしています。
そのため、もともと損傷を受けやすく、特にスポーツをする人はその危険性が高いと言えます。
肩の奥深くは不安定な形状の肩関節を支えるために、筋肉が幾重にも渡って重なり合っています。
この深い場所にある筋肉、つまりインナーマッスルを鍛えることで、肩関節の安定性を高めることができるのです。
肩関節唇損傷の改善のためには、このインナーマッスルを中心とした筋肉強化が効果的だと言えます。
また、スポーツ中の怪我や日常生活での肩関節への負担を回避するためにも、筋肉を鍛えることは大切だと言えるでしょう。

肩関節唇損傷の理学療法2

肩関節唇損傷の改善のためには、関節を支える筋肉を鍛えることが重要です。
上腕骨頭を肩関節内部に安定させることは、肩関節唇損傷の改善や予防につながります。
特に野球の投球のような円を描くような腕の動きの場合、肩関節が安定していなければ一部分に負荷が集中しやすくなって怪我のもととなってしまいます。

肩関節から上腕の上部分を覆う筋肉を「三角筋」と言い、この筋肉は腕を挙げる動作に欠かせません。
三角筋は腕を水平方向に挙げる際に、上腕骨頭を始点として少しずつずれるように関節窩内に入り込んでいきます。
この三角筋と広背筋、大胸筋、僧帽筋はアウターマッスルに分類されます。
アウターマッスルは体の外側部分にある筋肉で、大きな動きを担う筋群であり強力な筋力の発生源となります。

一方のインナーマッスルに分類される筋肉は、体の奥深くにある小さな筋肉のことを言います。
面積が非常に小さいため、筋出力もごくわずかだと言われています。
しかし、関節の安定性を高めるためには欠かすことのできない筋肉で、アウターマッスルの動きをサポートするという重要な役割を持っています。

たとえば、野球の投球時には腕が前に向かってぐいっと投げ出されるような動きをともないます。
腕そのものがかなりの重さで、しかもスピーディに腕が振られるため、この瞬間に関節周辺にかかる負荷は非常に大きいと言えます。
このときにインナーマッスルの筋力が弱く、関節にきちんと働きかけなければ、前へと飛び出していく腕をしっかり支えることは不可能でしょう。
投球することが多ければ多いほど、当然ながら関節への負担は大きくなり、関節唇やその周辺の筋肉は損傷を受けていきます。
インナーマッスルに対してアウターマッスルの筋力が強ければ、この損傷の危険性は高まります。
そのため、どちらの筋肉も均等に鍛えておく必要があるのです。
しかし、多くの人がこのバランスを欠いているため、肩関節唇損傷などの傷害が発生しやすくなっています。

肩関節唇損傷の理学療法3

インナーマッスルを鍛えることは肩関節唇損傷の改善や予防に非常によい影響を及ぼします。
肩関節唇損傷以外にもさまざまな怪我や損傷の予防にもつながるので、意識的にインナーマッスルを強化することが大切です。
インナーマッスルは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋などの小さな筋肉を指します。
これらを意識的鍛えることで、肩関節唇損傷をはじめとした関節の損傷を予防・改善していくようにしましょう。

インナーマッスルを鍛えたほうがいいといっても、アウターマッスルの強化をおろそかにしていいというわけではありません。
なんらかのスポーツをしている人の場合、スポーツの熟練度が上がれば上がるほど、求められる技術も高くなります。
そのため、大きな筋力の元となるアウターマッスルを強化することは必要となります。

トレーニングという観点から見ると、以前はインナーマッスルはアウターマッスルに比べてあまり重要視されることがありませんでした。
アウターマッスルはトレーニングを続けることで大きく変化するとともに、力がついたことを自覚しやすいという側面があります。
一方のインナーマッスルは強化している筋肉に意識を向けづらく、トレーニングの成果が自覚しにくいために避けられる傾向にあると言われています。
地道なトレーニングと根気強さが求められるため、どうしても避けられがちということはあるのでしょう。

プロの野球のピッチャーなどはトレーニングの一環として、ダンベルやチューブを用いてインナーマッスルを強化していることはよく知られています。
インナーマッスルを鍛えることは、スポーツコンディショニングの世界では常識となっていると言えるでしょう。
病態や時期によってはほかのトレーニングよりも、肩関節唇損傷の予防や改善に効果を発揮することも少なくないため、トレーニングを取り入れてみるといいでしょう。
トレーニングを地道に行うことで、スポーツへの復帰も実現しやすくなるはずです。
理学療法士などのサポートを受けつつ、根気強く続けて行くことが大切です。

肩関節唇損傷の理学療法4

肩関節唇損傷の多くは、トレーニングを中心とした理学療法で改善されると言われています。
関節唇そのものは自然治癒がむずかしい組織なので、完全に治すには手術をする必要があります。
しかし痛みをなくして、日常生活やスポーツをするのに問題がない程度にまで回復させるのなら、必ずしも手術は必要とされないのです。
肩関節唇損傷はただただ安静にしていれば症状が改善するということはありませんし、時間の経過とともに自然治癒するということもほとんどありません。
トレーニングに取り組んだり、肩の状態を良くするための工夫をしたりすることが必要となります。

肩関節唇損傷の改善にはインナーマッスルの強化が大切だと言われていますが、緊張状態となっている筋肉をゆるめることも大切となります。
トレーナーや理学療法士の指導を受けて、筋肉をゆるめるためのストレッチも同時に行うといいでしょう。
肩関節唇損傷の場合、インナーマッスルのなかでも特に小円筋と棘下筋が硬くこわばっている傾向にあります。
その筋肉を中心に、ストレッチで体のこわばりをとるようにしましょう。

また、野球をしている人の場合は、肩甲骨の動きを高めるととにも、体幹機能や股関節を強化して投球フォームを矯正することも大切となります。
肩が中心に安定して滞りなく動くためには、関節を支える袋や筋腱が動きにともなって伸びる必要があります。
投球のあとは特にこの場所がこわばっているので、しっかりクールダウンとストレッチをしてこわばりを取るようにしましょう。
こわばりを残したままにして翌日に投球をすると肩の動きが不安定になり、損傷や怪我が起こりやすくなるので十分に注意します。
肩関節は自由度が高く、さまざまな方向に動かすことができます。
ストレッチをするときはいろいろな角度に伸ばしたり曲げたりして、まんべんなく行うことが大切です。
とくにこわばりや硬さを感じるところは、丁寧に行うようにしましょう。

肩関節唇損傷の理学療法5

野球をしている人は、通常よりも肩関節唇損傷が引き起こされやすいと言われています。
投球の際に肩関節唇損傷が起こった場合は、投球フォームを見直したほうがいいでしょう。
投球フォームに問題があると、肩関節に負荷が集中してしまって肩関節唇損傷が生じるということがあるからです。

投球フォームを見直す際に、注目したいのが肩甲骨の動きです。
右腕を挙げるときに肩甲骨は時計回りにくるりと回ります。
肩関節の受け皿部分は肩甲骨に含まれるので、回転することで受け皿は下に回り込んで腕を支えます。
しかし、この回転がスムーズにいかないと、肩の安定性を欠くことになり、丸みを帯びた骨部分が受け皿から外れるような動きをします。
また、肩甲骨は肩峰という肩の屋根とも言える部分に連結しているため、回転が不十分だとインナーマッスルや腕の骨が肩峰にぶつかってしまうという事態となってしまいます。
そういったことがつづくと、痛みが出やすくなるので、それを防ぐためにも肩甲骨の動きを高めることは大切なのです。

肩関節唇損傷の改善や予防と考えると、肩周辺の筋肉強化や柔軟性維持が大切と考えがちですが、ほかの部位を見直すことも大切です。
投球やテニスのラケットを振るといった動きは、肩はもちろん股関節や腰のひねりが重要とあります。
股関節の動きが不安定だと肩や肘、腰への負荷が増大して、損傷の原因となります。
肩の痛みを訴える人の多くは、股関節の柔軟性が落ちているという話もあるほど、股関節の働きは重要なのです。
人に手伝ってもらって、仰向けの状態で股関節と膝を曲げて、下腿を外向きに曲げてもらいましょう。
そのとき、足があまり開かないようなら、股関節の柔軟性が失われている可能性があります。

肩甲骨や股関節の動きを高めるには、適切な筋肉トレーニングやストレッチを行う必要があります。
トレーニングをつづけることで、肩関節唇損傷の痛みは軽減することが多いので、根気強く行うようにしましょう。

肩関節唇損傷の手術

肩関節唇損傷の多くは、理学療法によって改善されると言われています。
しかし、上方関節唇損傷や腱板関節面断裂など、肩関節内部の破壊が重度な場合は理学療法を行っても効果が見られないことがあります。
また、一時的によくなっても、すぐに症状が出てしまうケースもあります。
そういった場合は理学療法を中断して、関節鏡視下手術が検討されます。
手術の方法としては、関節鏡視下で剥離が起きている関節唇を切除あるいは修復するかどちらかが選択されます。
腱板関節面断裂が生じている場合は、断裂部の切除や掃除が行われるのが一般的ですが、断裂が重度な場合は修復術が行われます。

関節唇は奥まった場所にあるため、以前は手術が困難でした。
しかし、近年は関節鏡と呼ばれる関節向きの内視鏡の登場によって、手術の精度が格段に上がりました。
関節鏡を用いることで、小さな切開口から手術器具を関節内部に挿入して、切除あるいは縫合が容易にできるようになったのです。
関節鏡を利用した手術では切開口もごく小さなもので済むため、術後の経過にもいいと言われています。

肩関節唇損傷の手術後には、リハビリテーションを行って回復に努めます。
リハビリテーションは問題がなければ、手術翌日からスタートします。
4週間ほど肩に装具をつけて、生活します。
術後しばらくは炎症症状があらわれやすいため、必要であれば薬剤などを用いて痛みをコントロールします。
肩を急に動かすことは症状の再発につながるため、この段階では肩以外の部位のリハビリテーションが主に行われます。

手術後4ヶ月までは、肩の可動域をよくするためのリハビリテーションが行われます。
また、肩に負荷をかけすぎない動作を習得するために、上半身と下半身の両方の柔軟性や筋力を強化していきます。
競技への復帰を目指している場合は、つづいてそのためのトレーニングを取り入れていきます。
トレーニングでの負荷を上げるとともに、競技特性に適したリハビリテーションを進めていきます。

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