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肩関節周囲炎を詳しく:原因,症状,診断,治療,手術,リハビリ,予防

公開日: : 最終更新日:2015/07/19 骨・関節の病気


「肩関節周囲炎」は、肩関節の可動域の狭まりや痛みが起こる病気の総称です。
肩関節だけでなくまわりの組織も炎症状態となるため、炎症が起きている場所や程度によっていろいろな症状があらわれます。

肩関節周囲炎は五十肩とも呼ばれることがありますが、それについてはこれまでさまざまな議論がなされてきました。
現在では広義と狭義の2つの考え方でとらえられることが多く、広義では肩関節周囲炎と五十肩は同じ病気を指します。
狭義では、疼痛と拘縮が生じる肩関節のことを指すことが多いでしょう。
石灰性腱板炎や腱板断裂なども、広義として肩関節周囲炎に分類されることがあります。
しかし、最近は肩関節になんらかの障害があって、診断名が明確につけられるケースでは、肩関節周囲炎から除外されるのが一般的です。

肩関節周囲炎は50代に特に多いと言われており、男性よりも女性のほうが発症リスクが高いとされています。
関節は腱や靱帯、軟骨、骨などの組織によって構成されていますが、それらは年齢を重ねていくにつれて自然と劣化していきます。
劣化の影響を受けて肩関節周辺の組織が炎症を起こし、それによって痛みや可動域制限などの症状があらわれると考えられています。
肩関節の動きを高める肩峰下滑液包や、関節を包む関節包などの癒着が起こると、肩関節の動きはより悪化します。

肩関節周囲炎の特徴は、あらわれる症状や時期によって、3段階に分類できるという点です。
それぞれの段階で異なる症状が見られるため、治療方法や対処方法もちがってきます。

肩関節周囲炎は自然治癒することもありますが、放っておくことで関節に癒着が起こって動かなくなることもあります。
痛みが強い場合は安静にしておく必要がありますが、痛みを我慢して動かそうとしてしまう人もいます。
その段階で無理をすると肩周辺の炎症によって腫れている組織は摩擦によってダメージを受けて、腱板損傷が起こることもあるので注意が必要です。

肩関節周囲炎の症状

肩関節周囲炎の主な症状は、肩から上腕にかけて見られる痛み、そして関節の動きの悪化です。
肩関節の動きが悪くなることを肩関節拘縮といい、悪化すると自分の力で動かすことがむずかしくなります。
さらに状態が悪くなると、人に手伝ってもらっても肩を動かすことができなくなることもあります。
肩関節周囲炎は症状と時期によって、急性期、慢性期、回復期の3つに分けることができます。

急性期は、炎症状態となった腱板や肩峰下滑液包の痛みが主な症状です。
この炎症は肩関節だけでなくまわりの組織に拡大することがあり、肩まわりの広範囲に痛みを感じることもあります。
安静にしていても痛みが消えることはなく、特に夜間に強い痛みが出るという特徴があります。
肩関節周囲炎による痛みが肩だけでなく、上腕にまで拡大するケースもあります。
なぜ夜間に特に痛みが激しくなるのかというのは、就寝時に上腕骨の肩峰下滑動機構に長時間にわたって圧力が加わることが理由だと言われています。

さらに、肩が冷えると特に痛みは激しくなる傾向にあります。
横たわっているときに痛みが強く出る場合は、起き上がって座った状態で腕を下げておくと、痛みが緩和されると言われています。
また、腕を上に上げる動作、トイレ、入浴時に体や髪を洗う動作、帯を結ぶ動作、着替えなどによって痛みが強く出ることもあり、日常生活に大きな支障が生じてしまいます。

急性期が過ぎて慢性期の段階になると、安静にしているときの痛みはなくなります。
しかし、腕を挙げる経過で痛みを感じて、肩関節がスムーズに動かせないといった症状は残ります。
そのため、日常生活への支障がすべて消失するということはありません。

慢性期を過ぎて回復期に至ると、運動制限も少しずつ回復に向かいます。
特定の動作によって生じる運動時痛も、ほとんど見られなくなります。
元通り、あるいはそれに近い状態にまで回復するまでには、半年から2年ほど要すると言われています。

肩関節周囲炎の原因

肩関節周囲炎の直接的原因は、関節を構成する腱や靱帯、軟骨、骨などの組織の老化による変性です。
加齢の影響でそれらの組織が変性してしまい、肩関節まわりの組織が炎症状態となることで痛みなどの症状はあらわれます。

肩関節周囲炎は関節の劣化などによって起こるため、健常な人であっても年齢を重ねたことで起きてしまうことはあります。
ただし、肩関節が不安定性やインピンジメント症候群、肩関節に負荷がかかるような動作などが継続されることで、発症リスクは高まるとも言われています。

首や肩、背中などの筋肉は互いに関連性が高いため、首や肩に慢性的なこりが見られる人は、肩甲骨や肩関節周辺の筋肉もこわばることが多いとされています。
そのため、肩関節まわりの血行も悪化しやすく、関節包など肩を構成する組織への栄養供給は滞りがちとなります。
加齢などの原因にそういった要因が加わることで、肩関節周囲炎は起こりやすくなると考えられます。
つまり、慢性化した肩や首のこりは、肩関節周囲炎の発症を招きやすいと考えられるのです。
また、職業や利き手によって関節周囲炎の発症リスクは高まると言われていますが、はっきりとした因果関係はわかっていません。

糖尿病を抱えている人も、通常よりも肩関節周囲炎を発症しやすいと言われています。
闘病疾患患者の何割かは肩関節周囲炎を発病していることはわかっていますが、その原因は現状でははっきりとわかっていません。
同様に心臓病やパーキンソン病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症などの疾患も肩関節周囲炎との関連性が疑われますが、その正確な関係性は解明されていません。
肩関節周囲炎の症状のひとつに肩関節拘縮がありますが、手術後あるいは怪我のあとに数週間固定することでこの症状があらわれることがあります。
こういった症状をあらかじめ防ぐためには、できるだけ早い段階でリハビリテーションをスタートすることが大切だと言われています。

肩関節周囲炎の診断

肩関節周囲炎の診断では、はじめに問診が行われるのが一般的です。
どういった症状が見られ、いつ症状を自覚したのかといったことが聞かれます。
また、動かしたときに痛みを感じるか、どの程度可動域が狭まっているかといったことも確かめられます。

問診で肩関節周囲炎の疑いが強まった場合は、肩関節の動きを詳しく調べることになります。
前、横、後ろ、外、内側などさまざまな方向に動かして、その角度を計測していきます。
また、医師がサポートして動かした角度と患者自身が動かした角度の比較も行われます。
肩関節周囲炎の場合は、どちらの動きも制限されることがほとんどです。

画像検査としては、X線検査が行われることが多いでしょう。
肩関節周囲炎による肩関節の異常はX線検査では写りませんが、それ以外の病気の可能性がないかどうか調べるのには役立ちます。
肩関節に痛みが生じる病気は、肩腱板損傷や肩石灰沈着性腱炎などいくつかあります。
それらの病気との鑑別のために、X線検査は欠かせない検査だと言えます。
X線検査でほかの病気の可能性が低い場合は、肩関節周囲炎の可能性が高まります。
肩腱板損傷は人に助けてもらうと手を上に挙げることができるため、その点でも肩関節周囲炎とは異なり、鑑別の判断基準のひとつとなります。
肩石灰沈着性腱炎はX線検査で石灰化が確認できるため、肩関節周囲炎と明確に鑑別することができます。

また、最近ではMRI検査や超音波検査があわせて行われることも多く、より高い精度での診断が可能となりました。
MRI検査や超音波検査でもX線検査同様に、ほかの病気との鑑別が行われます。

医療現場で頻繁に使われる局所麻酔薬を、診断のために用いるケースもあります。
炎症状態となっている場所を想定して、局所麻酔を投与します。
それでもしも痛みが消失したら、その場所で炎症が起こっていると特定できます。
肩関節周囲炎は炎症の範囲が広いため、痛みの元となっている場所を絞り込むのに適した方法と言えます。

痛みが強いときの対処方

肩関節周辺炎による痛みが強いときは、まずはその痛みを少しでも緩和させることが大切です。
痛みを悪化させるような過度な運動は避けて、安静にします。
肩関節に負担がかかるような動作や、重いものを持もつのはできるだけ避けたほうがいいでしょう。
しかし肩をまったく動かさないと関節周辺がこわばってしまうので、痛みが少し弱まったときなどは軽く動かすといいかもしれません。

痛みが我慢できないほど悪化してしまったら、薬物療法で痛みを軽減します。
肩関節周辺炎で用いられることが多いのが消炎鎮痛薬です。
消炎鎮痛薬はいろいろな種類があり、患者の症状や体質に適したものが選択されます。
消炎鎮痛薬には座薬、内服薬、湿布などの外用薬などさまざまなタイプがあります。

痛みが強く消炎鎮痛薬などでも抑えられない場合は、患部へ痛み止めの注射をすることもあります。
注射する薬剤は、ステロイド薬やヒアルロン酸ナトリウムなどで、患部に直接薬剤を投与することで優れた効果を発揮します。
ステロイド薬は抗炎症作用が強い薬ですが、副作用のリスクも高いので慎重に投与する必要があります。
ヒアルロン酸ナトリウムはもともと体内の骨液に含まれる成分のため、副作用のリスクはそれほど高くありません。
炎症を抑制する作用もあるため、ステロイド剤よりもヒアルロン酸ナトリウムを用いることが増えてきました。
ステロイド剤やヒアルロン酸ナトリウムの注射は、1週間に1度くらいの頻度で数回行われます。

薬や注射で痛みが緩和されない場合は神経ブロックが行われることがあります。
神経ブロックは神経や神経周辺に局所麻酔を注射することで、痛みを消失させるという方法です。
麻酔薬が痛みを伝達する神経に働きかけて遮断することで、痛みを排除していきます。
痛みがなくなることで血行がよくなって筋肉の緊張状態もやわらぎます。
肩関節周囲炎の場合は、肩甲上切痕という場所に局所麻酔を投与します。
効果は永久的につづくわけではありませんが、一時的に消失させることができます。

肩関節周囲炎の運動療法1

肩関節周囲炎の痛みが強いときは安静にしているのが鉄則ですが、長期間肩関節や腕を動かさないと肩の関節周辺が癒着を起こして動かなくなることがあります。
癒着を防ぐには痛みがある程度おさまったら積極的に肩を動かして、軽く負荷をかけるようにすることが大切です。
肩関節の可動域が狭まっているため、最初は動かしにくいかもしれませんが、つづけていくうちに少しずつ肩の動きがよくなるはずです。
ただし、痛みが強いときは無理をせずに中止するようにしましょう。
運動した翌日に痛みが残る場合も、無理をせず安静にしている必要があります。

また、痛みがないほうの腕も同じような運動をすることで、動きの全体像を把握しやすくなります。
肩関節周囲炎の予防にもつながるので、両側で同じ運動をするといいでしょう。

痛みが強く腕や肩の動作が困難な急性期は、安静や冷却によって痛みを抑えます。
少し痛みがおさまって動けるようになったら、自分の腕の重さを使って動く「振り子運動」をしてみましょう。
まずは台やテーブルに痛みがないほうの手をついて、体を支えます。
その状態で腰を直角近くまで曲げて、痛みがあるほうの腕や肩の力を抜いてだらりとたらします。
腕の重さを意識しながら、振り子をイメージして前後や左右に軽く振ってみましょう。

強い痛みはないもののまだ痛みが残っている慢性期は、意識的に肩や腕を動かして肩まわりの関節の癒着を予防する必要があります。
壁の横に立った状態で、壁に垂直になるように手を当てましょう。
そして、手をすべらすように少しずつ上に挙げていきます。
もしくは、時間をかけて膝を曲げていく動作をしてもいいでしょう。
直立の姿勢で両肘を体にぴったりつけて直角に曲げて、そのまま手を両側に開く運動もおすすめです。
仰向けの姿勢で同様に両肘を体に密着させて、手を開く体操も効果的です。

痛みの大部分がなくなる回復期には、慢性期に行った運動を継続しつつほかの運動も取り入れてみるといいでしょう。
ラジオ体操やストレッチは特に効果的と言われているので、積極的に取り入れることをおすすめします。

肩関節周囲炎の運動療法2

肩関節周囲炎の治療は基本的には、運動を中心とした理学療法が主となります。
運動は特に症状が落ち着きを見せる慢性期では重要で、積極的に取り入れていく必要があります。

肩関節周囲炎を発症して肩関節を動かないようにしていると、拘縮の症状が悪化することがあります。
そうするとますます動かすのが困難となってしまうため、意識的に運動をしていくことが大切となります。
肩関節周囲炎による症状を改善するには、体操が有効だと言われています。
急激に負荷がかかるような動きをすると症状が悪化することもあるので、段階を追って少しずつ負荷を増やしていくのがポイントです。
体操をつづけていくことで肩関節がスムーズに動くようになるとともに、血行がよくなっていきます。
さらに痛みによってこわばっていた筋肉も少しずつほぐれていくので、症状の改善につながるのです。

肩関節周囲炎の運動で推奨されているのが、棒などの器具を用いた方法です。
器具をつかって運動することで、肩関節の可動範囲拡大と筋持久力の向上を目指します。

仰向けの状態で棒を肩幅より広めの位置でにぎって腕を下げた状態から、上に挙げていきます。
このとき、痛みのある肩は使いすぎないようにして、痛みのないほうの腕でサポートするようにします。
上に挙げたら再び下に下げ、これを何度か繰り返します。
痛みの軽減にともなって、両手の幅をゆるめていくのがポイントです。
用いる棒は、杖やモップの柄、ゴルフクラブなど身近にあるものでかまいません。

つづいて、やはり仰向けの状態で棒を肩幅よりも広めに握ってから、肩を痛みを感じる少し手前まで挙上します。
痛みのある肩は使いすぎずに、痛みのないほうの腕で棒を引っ張るようにして痛みのあるほうの腕を倒しましょう。
そして、痛みのないほうの腕で棒を押すようにしつつ、痛みのある肩を反対側へ倒します。
これを何度か繰り返し、痛みの軽減にともなって両手の幅を狭めていきます。
勢いよく行わずに、ゆっくりとした動作を心がけるのがポイントです。

肩関節周囲炎の温熱療法

関節の動きが悪化してしまった場合は、患部を温める温熱療法が有効と言われています。
患部を温めることで血行が促進されて、組織の新陳代謝が高まって痛みのもととなる化学物質の排出が促されます。
そのため、痛みを効果的に軽減させることができるのです。
さらに、緊張状態にある筋肉がやわらげられるため、肩関節が動かしやすくなります。
温熱療法は、患部の冷えによる血行不良が一因となって痛みが強くなっている場合などに特に効果的だと言われています。
根気強くつづけていくことで、肩関節周囲炎の痛みを緩和していきましょう。

温熱療法は病院で行うことができます。
医療機関で実施している温熱療法はマイクロ波や遠赤外線を患部に照射するといった方法です。
こういった方法は細胞の深い場所まで温めることができるため、効果的だと言われています。
自宅でできる温熱療法というと、蒸しタオルや入浴、ホットパック、カイロ、温湿布などがよく知られています。

蒸しタオルはもっとも手軽に実践できる、温熱療法です。
水に浸したタオルを軽く絞って、電子レンジで温めます。
タオルは短時間で冷めてしまうので、何度か同じ要領で温めなおすようにしましょう。

ホットタオル同様、入浴も手軽に取り入れられる方法です。
熱いお湯は急激に体が温まりますが、体の表面だけで芯まで温まりません。
より効率よく体を温めるのなら、ぬるめのお湯に長時間入浴したほうがいいでしょう。

ホットパックは温熱剤入りのパックのことで、ハーブや薬草が入ったものもあります。
電子レンジで温めるだけで使えるタイプもあるので、手軽に取り入れてみるといいでしょう。

カイロはドラッグストアなどで市販されているものを用います。
貼るタイプのほかに塗るタイプのものもあるので、自分の使いやすいものを選んで使用しましょう。

温湿布はトウガラシの種の一成分であるカプサイシンが含まれています。
カプサイシンの効果によって、効率よく患部を温めることができます。

肩関節周囲炎の手術

肩関節周囲炎の多くは、運動療法や温熱療法などによって改善されると言われています。
ただし、これらの治療法はすぐに効果があらわれることは少ないので、地道につづけていくことが大切となります。
こういった方法で症状が改善しない場合は、異なるアプローチがなされます。

そのひとつが、「透視下関節内パンピング」という方法です。
これは局所麻酔が入った生理食塩水で関節包を拡大するように、何度も注入するといった方法です。

それほど多くはありませんが、手術がすすめられることもあります。
手術の主な目的は、硬くこわばった状態の関節包をはがして、切離することにあります。
「麻酔下徒手的授動術」は重度の肩関節周囲炎に用いられる、手術方法です。
この手術は全身麻酔によって意識がない状態で行われ、医師が肩関節に力を加えて動かすというものです。
肩関節を動かすことで硬くなった関節包が伸びて、切り離されることで肩関節の動きが改善されます。

「関節鏡視下関節受動術」も肩関節周囲炎の治療のために行われる手術です。
手術では関節鏡を用いて、関節包を切り離していきます。
手術に用いられる関節鏡をはじめとしたさまざまな器具は、直径4㎜と非常小さいものです。
小さく切開した箇所からそれらの器具を体内に挿入していきます。
麻酔下徒手的授動術と関節鏡視下関節受動術は同時に行われることも多く、2つの方法を併用することでよりよい効果が期待されます。

手術後にはリハビリテーションを行います。
リハビリテーションの目的は、手術によって改善された関節の動きをそのまま維持することです。
どの程度で回復するかは人によってちがいますが、術後6週間~3ヶ月程度と言われています。
リハビリテーションは根気強さが求められますが、地道に続けることで日常生活に支障が出ない程度まで改善させることができます。
モチベーションを維持しつつ、時間をかけて取り組むことが大切だと言えるでしょう。
手術によってほとんどの人は症状が改善されますが、人によっては再発することもあります。
その場合は、治療を再開させる必要があります。

肩関節周囲炎の予防

肩関節は年齢を重ねていくにしたがって、自然と可動域が狭まっていきます。
加齢による可動域の制限はある程度しかたがないことですが、日頃から気をつけることで少しでも予防していくことが大切です。

日頃から適度な運動を心がけて、肩関節を無理のない範囲で動かすようにしましょう。
肩関節だけでなく、全身のストレッチを行って体をしなやかな状態にしておくことも重要な予防です。
ラジオ体操は肩関節を動かすのに適した運動だと言われおり、建築現場などでは作業前によく行われています。
日常生活のなかでもラジオ体操を取り入れて、肩関節周囲炎を予防するようにしましょう。

腕を回す動作は予防にいいと言われていますが、肩関節が動くだけで肩甲骨はほとんど動きません。
肩関節だけでなくほかの部位もほぐすことが大切なので、指先を肩につけて肘を大きくまわす運動も取り入れるといいでしょう。
肩や背中が気持ちよく伸びるのを意識して行うのがポイントです。

また、肩関節周囲炎は突然発症するのではなく、肩周辺に違和感やしびれが見られることも多いと言われています。
そういった兆候を気にとめて、異変を感じたら患部を温めたり軽く動かしたりすることで本格的な症状が出ないように予防しましょう。
仕事などでパソコンに向かうことが多い人は特に背中や肩関節がこわばりやすいので、上手にほぐしていくことが予防のためには大切です。

肩を温めるように心がけることも、予防として有効な方法だと言えます。
肩が冷えると血行が悪化して、肩関節がこわばりやすくなります。
寒い時期やオフィスが冷えるときなどはストールやカーディガンなどをはおって肩を温めるように心がけ、冷えから体を守るようにしましょう。
肩の露出はできるだけ避けて、少し厚手のシャツを着用したり、肩保温用のサポーターを用いたりするのもおすすめです。
また、入浴するときには肩まできちんとつかって十分に温めることが大切です。
シャワーだけだと肩を十分に温められませんし、疲れもとれないのできちんと湯船につかるようにしましょう。

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