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ぎっくり腰を詳しく:症状,原因,診断,治療,予防

公開日: : 最終更新日:2015/07/26 骨・関節の病気


腰椎間板ヘルニアや脊柱菅狭窄症、筋筋膜性腰痛、腰椎分離症、すべり症など、腰痛にはさまざまな種類があります。
また、その原因や症状も多岐にわたります。

ぎっくり腰は腰痛のひとつで、急性腰痛症とも言います。
唐突に腰にぐきっというような激痛を感じるという症状が特徴的です。
いきなり激しい痛みに襲われることから、欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれるほどです。
発症のきっかけは人によって違いますが、重いものをいきなり持とうとする、急な動作などによって引き起こされることが多いようです。

ぎっくり腰は前触れもなく発症するものなので、外出先や職場など場所を選ばず激痛に襲われることになります。
1度発症すると激痛によって、動くことができなくなってしまったり、立つことができずはいつくばることしかできなかったりと、非常に大変な事態となります。

また、ぎっくり腰は年齢に関係なく、若年層にも見られる症状です。
1度ぎっくり腰になってしまうと、恐怖心が高まって、完治しても体を動かすことを躊躇してしまうという人も少なくありません。

ぎっくり腰では激痛だけでなく、上半身を動かすことができない、体を曲げることができないといった状態になることがあります。
歩くのはもちろん、痛みによって寝返りができなくなってしまう、起き上がることできずにしばらく寝たきりになってしまうこともあるようです。
また、咳やくしゃみなど、腰に刺激を与えるようなことをすると痛みが瞬間的に強まることもあります。
はじめは違和感程度だったものの、時間が経つにつれて症状が悪化していく場合もあるようです。
痛みを感じる箇所は人によって微妙にちがい、骨盤に近い場所やウエストライン周辺の腰に痛みを感じるケースもあります。

ぎっくり腰を改善するためには、適切な処置が必要となります。
医療機関に相談するなどして、早めに対処することが大切です。
特に痛みだけでなく、発汗や発熱などが同時に見られる場合は早めに医療機関に相談したほうがいいでしょう。

ぎっくり腰の原因1

重いものを持ったときになどに発生しやすいぎっくり腰ですが、ちょっとした動作によって起こることも少なくありません。
くしゃみをしたときや顔を洗うときなどに前屈みの姿勢をとったときなど、日常生活のなかのささいな動作によってぎっくり腰は引き起こされます。
なにがきっかけであっても、ぎっくり腰が発生するおおもとの原因は、腰を支える機能が落ちているからだと言われています。
腰を正常に支えていないために、少しの刺激で椎間板や関節、周辺筋肉はダメージを負ってしまうのです。
この機能低下の要因は、いくつかあると言われています。

要因のひとつが、生活習慣の影響です。
デスクワークや立ち仕事、作業台に向かうこまかい作業など、姿勢を変えずに長時間過ごすことが多い人は、筋肉の負担や疲労が偏った状態となりやすいとされています。
運動する機会が少ない人の場合は、特に筋肉の血行も悪化しがちです。
そのため、腰を支える筋肉が弱くなりぎっくり腰の危険性が高まるのです。

ぎっくり腰というと、普段から運動をしない細い人がなるイメージがありますが、そうとは限りません。
筋肉がしっかりついた体形の人でも、ぎっくり腰が発生するリスクは同じようにあります。

筋肉がついているのなら腰をしっかり支えられるのではと思いがちですが、筋肉の機能バランスがよくなかったり、運動後の筋肉疲労が残っていたりする場合は腰への負担はむしろ大きくなってしまいます。
普段から運動する習慣がある人でも、運動の前後に体操やストレッチをするなどしてきちんとケアしていなければぎっくり腰になる可能性は十分あると言えるのです。

運動による筋肉疲労が少しずつ溜まっていくと、突然負荷の許容量を越えてしまうことがあります。
それが突然ぎっくり腰という形で起こることがあるので、十分に注意しなければいけません。
筋肉疲労はぎっくり腰だけでなく、腰痛をはじめとしたさまざまな症状の原因と考えられているので、きちんとケアするようにしましょう。

ぎっくり腰の原因2

ぎっくり腰の原因は身体的に限られると思われがちですが、そういうわけではありません。
精神的なストレスの影響を受けて、ぎっくり腰が引き起こされることもあります。
困難な仕事を前にして深く考えながら取り組んでいるとき、あるいはスポーツの試合前に緊張状態となっているときなどは、精神的なストレスを感じやすいと言えます。
ストレスがつづくと、筋肉が緊張状態となって血行が悪くなります。
そのため、腰を支える役目をもつ筋肉が十分に働かず、ぎっくり腰になってしまうことがあるのです。
心身ともにリラックスして、筋肉の緊張をやわらげる工夫をすることが大切です。

なんらかの病気が原因となって、ぎっくり腰が引き起こされることもあります。
腎盂腎炎や急性膵炎などの内臓疾患や転移性骨髄腫などの病気が原因として隠れていることもあるので、注意が必要です。
また、椎体骨折などに脊椎になんらかのトラブルが生じている場合もあるので、たかがぎっくり腰と油断するのは危険です。

ただの腰痛であったとしても、痛みが悪化したり何度も繰り返したりすることもあります。
どんな姿勢をとっても常に痛みがある、就寝時にも痛みを感じて目が覚めてしまう、冷汗や発熱を伴う、腰の痛みが時間の経過とともに悪化していくといった場合は特に注意しなければいけません。
排便や排尿に異常が見られたり、下肢にしびれや脱力感がある場合も気をつける必要があります。
なんらかの病気が隠れている恐れがあるので、すみやかに医療機関で受診するようにしましょう。

ぎっくり腰の発生は、体質や生活習慣、体重・筋肉のバランスなども関連していることがあります。
ぎっくり腰の原因は多岐にわたるため、なにが原因でぎっくり腰になるかは人によって異なると言えます。
また、さまざまな要因が複雑に絡まることでぎっくり腰が引き起こされることもあるのです。
大切なのは、できる限り原因を特定してぎっくり腰の予防や改善を日頃から行うことだと言えるでしょう。

ぎっくり腰の応急処置

ぎっくり腰になってしまったら、まずは安全を確保することが大切です。
外出先であれば車がこないところまで移動し、自宅の場合はガスの火など危険なものが近くにあれば遠ざかります。
そして、横たわってしばらくじっとしましょう。
横たわる場所がない場合は、壁などに寄りかかって体の力をできるだけ抜くようにします。

ぎっくり腰になると、患部が炎症していることがあります。
熱い感覚がある、触ると少し熱い感じがする場合は、炎症状態となっている可能性があります。
炎症を抑えて痛みを軽減させるには、早急に患部を冷やす必要があります。

アイスパックやアイスノン、氷嚢などがあれば、それを患部にあてて冷やしていきます。
そういったものがない場合は、水で1度流した氷をいくつかビニール袋につめて代用してもかまいません。
そのままあてると皮膚への刺激が強すぎるので、ハンカチやタオルなどでくるんで患部にあてるようにしましょう。

冷却時間の目安は、およそ10分です。
患部を冷やすと炎症が抑えられるとともに、血管が収縮するので痛みが軽減するはずです。

しばらくはじっとしていることが望ましいですが、どうしても動かなければいけなくなって痛みがぶり返すことがあります。
そういった場合も、すみやかに患部を冷却することで痛みが緩和できます。

自宅以外でぎっくり腰になった場合、冷却できるものがなにもないこともあるかもしれません。
そのままにしておくと痛みがどんどんひどくなる可能性があるので、まわりの人に助けを求めるなどして処置が可能なところまで移動したほうがいいでしょう。
自宅に戻ることができたらすぐに患部を冷却して、あとは横になります。

安静にしていれば、ぎっくり腰はよくなることもありますが、人によっては応急処置だけでは症状が改善しないこともあります。
そういった場合は車などで医療機関に送ってもらうなどして、検査を受けたほうがいいでしょう。
往診をしている整形外科などもあるので、動くのがむずかしい場合は相談してみるといいかもしれません。

ぎっくり腰の薬物治療

ぎっくり腰になってしまったら、できるだけ早く病院で受診することが大切です。
早めに治療をスタートすることで、腰痛の慢性化や再発を予防することができます。

ぎっくり腰が発生する原因は人によって異なりますが、炎症状態となっていることは共通しています。
そのため、ぎっくり腰が発生してから2週間ほどは、この炎症を抑えることがポイントとなります。
炎症を抑制して神経の腫れをなくすためには、非ステロイド性消炎鎮痛剤などの痛み止めや筋肉の緊張をとる薬などを用いての治療を行うことになります。

痛み止めはいろいろな種類があるため、症状にあったものを選ぶ必要があるでしょう。
効果が発揮されるまで時間がかかるものの慢性痛にとくに有効な薬、あるいは効き目が早く炎症を抑制する作用が強い薬などがあります。
ぎっくり腰は炎症と強い痛みが見られるため、効果が早く発揮されて鎮痛作用が強いものが用いられるのが一般的です。
こういった薬は効果が高いものの、胃腸障害などの副作用が多く見られることが知られています。
たとえばボルタレン錠は効果が高い反面、胃のむかつきや不快症状などの副作用が起こることが一定割合であります。

また、痛み止めだけに頼って、医療機関できちんとした治療を受けないのは危険です。
ぎっくり腰の痛みを取り除こうと必要以上に痛み止めをたくさん飲んでしまったり、長期間にわたって飲み続けたりするのはよくないので控えましょう。
痛み止めをむやみに飲み続けると腎臓機能障害や十二指腸潰瘍、胃炎などが起こるケースも多々あります。

最近は鎮痛作用が強いのに副作用がほとんどない痛み止めも開発されています。
「COX-2選択的阻害剤」という薬で、ロルカムやセレコックスなどがよく知られています。
胃腸への刺激を最低限に抑えたこれらの薬を用いることで、ぎっくり腰による炎症もきちんと抑制させることが可能です。
胃の病気を患ったことがある人、あるいは胃が弱い人などは特に注意が必要なので、医師にきちんと相談して負担の少ない薬を服用するようにしましょう。

ぎっくり腰の装具療法

ぎっくり腰の特徴は、急激な強い痛みです。
ぎっくり腰の治療ではこの痛みを薬物療法などで緩和しつつ、急な動きを制限するためにコルセットなどで腰を固定することがあります。
また、コルセットをつけることで痛みが緩和されることもあるので、治療の一環として用いられることは少なくありません。

コルセットは既製品であれば、3000~8000円と、比較的安価に買うことができます。
自分に合ったサイズのコルセットを身につけなければ意味がないので、身長やウエストまわりをきちんと測定することが大切です。
そして正しい装着方法で、身につけるようにしましょう。

コルセットを身につけると、腰痛が軽減されて動きやすくなります。
コルセットを装着することはぎっくり腰の治療として有効な方法ですが、気をつけなければいけないことがいくつかあります。

ぎっくり腰によって腰痛症となると、ほとんどの人が一定期間コルセットを装着するようです。
それはかまいませんが、腰痛が回復に向かって炎症が抑えられてからもコルセットを身につけるのをやめない人もいます。
ぎっくり腰が起こる人の多くは、日頃から腰に対する大きな不安を抱えていると言われています。
そういった人がコルセットを身につけると、日常的な動作が楽になり、仕事や家事などがしやすくなります。

これは一見いいことのように思えますが、実はそうとは限りません。
コルセットを長期間身につけていると、ぎっくり腰が再発してしまったり、慢性腰痛症がひどくなってしまったりすることがあるからです。

コルセットを付け続けると、自分の背筋や腹筋を使わなくなり、結果的に衰えてしまいやすくなります。
そのため、本来なら自然にできているはずの筋肉で骨格を支えるということが困難となり、腰のトラブルが起こりやすくなるのです。
腰の痛みがひどい間はコルセットを装着するのはいいですが、長期間にわたって装着をつづけるのは控えたほうがいいでしょう。
どうしてもコルセットの着用をつづけたい場合は、医師と相談することが大切です。

ぎっくり腰の神経ブロック療法

ぎっくり腰の痛みを軽減するために用いられる痛み止めですが、これだけで痛みを取り除くのは困難な場合があります。
そんなときに用いられるのが、神経ブロック注射です。
神経ブロック注射を行うと、短期間に痛みを大幅に減らすことができます。

ぎっくり腰治療のための神経ブロック注射は、1週間に1~2回ほど行うのが一般的です。
神経ブロック注射は問題のある神経付近まで薬が到達するので、数回行うだけで痛みがなくなってしまうこともあります。
麻酔科やペインクリニックなどに通院しながら、治療をしていくことになります。

神経ブロック注射は患部を消毒したあとに、注射針を挿入して薬液を流し入れていきます。
最初にごく細の注射針を用いて痛み止めを入れて、皮膚の感覚をなくしたあとに、やや太い針で神経ブロック注射を行います。
注入する薬液は痛み止めの作用以外に、神経の腫れをとる作用、血行改善、筋肉の緊張状態をとる効果などがあります。
薬剤の量は、症状によって異なります。

神経ブロック注射の副作用はほとんどありませんが、太めの針を刺すことに恐怖を感じる人は多いようです。
しかし、ぎっくり腰が発生している間はその痛みが強いため、針を刺したときの痛みはあまり感じないという人がほとんどです。
また、ごくわずかですが針穴からの感染や出血、神経障害などが起こることがあります。
ですが、その数は1%にも満たないので、それほど不安を感じる必要はないでしょう。
きちんと医師の管理下のもとで行われる治療であれば、そのリスクはもっと少なくなるはずです。

神経ブロック注射をしたあとは、30分程度横になっていなければいけません。
症状がひどい人やお年寄りは、安静時間を長めにとることもあります。

神経ブロック注射は保険適用されるので、3割負担の患者であれば初診時に比較的安価に治療を受けることができます。
薬の処方や検査、点滴治療などと合わせても、負担はそれほど大きくないと言えます。
少しでも早くぎっくり腰による痛みを軽減させたいのなら、神経ブロック注射を検討してみるといいでしょう。

ぎっくり腰の予防1

腰への鋭い痛みによって、動くこともままならなくなるのがぎっくり腰です。
ぎっくり腰にならないようにするため、あるいは再発を防止するためには日常的に予防をしていくことが大切です。

ぎっくり腰の予防で大切なのが、日常生活のなかの動作に気をつけるということです。
ぎっくり腰は腰や骨盤まわりに発生します。
痛みの中心部は人によって異なりますが、腰を支える働きが低下したタイミングで起こるという点はどんな人でも同じです。

腰をうまく支えられないと、自分でも気づかないうちに腰への負荷が大きくなり筋肉の血行も悪化します。
それを防ぐためには、血行を改善する必要があります。
そして、筋肉の緊張を引き起こす精神的な緊張もやわらげなければいけないでしょう。
常に腰に意識を集中させることは困難ですが、気づいたときに腰の負担を少なくさせるような工夫をしていくことが大切です。

まずは同じ姿勢を長時間つづけることが多いという人は、注意したほうがいいでしょう。
立ったまま、あるいは座ったまま長時間過ごすと、筋肉の血行が悪くなって腰を支えづらくなります。
定期的に体操やストレッチをしたり、軽いウォーキングをしたりと、腰の緊張状態をとくようにしましょう。

パソコンに向かって仕事をしている人など、仕事中は前屈みの姿勢になりがちです。
骨盤が前傾したままで骨盤や腰まわりの筋肉がこわばると、正しい姿勢を維持しづらくなります。
その結果、筋疲労が生じやすくなるため、長時間前屈みの姿勢にならないように気をつけることが大切です。
また、ときどきストレッチをするなどして、筋肉をほぐすようにしましょう。

立ち仕事や庭の草むしり、床の拭き掃除などの作業も、腰への負担は大きくなりがちです。
立つときは15センチほどの台を用いて、片足ずつ乗せて股関節と膝を軽く曲げるようにするといいでしょう。
腰への負担をやわらげることができるため、ぎっくり腰の予防に効果的です。
草むしりや床掃除などをするときは、床に膝をつけて行うようにしましょう。
腰の関節や筋肉の負担を少なくすることが可能です。

ぎっくり腰の予防2

ぎっくり腰を予防するには、日常生活のなかの動作に注意を向けることが大切です。
ぎっくり腰のきっかけでよく聞かれるのが、ものを持ち上げるという動作です。
重いものはもちろん、軽いものでもぎっくり腰が発生することはあるので要注意です。

なにかを持ち上げる場合は、離れたところから手や体を伸ばすのはよくありません。
できるだけ持ち上げたいものに近づいて、体の中心にものを引きつけるようにして持ち上げます。
下のほうにあるものを持ち上げるときは、床に片膝をつけるようにして時間をかけて持ち上げます。
急激な動作は腰への負担が大きいので、ゆっくり行うのがポイントです。

ぎっくり腰の予防には、日中の活動によって高まった神経の興奮を抑えることも大切となります。
その日の最後にはくつろげる時間をつくって、のんびりと過ごします。
アロマテラピーやヒーリングミュージックなどを利用して、リラックスタイムを演出してもいいでしょう。
疲れがとれずに蓄積されると、腰の筋肉が硬直しやすくなり、コリがいつまでも残ってしまいます。
精神的な緊張状態も腰には悪影響を及ぼすので、しっかり取り除くことが重要です。
休みの日は趣味に打ち込むなどして、しっかりリフレッシュするようにしましょう。

腰を支える筋肉の疲労を残したまま就寝すると、起床時などにぎっくり腰が起こる危険があります。
筋肉疲労をその日のうちに軽減させるためには、就寝前のストレッチが効果的です。
入浴後はとくに体がほぐれているので、無理なくストレッチすることができるでしょう。

まずは、適度な固さがある場所に仰向けの状態で横たわります。
その状態で右膝を立てて、左膝を時間をかけて両手で抱えます。
左膝をゆっくりと胸に近づけていき、膝が胸についたら5秒間その状態を維持します。
同様に、左膝を立てて右膝を抱えていきます。
左膝を伸ばしたら、同様に右膝を抱えて胸に近づけていき、5秒間その状態を保ちましょう。

次に両膝を両腕で抱き込むようにして、丸くなります。
腰に痛みがあるようなら、無理をせずできるところまででかまいません。
余裕があるなら両膝を胸に近づけて、腰をのばします。
両膝を胸につけるようにして、5秒間その状態を保ちます。
ここまでのストレッチを1セットとして、数回繰り返すようにしましょう。

ぎっくり腰と代替医療

ぎっくり腰の治療は、内科や整形外科で受けるのが一般的です。
ただし、場合によっては代替医療という選択をする人もいます。
医療機関と代替医療のどちらを選択するか、自分で決めるのはむずかしいかもしれません。
その場合は、最初に病院で検査や診断を受けてなんらかの疾患が隠れていないか明らかにしたうえで、代替医療を選ぶというやり方をしてもいいでしょう。
病院によっては従来の薬物療法や理学療法以外の方法での治療を行っていることもあるので、どんな治療方法があるのか広範囲で調べておくことも大切です。

ぎっくり腰の代替医療は多岐にわたります。
国家資格の有無をはじめとして、同じ方法でも施術者によって方法が異なる場合もあるので、より自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ぎっくり腰の治療を扱っているところは、鍼灸院やカイロプラクティック、オステオパシー、接骨院、整骨院などがあげられます。
患部を直接施術するのではなく、関係がある部位の状態をよくすることでぎっくり腰の痛みを緩和するといった方法を行う場合もあります。
また、漢方薬を用いて体質改善をすることで、ぎっくり腰の改善や予防につなげるといった方法を採用しているところもあります。

ぎっくり腰の治療のために、整体を行う人は多くいます。
しかし、整体はぎっくり腰を根本的になおすというわけではなく、ぎっくり腰による痛みを軽減させるというのが主な目的です。
そのため、整体だけに頼らず、生活習慣を見直すなどして自分でぎっくり腰を予防していくことが重要となります。
また、ぎっくり腰の患者のなかには背骨の関節が外れていたり、背骨の靱帯が断裂していたりする場合があります。
こういった状態で整体を行うことはかえって症状を悪化させる恐れがあるので、注意が必要です。

ぎっくり腰の治療で代替医療を選択する場合は、どこで施術を受けるか慎重に検討することが大切だと言えるでしょう。
治療内容や周囲の評判などを確認したうえで、自分に合ったところを選ぶことが大切です。

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