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内臓脂肪抑制や減らすのに有効な栄養素

公開日: : 肥満やメタボ


こちらでは、内臓脂肪抑制や減らすのに有効な栄養素をご紹介してます。
様々な栄養素の効果・効能を知って上手に利用して症状の緩和などにお役立て下さい。

ラクトフェリン

ラクトフェリンとは、涙や唾液などの体液に含まれるタンパク質の一種。細菌やウィルスから身を守り、免疫機能を強化する働きを持った「多機能タンパク質」として注目されている健康成分です。哺乳動物の乳、特に産後1週間以内の母乳に多く含まれており、免疫力の弱い赤ちゃんの健康維持に不可欠な成分と言われています。

そのラクトフェリンに、内臓脂肪を減らす効果があることを2008年にライオン株式会社が発表しました。
そもそも内臓脂肪は、小腸を覆う「腸間膜」の周りの脂肪細胞に蓄積した脂肪を指し、内臓脂肪を減らすには腸間膜の脂肪を分解しなければいけません。
脂肪はリパーゼという酵素によってグリセロールと脂肪酸に分解されるのですが、ラクトフェリン摂取後の体内ではグリセロールの量が増加することが確認されています。
つまり、脂肪分解が活発に行われているということです。さらに、ラクトフェリンは腸内環境を整えることで免疫力を高める成分であり、腸の働きが活性化すれば、その周りについた脂肪の代謝も促進されます。
これが、ラクトフェリンによって内臓脂肪が減少する仕組みです。

しかし、ラクトフェリンはそのまま摂取すると、ほとんどが胃の中で溶けてしまい、腸間膜まで届けることができないという欠点があります。
そこでライオン株式会社は、胃酸や消化酵素に強く、腸の粘液で溶け出すコーティングを施すことで、この問題を解決。
こういった工夫は、他社のラクトフェリンサプリメントでも行われています。ラクトフェリンは乳製品などからも摂取できますが、内臓脂肪の減少には、確実に腸まで届くサプリメントが有効です。

L-カルニチン

L-カルニチンとは、哺乳動物の筋肉中に多く含まれる成分で、食品では肉類に豊富なアミノ酸の一種。エネルギーを作り出して脂肪燃焼を促し、疲労回復を早める働きがあるため、体を動かすことの多い人に最適なダイエット成分です。
L-カルニチンは体内でも生合成され、たくさん作られている人ほど太りにくいのですが、その量は20代をピークに減少していきます。
しかも、歳をとるとヘルシーな食事を好むようになり、肉の摂取量が少なくなればL-カルニチンはあっという間に不足します。

年齢を重ねるにつれて痩せにくくなったり疲れやすくなるのは、これが一因。
また、年齢が若くても、極端な食事制限をしている人はL-カルニチンの原料となる栄養素が不足するため体内で作り出すことができず、運動量の多い人は通常よりも多くのエネルギーを必要とするためL-カルニチンの消費量が増加し、脂肪を燃焼する分が足りなくなります。

L-カルニチンが不足すると脂肪が溜まりやすく燃焼しづらい体になるので積極的に摂らなければいけないのですが、カロリーの高い肉類ばかりを食べることが健康に良いとは言えません。
そういう時こそ、サプリメントの出番です。

より効果的に内臓脂肪を減少させるなら、毎日欠かさず飲み続け、適度な運動を行い、コエンザイムQ10と一緒に摂取しましょう。
L-カルニチンは体内に蓄積できないので、継続的に摂取する必要があります。
運動は激しいものではなく、ウォーキングのような軽めのもので構いません。そして、脂肪を落とすのが難しい内臓脂肪型肥満、いわゆる中年太りにはコエンザイムQ10をプラスすることで効率よく燃焼させることができます。

豆鼓(トウチ)エキス

豆鼓(トウチ)とは、大豆を麹で発酵させた食品で、中華料理の調味料の一つです。大豆の発酵食品という点では納豆や味噌と同じですが、豆鼓は納豆や味噌にはない「糖の吸収を穏やかにする作用」があり、食後の急激な血糖値の上昇を抑えることから、糖尿病の予防や改善に利用されています。

血糖値の上昇とは、血液中に含まれる糖の濃度が高くなった状態のこと。
通常、余分な糖はインスリンという物質がエネルギーとして消費していますが、糖が多すぎるとインスリンの活動が追いつかず、糖尿病につながってしまいます。
それを阻止するためには、インスリンの働きを活性化するアディポネクチンというホルモンを増やさなければいけません。

しかし、アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されており、内臓脂肪が過剰に蓄積されていると分泌量が減少します。
さらに、脂肪の分解時に発生するグリセロールは肝臓で糖に作り変えられるため、ますます血糖値を上昇させることになります。
ここまでを見ると、インスリンは健康に良い物質のように思えますが、実は、内臓脂肪を気にする人にとっては厄介な存在でもあるのです。インスリンには糖を消費する他に、脂肪を溜め込む働きがあります。
血糖値が急激に上がるとインスリンも大量に分泌され、それだけ多くの脂肪が蓄積されてしまうのです。

「血糖値の急上昇→インスリンの過剰分泌→内臓脂肪の増加→アディポネクチンの減少→インスリンの機能低下→血糖値の上昇」という悪循環に陥ります。そこで、血糖値の急な上昇を抑える豆鼓エキスを摂取すればインスリンの分泌が抑えられ、内臓脂肪の蓄積を防ぐことができるというわけです。

EPA・DHA

EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)はどちらも人間が生きる上で欠かすことのできない「必須脂肪酸」の一種。青魚に多く含まれる栄養素として知られており、中性脂肪を減らして肥満を予防する他、血液をサラサラにして生活習慣病を防いだりアレルギー体質の改善、精神の安定など、様々な効果をもたらす健康成分です。

しかし、中性脂肪は脂肪酸とグリセロールから構成されているのにそれを脂肪酸で減らすというのは、一体どういうことなのか。
脂肪酸には、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類あります。
「食品に含まれる脂質」という点では同じですが、肉類やバターなどの乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸は摂りすぎると中性脂肪や悪玉コレステロールを増加させるのに対し、不飽和脂肪酸はこれらを減少させるという真逆の性質を持っています。
飽和脂肪酸は、言わば中性脂肪の原料のようなもの。

EPAとDHAは共に不飽和脂肪酸であり、中性脂肪の脂肪酸とは別物なのです。
不飽和脂肪酸には、脂肪細胞を減少させる効果に加えて脂肪酸合成酵素(肝臓で中性脂肪を作り出す酵素)の働きを抑える効果もあり、今ある内臓脂肪を減らすと同時に、新たな内臓脂肪の蓄積を防ぐことができます。

ただし、EPAとDHAは体内で合成することができないので、十分な効果を得るには毎日こまめに摂取しなければいけません。
また、不飽和脂肪酸は酸化すると簡単に飽和脂肪酸へと変わってしまうため食品から摂取する場合は新鮮なものでないと、かえって内臓脂肪を増やすことになります。
EPAとDHAで効果的に内臓脂肪を減らすなら、やはりサプリメントが最適です。

キトサン

キトサンとは、甲殻類やキノコ類に含まれる食物繊維の一種。整腸作用をはじめ、コレステロールの低下や免疫力アップなどが期待でき、特定保健用食品にも数多く利用されています。
その中で最近注目されているのが、内臓脂肪の減少を目的としたキトサン(主にキノコ類から抽出したキノコキトサン)サプリメントです。

食物繊維は体内の不要なものを排出する栄養素ですが、キトサンには、その働きに加えて脂肪の吸収抑制と分解促進作用があります。
体内に入ったキトサンは、まず胃腸に薄い膜を作り、食べ物の脂肪分が吸収されるのを阻止することで脂肪の蓄積を防ぎます。
さらに、すでに蓄積された脂肪を吸着し、β-アドレナリンという脂肪分解ホルモンの働きを促して、体外へと排出します。

実際の脂肪分解は、運動などで分泌されるアドレナリンが行っていますが、その指令を出しているのはβ-アドレナリン受容体であり、β-アドレナリンが正常に働かないと、いくら運動しても痩せにくくなります。
日本人の約3割はβ-アドレナリン遺伝子に異常があり、運動で痩せることが体質的に難しいようです。
しかし、β-アドレナリン受容体を刺激するキトサンを摂取すれば脂肪分解が活発になり、運動によるダイエット効果も上がると言われています。

ただし、キトサンには注意点が2つあります。
1つは、記載された摂取量を超えないこと。食物繊維なので摂りすぎるとお腹を下したり、キトサンの場合は、かえって便秘になるケースもあります。
2つ目は、カニやエビなどの甲殻類アレルギーを持っている人。キノコキトサンであれば問題ないのですが、キトサンサプリメントは甲殻類を使ったものも多いので、必ず原材料を確認しましょう。

ビタミン

ビタミンは体への作用によって種類分けされており、その中には内臓脂肪を減らす働きを持っているものがあります。
ビタミンには、大きく分けて「水溶性」と「脂溶性」の2種類あり、水溶性ならビタミンB群、脂溶性ならビタミンDが内臓脂肪の減少に関わっています。
もちろん食品から摂っても同様の効果が得られますが、水溶性ビタミンの方は水や熱に弱く、調理の段階で壊れやすいので、効率よく摂取できるサプリメントが最適です。

ビタミンB1

糖質(炭水化物)のエネルギー代謝を助けるビタミンB群の一種。体内に入った糖が脂肪へと変わる前に分解します。
さらに、L-カルニチンとコエンザイムQ10を組み合わせて摂取すれば脂肪燃焼が促進され、より効果的に内臓脂肪を減らすことができます。

ビタミンB2

脂質と糖質のエネルギー代謝を助けるビタミンB群の一種。
食品に含まれる脂質と糖質が体内で脂肪へと変わる前に分解し、エネルギーとして代謝させることで内臓脂肪の蓄積を防ぎます。
皮膚の再生を促す働きがあるので、ダイエット中の肌荒れ予防にも有用です。

ビタミンB6

タンパク質と脂質のエネルギー代謝を助けるビタミンB群の一種。
体内に入ったタンパク質をアミノ酸へと変換させ、脂肪燃焼を促します。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助ける脂溶性ビタミンの一種。
内臓脂肪が多い人ほどビタミンDが不足しやすく、体内のビタミンDが十分にある人は内臓脂肪がつきにくいことが分かっています。
また、カルシウムとの併用によって体重と体脂肪を減らすことができ、特に内臓脂肪型肥満の改善に役立つと言われています。

アミノ酸

アミノ酸とは、タンパク質の原料となる成分で、人間の体で働いているアミノ酸は20種類あります。それらが組み合わさったものが、筋肉や皮膚などを構成するタンパク質です。人間の体の主成分と言えるアミノ酸は、体を正常に機能させるために不可欠なもので、脂肪を分解する消化酵素「リパーゼ」を支える働きもしています。
内臓脂肪をはじめ、体内に蓄積された脂肪を減らすには、まずは分解して血液中に送り出さなければいけません。

それを行っているのがリパーゼであり、アミノ酸はリパーゼの分泌を促して脂肪を効率よく分解できるようにサポートしてくれるのです。ただし、脂肪の分解はあくまで第一段階。分解した脂肪を血液中に送り出したら、次は筋肉を動かし、エネルギーとして燃焼させる必要があります。

リパーゼによって分解された脂肪の燃焼に最も適しているのは一部の筋肉に負荷をかける激しい運動よりも、全身に働きかける有酸素運動です。たくさんの酸素を取り込み、基礎代謝を上げる有酸素運動はリパーゼが活発に働ける温度まで体温を上昇させることができるので脂肪の分解もさらに活性化し、より効果的に内臓脂肪を減らすことができます。

さらに、アミノ酸には疲労回復作用があり、運動前に摂取することで長時間体を動かしても疲れにくくなります。
内臓脂肪を減らす目的でアミノ酸サプリメントを取り入れる場合忘れてはいけないのが、「アミノ酸を摂るだけでは痩せない」ということ。いくら脂肪を分解しても燃焼されなかったものは元の状態に戻り、再び蓄積されてしまうので、アミノ酸を摂取した後は必ず有酸素運動を行いましょう。

カプサイシン(トウガラシ)

カプサイシンとは、唐辛子の種子に多く含まれる辛味成分のこと。発汗や血行を促すことで体を温め、冷えや肩こりを和らげたり、代謝を高めて体脂肪の燃焼を促進する効果などがあります。
唐辛子を食べると運動したときのように体が熱くなって汗が出てくるのは、カプサイシンが脳の内臓感覚神経を刺激することで副腎皮質からアドレナリンが活発に分泌されるからです。

通常、運動などによって分泌されるアドレナリンは中性脂肪を分解するリパーゼという消化酵素を活性化し、分解された脂肪をエネルギーとして燃焼させるホルモンなのでたくさん分泌されると、それだけ多くの内臓脂肪を減らすことができます。
つまり、カプサイシンを摂取すれば、体を動かさなくても運動したときと同様の脂肪燃焼効果が期待できるということです。

その上、カプサイシンのダイエット効果は他の成分に比べて即効性が高く、一般的な運動を行うより効率よく内臓脂肪を減少できるとも言われています。ただし、実際に内臓脂肪型肥満の人が体を一切動かさず脂肪を減らすとなればかなりの量のカプサイシンを摂取しなければいけません。

辛味成分であるカプサイシンは体への刺激が強く、過剰に摂りすぎると味覚の麻痺や血圧の上昇を招いたり、胃腸の粘膜を傷つけて炎症を起こすなど健康に様々な悪影響を及ぼす恐れがあるので、現実的に考えると不可能です。
日頃から適度な運動を心がけ、カプサイシンを含んだ食品よりも1日の摂取量がきちんと記載されているサプリメントから摂ることをおすすめします。

カフェイン(コーヒー)

カフェインとは、薬用植物の主成分であるアルカロイドという物質の一種。コーヒーの代表的な含有成分であり、他にも緑茶や紅茶などに含まれています。気分を高める興奮作用、眠気を覚ます覚醒作用、尿の排出を促す利尿作用、集中力や記憶力、運動能力を向上させる作用、抗ガン剤の効果を高める作用などがある中最近注目されているのが、脂肪分解促進によるダイエット効果です。

体内に蓄積された脂肪は、リパーゼという消化酵素が脂肪酸とグリセロールに分解して血液中へと送り出し、エネルギーとして使うことで燃焼されます。
内臓脂肪を減らすには、まず第一に脂肪を分解しなければいけないということです。
カフェインにはアドレナリンというホルモンの分泌を促進する働きがあり、これは興奮作用をもたらすと同時にリパーゼの脂肪分解作用を促す効果があるため、結果的に内臓脂肪を減少させることができるのです。

ただし、カフェインはあくまで脂肪の分解を促すのであって、脂肪を燃焼させて直接的に内臓脂肪を減らすものではありません。
分解した後の脂肪酸とグリセロールを消費せずにいると再び結合して中性脂肪に戻り、体内で蓄積されてしまいます。
カフェインを摂った後は、ウォーキングのような軽めの運動で構わないので必ず体を動かしてエネルギーを消費しましょう。

また、刺激の強いカフェインをサプリメントで摂る場合は「摂取量を守って過剰摂取に気をつける」「就寝前は避ける」などの注意事項があり、投薬治療中や妊娠・授乳中の人は医師に相談してから服用することをすすめられています。

ポリフェノール

ポリフェノールとは、活性酸素を除去する働きに優れた抗酸化物質の一種。赤ワインをはじめ、リンゴ、黒豆、チョコレートなどに含まれる健康成分です。活性酸素は細胞を老化させてガンや生活習慣病を招く物質とされており、それを取り除くことで体の老化や病気を防ぐことができます。

このように美容と健康の向上に役立つ成分として知られるポリフェノールですが、近年では内臓脂肪の分解を助ける働きもあることが確認され、ダイエットでも高い効果が期待できると注目されています。
とある研究では、リンゴから抽出したポリフェノールをマウスの餌に混ぜたところその餌を3週間食べて運動したマウスは、通常の餌を食べたマウスに比べて筋力が16%高く、内臓脂肪は27%少なかったそうです。

そして、さらに詳しく調べるうちに、ポリフェノールが食品から摂取した脂肪の吸収と肝臓での脂肪の生合成を抑制し、蓄積された脂肪の燃焼と排出を促進しているという結果に至りました。
こういった研究から、ポリフェノールには内臓脂肪の減少と蓄積抑制作用があり、同時に筋力を増強させることが明らかとなったのです。実際に、食事による脂肪吸収を抑えて内臓脂肪を減らすと言われるウーロン茶にはポリフェノールが豊富に含まれており、このことからもポリフェノールが内臓脂肪の減少に適していることが分かります。

ただし、ポリフェノールは体内で作用する時間が短く、たくさん摂取しても数時間しか効果は続きません。さらに、体内に溜めておくこともできず、毎日こまめに摂る必要があるので、手軽に摂取できるサプリメントで効率よく補いましょう。

大豆ペプチド

大豆ペプチドとは、大豆に含まれるタンパク質がアミノ酸に分解される前の成分のこと。2個以上のアミノ酸が結合したものをペプチドと言い、タンパク質の一種として分類されますが、効果はアミノ酸と似ています。
ただ、アミノ酸の場合は1個ずつ体内に吸収されてから作用するのに対し、ペプチドは一度に吸収されるので、完全に分解する前のペプチドの状態で摂取すれば複数のアミノ酸をまとめて働かせることができます。つまり、ペプチドを摂取した方が体内への吸収が早く、即効性が高いということです。大豆ペプチドには体の基礎代謝を上げる働きがあり、太りにくく痩せやすい体質を作る健康的なダイエットに適しています。

さらに、消費カロリーを増加させる作用や、内臓脂肪の燃焼を促す作用もあるため運動と組み合わせることで、より効率よく内臓脂肪を減少させることができます。
基礎代謝が上がればリバウンドのリスクも少なく、エネルギー消費が増えれば軽い運動でも大きな効果が得られるので、大豆ペプチドはまさに理想的なダイエット成分です。

また、大豆タンパク質とアミノ酸の中間に位置する大豆ペプチドは双方の働きを兼ね備えており、悪玉コレステロールを減らして善玉を増やす作用や疲労回復、血圧の上昇抑制、筋肉の増強、運動能力の向上といった様々な効果があります。
このように大豆ペプチドは非常に優秀な成分ですが、大豆ペプチドを最も含んでいる大豆製品でも、含有量はそれほど多くありません。食品から十分な量を摂るのは難しい成分なので、サプリメントでの摂取がおすすめです。

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10とは、ビタミンと似た働きを持つビタミン様作用物質の一種。人間の体の全細胞に存在し、特に心臓や肝臓などの細胞に多く含まれています。たくさんのエネルギーを要する心臓や肝臓に多いのは、コエンザイムQ10がエネルギーの生産に深く関係しているからです。

細胞内ではミトコンドリアという細胞小器官がエネルギーを作り出しており、分解された後の脂肪をエネルギーに変えて燃焼させる働きもしています。ミトコンドリアは人間が生きる上で必要なエネルギーの約95%を生成しているほど重要な役割を担っており、この働きが弱くなると、食事から摂取した脂質や糖質がエネルギーへと変換されないまま内臓や皮下の脂肪細胞に蓄積されていきます。

ミトコンドリアがきちんと働かなければ、どれだけ運動しても脂肪を燃焼できず、食べた物は全て体脂肪へと変わってしまうのです。
それを防ぐために働いているのがコエンザイムQ10。コエンザイムQ10は、ミトコンドリアのエネルギー生産をサポートすることで脂肪燃焼を促し、内臓脂肪を減らすことができます。

しかし、体内で作られるコエンザイムQ10の量は20代をピークに減少し、そこにアルコールや喫煙、ストレスなどが加わると一気に不足してしまいます。また、ミトコンドリアに効率よく脂肪を燃焼させるためには細胞内へ脂肪をスムーズに送り込まなければいけません。その手助けをしてくれるのは、同じく脂肪燃焼促進効果のあるL-カルニチンです。コエンザイムQ10とL-カルニチンはどちらも加齢と共に減っていき、食品からの摂取が難しい成分なので、サプリメントで同時に摂ることをおすすめします。

αリポサン

αリポ酸とは、体内で作られる脂肪酸の一種で、人間の体の全細胞に存在しています。食事から摂取した糖質をエネルギーに変えるサポートなどを行っており、細胞内にあるミトコンドリアの働きを活性化して脂肪燃焼を促す効果があります。

ミトコンドリアには脂肪をエネルギーに変えて燃焼させる働きがあるのですが、脂肪は原形のままだと燃焼されません。
炭水化物を摂取した場合、そこに含まれる糖質を分解しなければミトコンドリアはエネルギーに変えることができず、その糖質は中性脂肪となって体内に蓄積させてしまうのです。

そこで、αリポ酸は糖を分解してエネルギーに変わりやすい形にすることで脂肪の蓄積を防ぎ、すでに蓄積された脂肪の燃焼も促進することができます。
αリポ酸は血液中の糖を効率よくエネルギーに変えることからもともとは糖尿病の治療薬として使われていたものなので、内臓脂肪型肥満だけでなく生活習慣病のリスクが高まる中年期には欠かせない成分です。

しかし、体内で作られる量は加齢と共に減少していく上に、必要量を食事で補うのは難しいため、サプリメントで摂るしかありません。その際、内臓脂肪の減少をさらに促進するポイントがあります。αリポ酸は、L-カルニチン、コエンザイムQ10と並ぶ「三大ダイエット成分」であり、これらの成分は非常に理想的な組み合わせとなっています。

L-カルニチンが細胞内のミトコンドリアに送り込んだ脂肪をαリポ酸が代謝しやすい形に変え、最後にコエンザイムQ10がミトコンドリアと共に燃焼していくという仕組みです。
αリポ酸を摂る際は、L-カルニチンとコエンザイムQ10も同時に摂取しましょう。

サラシア

サラシアとは、インドやスリランカなどの亜熱帯地域に自生する植物の一種。
糖の吸収を抑制する成分が含まれており、現地では古くから糖尿病や肥満対策としてサラシアの幹や根の抽出エキスが飲まれてきました。その効果はWHO(世界保健機関)から正式に認められ、現在でも糖尿病の治療薬やダイエット食品に数多く利用されています。

通常、ご飯などの炭水化物や甘い物を食べたときの糖質は唾液に含まれる酵素によってオリゴ糖に分解されて小腸へと送られていき、αグルコシダーゼという酵素によってブドウ糖に分解された後腸壁から体内へと吸収され、エネルギーとして使われます。
しかし、過剰摂取などが原因で使いきれなくなると、血液中にブドウ糖が溢れるだけでなく一部は脂肪となって内臓や皮下の脂肪細胞に蓄積されます。その結果、血糖値が上昇して糖尿病を引き起こしたり内臓脂肪型肥満を招くことになってしまうのです。

一方、サラシアの特有成分であるサラシノールとコタラノールにはαグルコシダーゼの作用を阻害する働きがあり、オリゴ糖を分解させないことで体内への糖吸収を抑えることができます。分解されなかったオリゴ糖は大腸へと送られていき、そこで善玉菌の栄養分となって腸内環境を整えるサポートをしてくれます。

また、サラシアに含まれる成分には、脂肪燃焼や血液中のブドウ糖の排出を促し、すでに蓄積された内臓脂肪の減少や血液をサラサラにする効果もあります。このように、サラシアは内臓脂肪を減らして血糖値の上昇を抑えると同時にお通じを良くして脂肪のつきにくい健康な体に改善することができるのです。

アディポネクチン

アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌されるタンパク質の一種。脂肪細胞から分泌される物質には善玉と悪玉があり、血圧や血糖値の上昇などを引き起こす悪玉ホルモンが大半を占める中、アディポネクチンはこれらを低下させて健康を維持する貴重な善玉ホルモンです。

具体的には、血行を良くして血圧や血糖値を調節する作用、脂肪の代謝を促進する作用、血管を修復して血栓ができるのを防ぐ作用、食欲を調節しているレプチンの働きを活性化する作用、糖を代謝させるインスリンの働きを活性化する作用などがあります。
ところが、アディポネクチンの作られる量は加齢と共に減っていき、それが「中年太り」と呼ばれる内臓脂肪型肥満を招く一因になるのです。

アディポネクチンは、皮下よりも内臓の脂肪細胞から分泌されます。正常な脂肪細胞は善玉と悪玉がバランスよく保たれているのですが、内臓脂肪が多くなるとアディポネクチンの分泌量が減少し、反対に悪玉ホルモンが増加する傾向にあります。
体内のアディポネクチンが少なくなると、食欲を抑制できなくなる上に糖や脂肪が代謝されにくくなって、さらに内臓脂肪が増えるという悪循環に陥り、高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病にかかるリスクも高まります。

しかし、不足しているアディポネクチンを補うことで悪玉ホルモンの分泌量は減少し、糖や脂肪もスムーズに代謝されて内臓脂肪を減らすことができます。また、アディポネクチンの分泌促進に役立つと言われる有運動酸素をサプリメントと組み合わせて行えば、より高い効果が期待できます。

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