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突発性発疹の症状・原因・治療について

公開日: : 最終更新日:2016/01/09 皮膚


皮膚病のなかには、赤ちゃんや小児がかかりやすい病気があります。
突発性発疹もそのひとつで、生後6ヶ月~12ヶ月に発症することが多いとされています。
それでは具体的な症状や治療法について見ていきましょう。

突発性発疹の症状

元気に過ごしていた赤ちゃんがいきなり38~39度、場合によっては40度近い高熱を出すことが突発性発疹のはじまりです。
高熱は出るものの、意外と元気で熱は数日間経過したあと、急激に平熱あるいは37度台まで低下します。
高熱がきっかけとなって、熱性けいれんを起こすことがありますが、命にかかわるものではないので過度に心配する必要はありません。

それと同時、もしくは翌日にお腹や背中などにさまざまな大きさの赤い発疹が生じて、半日ほどで全身に拡散します。
数日は発疹が強く出ますが、少しずつ薄くなって消失します。
かゆみはそれほどありませんが、かゆみが強く出ることもあります。

赤い発疹は体のへそを中心にできることが多く、手足にあらわれることはほとんどありません。
顔に発疹ができることもあり、眼の周辺が赤く変化することもあります。
熱が下がったあともしばらくはぐずる赤ちゃんもいます。

高熱が出ることから親は心配になりますが、高熱のわりに赤ちゃんは元気で機嫌もいいというのが突発性発疹の特徴です。
食欲は多少落ちますが、大きく落ちることはないでしょう。
ほとんどが1歳未満で発症し、特に生後6ヶ月~12ヶ月までになる赤ちゃんが大半です。

遅くとも2歳までに発症し、1度かかると再発することはあまりないでしょう。
はじめての発熱が突発性発疹というケースも少なくありません。
鼻水や咳といった風邪のような症状はありませんが、便がゆるくなることはあります。

症状が悪化することはなく、ほとんどが一定期間経つとおさまりますが、ごくまれに重篤化することがあります。
劇症肝炎、血小板減少性紫斑病、脳炎、脳症、劇症肝炎など重篤な合併症が起きることがありますが、割合としてはごくわずかです。
脳症などは発疹が生じる病気の後半に起きることがあるので、意識状態が普段とちがう、あるいは極端に機嫌が悪い場合は気をつける必要があります。

突発性発疹の原因

突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型の感染によって、引き起こされます。
1度感染すれば再び感染することはありませんが、ヒトヘルペスウイルス7型も突発性発疹のような症状を引き起こされることがわかっています。
つまり、6型と7型の各1回ずつ、あわせて2回感染することもあるのです。

ヒトヘルペスウイルスは1度でも感染すると生涯体のなかに残るため、ヒトヘルペスウイルスをもつ親から赤ちゃんから感染すると推定されます。
飛沫感染や経口感染が主な感染経路だと言われています。
赤ちゃんは母親から受け継いだ免疫によって、生後3ヶ月まではウイルス性の感染から保護されています。

しかし、時間が経つにつれて免疫は弱まり、生後6ヶ月を過ぎるとかなり薄れてしまいます。
赤ちゃん自身の免疫が働くのは1歳頃なので、この免疫が弱まっている時期でヒトヘルペスウイルスの感染リスクは高まるのです。
ただし、すべての赤ちゃんが感染するというわけではなく、突発性発疹を発症しない赤ちゃんもいます。

感染しても症状があらわれなかったという赤ちゃんもいますし、突発性発疹を発症しないと成長してから重篤な症状があらわれるということもありません。
保育園など集団生活をしている赤ちゃんの場合は、以前に突発性発疹を発症した経験のある子供から感染して発症する場合もあります。
ほとんどの子供が発症するウイルス感染症なので、過度に心配する必要はありませんし、隔離や感染予防はしなくてもいいでしょう。

突発性発疹の診断

突発性発疹の診断は、咳や鼻水といった風邪の症状が見られず、高熱が出ていることが基準のひとつとなります。
さらに月齢や年齢も考慮し、発疹があらわれることで診断は確定します。
発症初期段階に見られる小さな赤い隆起が確認されることで、発疹が生じる前の発熱の段階で突発性発疹の可能性が疑われることはありますが、それだけでは確定はできません。

発熱のあとに発疹が生じるという特徴から、確定診断されるのが一般的です。
また、確定に有効な検査は特にないため、基本的には病気の経過によって診断されます。

突発性発疹の治療

突発性発疹は症状を抑える特効薬などは存在しないため、突発性発疹ということがはっきりしたら治療をしなくても問題ありません。
赤ちゃんが突発性発疹で体調を崩してしまったら、まわりの大人が気をつけてあげる必要があります。
寒気がある場合はあたたかくして、熱が高くなって暑がるようなら涼しくしてあげます。

衣服や布団でうまく体温調整するようにしましょう。
熱が高いときは、氷のうを頭にのせるなどして冷やします。
突発性発疹がなおるまでは体力が落ちているので、平熱に戻るまではお風呂に入れるのは控えましょう。
脱水症状を起こす恐れがあるため、こまめに水分補給します。

汗をたくさんかくので、冷えて風邪を引かないようにこまめに着替えをさせましょう。
突発性発疹は赤ちゃんが最初に経験する発熱であることが大半です。
心配して救急病院などに訪れる人もいますが、突発性発疹が急激に悪化するようなことはありません。

生後6ヶ月を過ぎたら突発性発疹を発症することが多いという知識があれば、いざ発症してもそれほど心配せずに済むでしょう。
高熱が出るとどうしても焦ってしまいますが、赤ちゃんの機嫌が良ければ、慌てずに経過観察するようにします。
長時間病院を連れまわさずに、自宅で静かに過ごさせるほうが体にはいいはずです。

基本的にはそれほど心配はいりませんが、赤ちゃんが元気そうだからといって無理をさせるのはよくありません。
体調が安定するまでは、あまり外出はせずに静かに過ごしたほうがいいでしょう。
また、意識状態やけいれんの有無、顔色が悪くないかといった全身状態についてはきちんと経過観察します。

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