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肺に良い事とは?肺を健康に保つ為に!

公開日: : 最終更新日:2015/09/02 肺・気管支の病気

水を飲むと肺の健康に良いといわれることがありますが、飲み方に気をつけなければ逆効果になってしまう危険性があります。
以下に具体的な情報を掲載していますので、気になるという人はチェックしてみてください。

水中毒を引き起こす恐れがあります

水を飲むことが肺にいいと知って、健康にしたい、肺をきれいにしたい一心で、がぶがぶと飲む人がいます。
しかしながら、水を過剰摂取すると中毒症状を招く原因になり、低ナトリウム血症を引き起こした結果、最悪の場合は命を落とすことになりかねません。
具体的には血清ナトリウムイオン濃度が135mEq/L未満が低ナトリウムイオン血症と定義されており、濃度が基準に近いと無症状や軽度の疲労感程度ですが、数値が下がっていくほど全身倦怠感、筋肉のこむらがえり、吐き気や嘔吐、錯乱、人格変化、けいれん、昏睡といった具合に深刻な症状を引き起こすようになり、100mEq/Lの濃度にまで達した場合には呼吸困難に陥って命を落としてしまうのです。
そのため、過度に水分を摂取しないよう量を調整しなければいけません。

水の適量とは?

大人、子ども、幼児で量は異なり、大人は体重1kgあたり50ml、子どもは体重1kgあたり50~100ml、幼児は体重1kgあたり100~140mlが基準となります。
体重63kgの大人の場合、63kg×50mlで、一日に必要な水分量は3,150mlとなります。
ただ、水だけでこの量を補給しようと思うと、過剰摂取になる可能性がありますので注意しなければいけません。
どういうことかといいますと、水分は体の中の代謝で大体500mlほど生成されていますし、食事で取り込まれる水分が大体1,200mlあるからです。
先に挙げた例の人の場合、3,150mlの水分が必要ですが、代謝と食事で1,700ml、普通に生活していれば確保できていますので、単純計算では残りの1,450mlを飲み物で補えばいいということになります。

摂らなさ過ぎるのも良くありません

水中毒を引き起こすのがコワイと感じて、水分の摂取量を極端に制限するのは逆効果です。
脱水症状の原因になりますし、既に肺の病気にかかっている人の場合には、病状に悪影響を及ぼすことになりかねません。
とくに病気がある人は、水分の摂取に関し医師に相談し、指示を守ることが大切といえるでしょう。

喫煙

タバコを吸うと肺に悪いということは、喫煙者・非喫煙者に関係なくご存知でしょう。
しかしながら、いまタバコをする習慣がある人がやめる=禁煙をはじめたとして、果たして肺に良い影響があるのかと思っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは非喫煙者になることによって起こるカラダの変化について取り上げていきますので、参考情報としてお役立ていただけると幸いです。

タバコは肺機能低下の原因になるけれど・・・

喫煙習慣をやめることによって、低下していた肺機能が次第に回復していくことにつながります。
具体的には、楽に呼吸をすることができるようになったり、咳(せき)をする回数が減少したりといった変化が起こってくるのです。
なお、楽に呼吸ができるようになるまでは禁煙後2週間~3ヵ月程度、咳の症状が出なくなってくるまでには禁煙後1~9ヶ月程度かかるといわれています。

タバコは肺がんの原因になるけれど・・・

禁煙に取り組み続けることによって、発症する危険度の低下につながると考えられています。
非喫煙者と同程度の危険度になるまでには5~10年間の期間がかかります。
非常に長い期間にわたりタバコを吸わずにいなければいけませんが、吸わないことが当たり前のレベルに達しさえすれば、苦もなく自然にこの期間やめたままでいられるでしょう。

肺はきれいになる?

ヒトの細胞は7年間かけてすべて入れ替わることがわかっているという理由で、7年間できれいな状態になるという説があります。
また、浄化という概念を持ち出している説では、1日あたりの喫煙箱数×喫煙年数×2の期間がかかるとされています。
ほかにもさまざまな説ですが、そもそもタバコで肺が黒くなるのかあやしいという話まで出ているのです。
色が黒くなっていると思うとなんだか気持ちが悪いと感じる人も少なくないでしょうが、肺は基本的に人の目に触れることはありません。
色のことよりも、前述したような肺機能の回復や肺がん発症の危険度を下げることに意識を向け、禁煙に取り組んだほうが現実的といえるでしょう。

年齢の高まりにともない、何も対策していなければ呼吸機能が低下し、肺の老化が進行してしまいます。
この肺の老化を食い止め、呼吸機能を維持したり高めたりする方法のひとつに、運動があります。
どういう運動が肺に良いのかを以下にまとめていますので、内容をチェックして実践してみてください。

運動

呼吸筋を鍛錬する運動がおすすめ
呼吸筋は息を吸ったり吐いたりする筋肉の総称であり、この筋肉が収縮、弛緩することによって、肺を支え保護する役割を担っている骨格の胸郭(きょうかく)が拡張、収縮し、肺の拡張、収縮が起こる仕組みになっています。
呼吸筋を鍛えることによって、呼吸機能の維持、改善に繋がり、結果として若々しく健康な肺を保てたり、手に入れたりすることが可能です。
なお、呼吸筋は横隔膜(おうかくまく)、外肋間筋(がいろっかんきん)、内肋間筋(ないろっかんきん)で構成されています。

適度な運動を習慣に

ウォーキング(速歩)、ジョギング、サイクリング、エアロビクス、スイミングといった運動が有酸素運動に該当します。
ぐったりと疲れ果てるまで行う必要はなく、少しきついと感じるレベルまででかまいません。
また、1回あたりの有酸素運動は長時間でなくても大丈夫です。
とくに最初は体力的に長い時間にわたり運動をすることは難しいでしょうが、10~15分を目安に1日2回など複数回に分けて行っても良いのです。
なお、まとめて30分間、運動する場合と分割する場合とでは、得られる効果に大差はありません。
そのほか、有酸素運動を行う頻度に関しては1週間あたり3日、2日続けて行わないように上手くスケジュールを組むのがポイントです。
毎日運動したいという人もいるかもしれませんが、その場合には次の日まで疲労を引きずらないレベルにとどめておくことをおすすめします。
なお、有酸素運動をする際には運動前後・運動中の水分補給、ストレッチなどの準備運動・整理運動を忘れないでください。

有酸素運動以外の方法呼吸筋のストレッチ法を3種類紹介します。

有酸素運動は基本的に外出しなければ行えませんが、下記のストレッチ法は家にいるときなど気軽に実践可能な点が魅力的でもあります。

方法1

片腕を斜め下に伸ばし、息を吸い込みながら伸ばした腕とは反対方向に(左腕を伸ばした場合は右に)首を倒したあと、息を吐き出しながら首をもとの位置に戻します。
左右どちらかをやったあとは、反対の腕と首も同様の要領で行いましょう。
これを1セットとし、1回あたり3セット、1日3回行うのがおすすめです。

方法2

左右の手を背中側、腰のあたりで組み、軽くヒザを曲げて息を吸い込みます。
そして今度は息を吐き出しながら、肩甲骨を閉じるようなイメージで腕を伸ばします。
これを1セットとし、1回あたり3セット、1日3回行うのがおすすめです。

方法3

左右の手を腕の前で組み、息を吸い込みながら腕を前方に伸ばし、背中を丸めていきます。
そして今度は息を吐き出しながらもとの状態に戻していきます。
これを1セットとし、1回あたり3セット、1日3回行うのがおすすめです。

コツと注意点

息を吸ったり吐いたりする際にはゆっくりを心がけてください。
また、体調が優れないときには無理をせず休みましょう。

症状・持病・ケガがある人や高齢の人は医療機関で相談を現状においてせき、たん、息切れといった症状を自覚している人、糖尿病をはじめとする持病やケガを抱えている人、高齢の人は、自己判断で運動するのは避けましょう。
医師の許可を得て運動をはじめることが安全、安心です。
なお、止められた場合には指示を守ることが、自分の健康を守るためには大切です。

ハーブ

肺の健康のために良いものとして、ハーブが取り上げられることがあります。
一口にハーブといっても実にさまざまな種類のものが存在していますが、その中でもとくに肺と関わりが深いとされているものをピックアップしましたので、興味がある人はぜひご覧になってみてください。

肺の健康に有用なハーブの種類

●マレイン・・・肺の粘膜に作用したんの排出が促され、肺クリーニングのために貢献してくれる。

●リコリス・・・肺の炎症の軽減、呼吸器系感染の予防、たんを排出して肺をクリーニングする目的で選択するのに向いている。

●コルツフット・・・肺に溜め込まれたタールが取り除かれたり、たんの排出が促されたりして、きれいな肺にするのをサポートしてくれる。

●オレガノ・・・肺に入り込んだ有害物質で起こるアレルギーを防いだり、細菌や真菌を取り除いたりするほか、粘液分泌過多の状態の肺を清浄化することにも役立つ。

●ラングウォート・・・肺に溜め込まれたタールを取り除くことに貢献してくれるほか、呼吸器系疾患の炎症を鎮めたり、呼吸器感染の原因となるウイルスや細菌に対抗してくれたりもする。

●ペパーミント・・・呼吸を楽にしてくれるほか、肺に入り込んで有害物質によって引き起こされるアレルギーを防ぐことにも貢献してくれる。

●タイム・・・肺炎をはじめとする呼吸器感染の原因となる細菌、真菌、ウイルスを取り除くために活躍してくれる。

●オオバコの葉・・・肺に不快感が起こるのが気になっていたり、空咳が出て困っている人が選択するのに適している。

●チャパラル・・・ヒスタミンが原因の症状の抑制、炎症の抑制、有害物質の除去、たんの排出促進に良いといわれている。

●エレキャンペーン・・・肺、気道の炎症軽減、呼吸器感染防止、たんや粘液の排出促進による清浄化が見込める。

●オオグルマ・・・たんの排出による肺クリーニングに役立つほか、菌にも強いという特徴を有している。

●オシャ・・・肺の血液の流れが増えることによって、深く息を吸ったり吐いたりするのが楽になるほか、肺から粘液が出ていくのが促進されることで、呼吸器汗腺を未然に防ぐことに役立つ。

●ロベリアソウ・・・肺、気道の粘液排出促進、たんが排出されやすくなるためきれいな状態へと導かれるほか、楽に呼吸ができるようになるともいわれている。

ハーブの入手方法

フレッシュハーブ、ドライハーブ、フラワーエッセンス、精油、サプリメント、苗、種の状態で販売されているハーブですが、近くに販売しているお店がない、あるけれど目当ての種類が売っていないという人もいるでしょう。
その場合には、インターネット通販の利用をおすすめします。
先述した肺の健康に役立つハーブがきっと見つかるはずです。
なお、ハーブは種類によって適切な使用方法が異なりますので、取扱上の説明は必ず確認したうえで使用してください。

仕事中の小休憩や家事の合間など、ちょっとした時間を利用して行えるのがツボ押しのいいところです。
カラダには非常に多くのツボがありますが、肺に良いとされているものも複数あります。
何種類かピックアップしましたので、肺の健康が気になるという人は以下の内容をチェックしてツボ押しを習慣化しましょう。

ツボ

腕に存在する肺に良いツボ

太淵(たいえん)

手首の脈が打っている場所に位置しているツボです。

孔最(こうさい)

ヒジを曲げた際にシワができますが、親指側に反対側の手の親指を当て、指幅3本分ほど手のほうへと動かした場所にあるツボです。

胸に存在する肺に良いツボ

中府(ちゅうふ)

鎖骨の端(外側)の下に触れてみるとくぼみがあることが分かりますが、そこから親指幅1本分程度下に位置しているツボです。

背中に存在する肺に良いツボ

肺兪(はいゆ)

肩甲骨の半分程度の高さ、背骨までの距離も半分程度の場所にあるツボです。

ツボ押しのコツ・注意点

適切な力下限

指の腹を使って押圧し、イタ気持ちいいと感じる程度の力下限がおすすめです。

基本的な押し方

4秒程度息を吐き出しながらツボを押圧し、また4秒程度息を吸い込みながら力を緩めます。
なお、息を吸い込みながら力を緩めたあとも、指は完全に離してしまわないようにしてください。
これを1セットとし、1箇所あたり5~10セット行いましょう。

肺兪(はいゆ)が届かない

人にツボ押しをしてもらうことができない場合には、使い捨てカイロを貼り付けておく方法でツボにはたらきかけましょう。

ツボ押しをしてはいけないタイミング、強く押してはいけない人

ケガをしている人、伝染病を引き起こしている人、心臓や腎臓の健康状態が良くない人など、カラダに問題がある人はツボ押しが逆効果になる可能性がありますので、刺激してはいけません。
それから、飲酒をしているときやお風呂、サウナを出てすぐのタイミングは、血行や心拍数が高まっているため、ツボ押しがカラダへの負担につながってしまう可能性がありますので、刺激しないに越したことはありません。
また、子どもや高齢者、妊娠中の人は通常の力加減だと強過ぎますので、弱めを意識してツボ押しをすることが大切です。

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