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クラミジア肺炎の原因・症状・治療・検査・予防

公開日: : 最終更新日:2015/04/06 肺・気管支の病気, 肺炎

クラミジア肺炎
クラミジア肺炎(くらみじあはいえん)とは、細菌の一種であるクラミジアにより発症する肺炎のことをいいます。
この病原体には性感染症のイメージが強い人もいるでしょうが、肺炎を起こすことでも知られているのです。
クラミジア肺炎は市中肺炎のなかで5~10%の割合となっており、とりわけ高齢者に引き起こされやすくなっています。
また、クラミジア肺炎は家族内感染を起こしたり、集団小流行を招くケースもあるのが特徴です。

原因

細胞内に入り込むことで分裂し、増殖するのが特徴ですが、増殖すればまた細胞の外へと出て、別の細胞内へと入り込み増殖するのが特徴です。
細胞がある条件化でのみ増殖するため、培養検査で調べるのが困難であることが厄介なところです。
また、飛沫感染するのが特徴であり、呼吸器感染症の形で肺炎を発症します。
なお、クラミジアに対する抗体は多くの人が保有していますが、抗体に感染をブロックする能力がなく、抗体を有している人でも繰り返し感染、発症するリスクがあるのが厄介なところです。
クラミジア細菌に感染後すぐに発症するわけではなく、3~4週間の潜伏期間を経てクラミジア肺炎を発症します。
そのほか、クラミジアという細菌は慢性閉塞性肺疾患をひどくしたり、気管支喘息の発作、膠原病、関節炎、動脈硬化、紅斑、リンパ節の腫れを招いてしまうリスクもあります。

症状

クラミジア肺炎を発症した場合には、いろいろな症状が引き起こされてしまいます。
咳、痰が出ますが、はじめは乾いた咳が出ているだけだったのに、やがて痰が絡む咳が引き起こされるようになります。
そのほか、鼻水や鼻詰まりの症状、のどの痛みといった咳や痰と同様に風邪のような症状もあらわれます。
また、微熱や高熱も引き起こされるのが特徴で、熱が原因となって頭が痛くなってしまうこともあるでしょう。
さらには一般的には蓄膿症の名前で知られている副鼻腔炎が引き起こされるケースもクラミジア肺炎ではあります。

検査・診断

実際にクラミジア肺炎かどうかを調べるためには、胸部X線検査や血液検査がおこなわれるのが一般的です。
まず、胸部X線検査をおこなうことにより、肺炎を引き起こしている場合の陰影がないか確認します。
胸部X線検査で肺炎の疑いがあることがはっきりしたら、血液検査へと移行します。
この検査ではCRPと呼ばれるたんぱく質の数字を確認しますが、軽く高まっていることが多いです。
そして診断を確定するためには、細菌への抗体の免疫反応を調査します。

治療方法

病原体のクラミジアは細菌の一種であることから、治療方法としては抗生物質を使った薬物療法が選択されるのが一般的です。
選択されることの多い抗生剤ですが、マクロライド系抗生剤、テトラサイクリン系抗生剤、ニューキノロン系抗生剤といったものが挙げられます。
こういった抗生剤をだいたい10~14日間に渡り使っていくことで、回復を目指します。

予防方法

クラミジア感染は抗体を有していても感染防御機能がないため、予防に取り組むことが大切です。
飛沫感染してしまう病気のため、ほかの人のほうを向いて咳をしてはいけません。
また、家族内感染する恐れのある病気ですので、患者と密に接触しないように注意することも大切です。
さらに集団小流行する可能性のある病気でもありますので、やはり患者との接触を避けること、人ごみを避けることも重要といえます。
そのほか、手洗いやうがいを欠かさずおこなうほか、生活習慣の改善も予防に効果的です。
栄養バランスの取れた食事を規則正しく3食摂るほか、十分な睡眠時間を設けるなどすれば、クラミジア肺炎にかかるリスクは低減されることでしょう。
なお、仮にクラミジアに感染した場合でも、健康な大人に関しては発症する可能性は10%ほどと低いのですが、免疫力が低下している人、呼吸器系疾患を抱えている人、高齢者や小児にうつす恐れがあるため気をつけなくてはいけません。

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