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がん治療の詳細についてのまとめ

公開日: : 最終更新日:2016/07/03 がん

標準治療と先進医療の違い

がんの治療において「標準治療」と「先進医療」というものがあります。
先進医療のほうが素晴らしい治療を受けられるのではというイメージを抱いている人も多いでしょうが、実際はどうなのでしょうか。
「標準治療」と「先進医療」の違いと特徴を見ていきましょう。

がん治療における「先進医療」

先進医療と聞いて多くの人が思い浮かべるのは「最先端の治療法」「お金を持っている人だけが受けられる治療法」「もっとも優れた治療法」といったところでしょうか。
実は、「先進医療」と「もっとも優れた治療法」はイコールではありません。
先進医療とは現段階で最先端であることは間違いがないのですが、がん治療のなかで比較的新しい研究結果の末に考えられた治療法であり、治療を受けた患者の経過や副作用などについての研究はそこまでおこなわれていない場合があります。
よって、もっとも優れた医療になるかどうかは、ある程度の時間が経たなければわからない部分があります。
わかりやすく言えば「この治療法が効果があるかもしれない」という提案の段階に近いでしょう。
もうひとつの特徴として、先進医療は健康保険がきかず治療費も高額になりがちです。
このことから、お金持ちが受けられる治療法というイメージが定着しているのかもしれません。

がん治療における「標準治療」

標準治療とは、現在のがん治療のなかでもっとも効果があるとされる医療です。
さまざまな研究結果や実際の経過などをもとに標準医療は決まっています。
がんの治療には「診療ガイドライン」というものがあり、がんができた場所や進行度などから推奨される治療法のガイドラインが決められています。
これにはグレードがあり、もっとも優れた治療法とされるグレードAが「標準医療」にあたります。
「先進医療」の治療法のなかから優れた結果が出た場合は「標準医療」として格上げされます。
長年のがん治療研究のなかで安全性、有効性、副作用等についてもっとも優れているとされたものが選ばれるのが特徴です

がん手術後の痛みの原因と治療・解消法

がんの手術後は、さまざまな後遺症が発生する場合があります。
どのような後遺症が発生するかは手術した部位や進行度によっても変わってきますが、どのような手術を受けたあとにも起こりうる後遺症が「痛み」です。
がん手術のあとで痛みが発生した場合はとても不安になり、焦りも感じるかもしれません。
まずは落ち着いて、どの部位にどのような痛みがあるのかを自分で把握しましょう。

がん手術のあとの痛みの原因となるもの

がん手術後の痛みの原因にはさまざまなものがありますが、そのなかでも原因としてよく挙げられるのは手術をした部位の炎症、傷の治癒後にできた組織が神経を圧迫することでの痛み、内臓が癒着を起こしている痛み、手術により体内の構造が変わったことでの痛み、精神的な不安やストレスからくる痛みなどがあります。

がんの手術でなくても、手術によって体にメスを入れるものであれば傷口の炎症が痛みを引き起こすことは多くあります。
痛みの原因のなかでもっとも注意しなければならないのは「内臓の癒着」です。
メスを入れた場合、流れた血液が内臓の周囲に流れ込み、その血液が原因となって癒着を起こす場合があります。
普段自分の力で自由に動ける腸などの内臓が影響を受けやすく、癒着によって動きが封じられると腸閉塞などを引き起こします。

さまざまな後遺症の原因がありますが、手術後に痛みや副作用がまったくないまま完治をむかえることは稀です。
まずは痛みの状態を落ち着いて把握し、医師にわかりやすく伝えることがポイントです。

がん手術後の痛みをとるための治療法

おもな方法としては鎮痛剤の投与と神経ブロックが挙げられます。
鎮痛剤は一時的に痛みを感じるのを防ぐためのものであり、根本的な治療ではありませんが、痛みがなくなることで精神的な負担が軽くなります。
軽い炎症など、時間の経過と治癒の進行で解決される痛みに用いられます。

神経ブロックは麻酔を使用した痛み止めです。
鎮痛剤との違いは痛みをとる効果とともに、痛みが発生する原因に対しても効果がある、ということです。

これらのほかには民間医療としてマッサージや鍼灸があります。
精神的な不安やストレスを緩和してくれるという効果があるので、不安な気持ちが抜けない場合などに良い治療法といえるでしょう。

がん手術後の痛みの期間は?

術後の痛みは数ヶ月程度で解決することがほとんどですが、なかには1年から2年ものあいだ痛みが続き、治療を続けなければならないケースもあります。
大切なことは痛みを我慢することなく、少しでも疑問があれば医師に相談することです。
処方された鎮痛剤などを活用し、治療を進めていきましょう。

手術が選択できないケースとは

現代では、がんは定期的な検診と早期発見ができれば、それほど恐ろしい病気ではなくなっています。
患者側からすれば早く病巣を取り除いてほしいという思いから、早く手術をと考えてしまいますが、実はすべてのがん患者が手術を受けられるわけではありません。
がんの治療において手術が受けられないケースとしては、どのようなものがあるのでしょうか。

なぜ手術を受けられないことがあるの?

外科手術は患者の体に大きな負担をかけ、命の危険性もあるものです。
そのため、さまざまな判断材料から「手術で得られるメリットよりも手術で被るデメリットのほうが大きい」という結論が出された場合には、手術を受けることが不可能になってしまいます。
反対に「手術によるメリットのほうが大きい」という判断が下された場合には、手術による病巣の排除が提案されることになります。

がんの範囲が広範囲に広がりすぎた場合

がんという病気は、血液やリンパの流れに乗って転移する可能性が高い病気です。
そのため、気づいたころには広範囲にわたって病巣があり、それをすべて取り除く手術は負担が大きすぎると判断される場合があります。
手術はどれだけ規模の小さなものでも患者の体には相当な負担がかかります。
短い期間に何度も手術を繰り返すことは好ましくないため、広範囲に病巣がある場合には完全に取り除くことが難しく、理想の治療が受けられない場合があるということです。
定期的ながん検診で早めに発見することが大切になってきます。

患者の体が手術に耐えられないと判断された場合

がんを発症している患者が高齢者や小さな子どもなど体力的に弱い場合、手術に体が耐えることができず、手術を受けることのメリットを充分に活かすことができません。
手術によって治療が進むはずが逆に亡くなってしまっては本末転倒なため、このようなケースでは手術以外の治療法が提案されます。

手術以外のがんの治療法

がんの治療は手術のほかに、抗がん剤の投与や放射線治療というものがあります。
仮に手術が受けられないと判断された場合でも、悲観せずに根気よく治療を続けることが大切です。
そのためにはかかりつけの医師とのコミュニケーションがとても重要です。
もし、「この医師はあまり信用できない」と感じるようなことがあれば、セカンド・オピニオンを考えるのもひとつの方法です。
セカンド・オピニオンとは「かかりつけの担当医以外の医師の意見を仰ぐこと」です。
自分の体と命に関わることですから、治療において不安が大きい場合は考慮してみましょう。

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