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皮膚がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

公開日: : 最終更新日:2017/05/25 がん

人体の表面を覆う皮膚は、物理的に体の内部を外部刺激から保護する外皮としての役割のほかに、体温維持や水分の代謝調節、紫外線ダメージからの保護、異物や微生物の侵入を防ぐなど、体の機能を保つための重要な役割を果たしています。

皮膚は表面から順に表皮・真皮・皮下組織の3層にわかれており、厚さ0.2mmほどの表皮は表面から順に角質層・顆粒層・有棘(ゆうきょく)層・基底層の4層にわかれています。

それぞれの皮膚層の細胞が正常に機能せず、増殖することで発生する病変を「皮膚腫瘍」といい、他の臓器へと侵入・転移する悪性腫瘍を「皮膚がん」といいます。

皮膚がんは、どの細胞組織に発生するかによって種類が異なりますが、「基底細胞癌」、「有棘細胞癌」、「悪性黒色腫(メラノーマ)」の3種類が皮膚がん患者の全体を占めています。

基底細胞癌

基底細胞癌は表皮の最奥層である「基底層」に発症する癌で、基底細胞癌の70%以上が顔面に集中して発症します。
顔面でもとくに下まぶた、鼻、上口唇など顔面の中央寄りに多く発症することから、紫外線による影響が原因と考えられています。

基底細胞癌は日本人の皮膚がん患者に最も多い癌とされ、基底細胞癌の発症患者数を年代別で見ると40歳以上から発症数が多くなりはじめ、60歳代では全体の25%、70歳代では全体の45%、近年では高齢化にともない80歳代や90歳代でも発症する患者が増加するなど、全体的に高齢者に多い皮膚がんです。

ただし、基底細胞癌は悪性度が低く、転移するリスクも低いことから、切除など早期治療を行なうことによって完治を見込むことができる皮膚がんでもあります。

有棘細胞癌

有棘細胞癌は表皮の中間にある「有棘層」に発症する癌で、半数以上が顔面に発症し、腕や足など四肢に発生する場合もあります。

紫外線によるダメージが原因と考えられていますが、近年の研究で子宮頸がんの原因となる「ヒトパピローマウイルス」も大きく影響していることが判明しています。
有棘細胞癌は転移のリスクがあり早期発見・治療が重要とされ、広範囲に切除する必要があります。

日本人の皮膚がん患者では基底細胞癌の次に多いとされており、60歳代以上に患者が多く、70歳代から80歳代が最も多いほか、女性よりも男性に患者数が多いという特徴があります。

悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫(メラノーマ)は「基底層」にあるメラニン色素の生成細胞「メラノサイト」に発生する癌です。

メラノサイトが癌細胞化すると、ほかの臓器へと悪影響を与えるため、皮膚がんのなかで最も悪性で死亡率が高いとされています。
紫外線や外傷、遺伝子異常が原因とされ、足の裏や頭、首、手のひら、指、爪などに全身に発症します。

人口10万人あたりの1年間の発症者数は、白人が約20人、日本人が1~2人、黒人が約0.5人となっており、日本人の患者数は少ないとされていますが、日本人の発症者数はこの30年で2倍になるなど患者数が年々増加しています。

日本人患者の場合、男性は60歳代、女性は70歳代で最も多く発症しますが、30~50歳代でも発生する場合があります。

皮膚がんの原因

高齢化にともない、皮膚がんを発症する日本人患者数が近年増加していますが、皮膚がん患者を世界的に見ると紫外線の強い地域に住む白人に発症者が多いことから、皮膚がんの発症原因は紫外線が大きく関係していると考えられています。

しかしながら、紫外線以外にも肌の色や外部刺激の有無など、さまざまな要素が原因になるのではないかと考えられています。

紫外線

皮膚がんを発症する最大の原因が「紫外線」とされています。
日本人に多い皮膚がんの「基底細胞癌」や「有棘細胞癌」は紫外線が大きく影響していると考えられています。

一年中浴びている紫外線は波長によって種類が分類され、表皮まで届く「UV-B」と表皮の下の真皮層まで届く「UV-A」と大きく分類されます。

紫外線を浴びると皮膚細胞のDNAを損傷し、遺伝子が突然変異を誘発することで皮膚がんを発症すると考えられていますが、皮膚細胞が正常に機能している場合は、紫外線による損傷を自己修復するため、紫外線を浴びたからといって必ずしも皮膚がんを発症するわけではありません。

しかしながら、紫外線を多量に浴び続けると皮膚細胞の免疫機能を抑制してしまうため、細胞分裂の際に遺伝子が突然変異を起こし、皮膚がんを引き起こしてしまうとされています。

外部刺激

紫外線のほか、外部刺激や皮膚の損傷が皮膚がんの原因になると考えられており、具体的には放射線による皮膚障害、外傷や火傷による傷跡、皮膚潰瘍、ウィルス感染などが挙げられます。

皮膚がんのなかでも悪性とされている「悪性黒色腫(メラノーマ)は、足の裏や手のひらに発症する場合が多く、日常的に外部刺激を受けていることが原因と考えられています。

また、「有棘細胞癌」の場合は子宮頸がんの原因とされる「ヒトパピローマウイルス」に感染することで発症することが判明しています。

色白

皮膚がん患者は白人に多いとされていますが、日本人の場合でも色白の方は発症リスクが高いとされています。
色白の方ほど紫外線の影響を受けやすく、少量の紫外線を浴びるだけでも皮膚がんを発症しやすいとされています。

高齢化・皮膚疾患

皮膚がんは高齢者ほど発症率が高いことから、年齢が大きく関係していると考えられています。
皮膚は一定のサイクルで古い肌から新しい肌へと生まれ変わる「ターンオーバー」が機能していますが、年齢の高まりにともなって肌サイクルの活動が弱まり、再生能力が衰えることで皮膚がんの発症リスクが高まるとされています。

また、慢性放射線皮膚炎、脂腺母斑、皮膚結核、基底細胞母斑症候群など、慢性的な皮膚疾患も皮膚がんの発症リスクを高めるとされています。

皮膚がんの症状

皮膚がんは自分自身で病変を発見できることから早期発見しやすい癌でもあります。
皮膚がんの症状は皮膚がんの種類によって異なるため、早期発見・治療のためにどういった症状が現れるか知っておくことが重要となります。

基底細胞癌の初期症状

日本人の皮膚がん患者で最も多いとされる基底細胞癌は、70%以上が顔面に集中して発症します。
初期症状として、ホクロのような濃茶色や黒色のわずかな盛り上がりが現れ、徐々に成長してくると中央部分が陥没して腫瘍となります。

日本人をはじめとする黄色人種の場合は黒褐色の腫瘍が多いですが、まれに紅色や皮膚色の基底細胞癌となる場合もあります。

有棘細胞癌の初期症状

日本人の皮膚がん患者のなかで基底細胞癌の次に多いとされる有棘細胞癌は、症状の出方に個人差があります。
一般的な初期症状として、紅色から褐色のいびつな形をした、肉芽腫のような盛り上がりが出現して、徐々に成長してくるとカリフラワー状の腫瘍になります。

大きく成長した腫瘍の表面は脆く崩れやすく、出血をともなう場合があります。
また、細菌感染しやすく、壊死が進行すると腫瘍から悪臭がするようになります。

悪性黒色腫(メラノーマ)の初期症状

皮膚がんのなかでも悪性が強い悪性黒色腫(メラノーマ)は症状の現れ方に個人差がありますが、悪性黒色腫(メラノーマ)の腫瘍細胞はメラニン色素を生成することから、一般的にホクロのような初期症状が現れます。
しかしながら、まれに腫瘍細胞がメラニン色素を生成しない場合もあり、この場合は色素沈着をともないません。

ホクロのような初期症状が現れる悪性黒色腫(メラノーマ)には「病変の形が左右対称ではない」、「ホクロのような病変の縁がギザギザし、滲んだような色味をしている」、「色味が均一でなく、淡褐色、褐色、黒色などが混在している」、「病変の大きさが直径6mm以上もある」、「病変の形、大きさ、色味、表面の様子に変化が見られる」といった特徴があります。

皮膚がんは初期症状の段階で早期治療を行なえば完治が見込めますが、放置すると末期症状が現れてしまい、そのせいで完治が難しくなる場合があります。

基底細胞癌の末期症状

基底細胞癌は悪性度が低く、転移するリスクが低い皮膚がんです。
しかしながら、局所的に進行することから、放置すると骨や筋肉組織まで侵食する場合があります。

基底細胞癌の多くは顔に集中して発症することから、末期になると目や鼻が抉られるリスクがあり、早期発見・治療が重要とされています。
また、顔に発症した基底細胞癌が脳に侵食した場合、死亡するリスクが高いとされています。

有棘細胞癌の末期症状

有棘細胞癌は基底細胞癌と比べて転移するリスクが高い皮膚がんです。
有棘細胞癌を早期治療せず放置すると腫瘍がカリフラワー状に変化しますが、多くの方がこの段階で治療を行ないます。

しかし、この状態を放置すると癌細胞が骨や筋肉、さらにはリンパ節にも侵入し、リンパ管を通って全身へと癌細胞が運ばれ遠隔転移する場合があります。
ただし、遠隔転移をするのは有棘細胞癌全体の2~3%ほどとなっています。

悪性黒色腫(メラノーマ)の末期症状

悪性黒色腫(メラノーマ)は皮膚がんのなかで最も悪性度が高く、リンパ節転移をしやすい皮膚がんです。
遠隔転移をしたあとに末期となると、内臓がんと同様の症状が出ます。

肺に転移した場合は息苦しさ、肝臓に転移した場合は倦怠感(けんたいかん)や黄疸(おうだん)など、遠隔転移する臓器によって末期症状は異なります。

皮膚がんの検査

皮膚がんは初期段階だとホクロのような見た目をしているため、自分で気づかない場合がありますが、医療機関ではさまざまな検査方法を使って皮膚がんであるのか、皮膚がんの種類は何か、転移は見られるのか、といった診断を行ないます。

スクリーニング検査

スクリーニング検査とは皮膚がんが無症状のうちに発見するための検査です。
皮膚がんは体の内部にできる癌とは異なり、自分自身で病変を発見することができますが、皮膚がんの初期症状はホクロに似ていることもあり気づくことが遅れる場合があります。

そこで定期的に皮膚科で医師の視診を受けることで小さな皮膚がんの兆候を発見でき、早期治療を行なうことができます。

ダーモスコピー検査

視診により皮膚がんが疑われる場合、ダーモスコピー検査を行い皮膚がんであるかどうかを診断します。
ダーモスコピー検査では皮膚にできたホクロや腫瘍などの色素班を10~30倍に拡大観察し、悪性か良性かを判断します。

ダーモスコピー検査機器は多くの皮膚科に設置されており、その場で手軽に行なうことができます。
実際に検査をする際は検査機器のレンズと皮膚が密着するように医療用のゼリーを皮膚に塗って行ないます。

色素班の濃淡、左右の対称性、網目のようなパターンの有無など、様々な項目を確認して総合的に皮膚がんかどうかを診断しますが、少しでも疑わしければ生検を行ない、最終的に診断を下します。

皮膚生検

スクリーニング検査、ダーモスコピー検査と行ない、皮膚がんが疑われる場合、診断を決定するために皮膚生検を行ないます。

皮膚生検では病変をメスで切除したあと、顕微鏡によって悪性かどうかを調べますが、病変の一部を切除する「部分生検」と、すべてを切除する「全切除生検」の2種類があります。

生検は一般的に外科手術と同様に手術室で行ない、局部麻酔をほどこしたあとに病変を切除し傷口を縫合しますが、術後は細菌感染防止のために抗生物質を数日間服用する必要があります。

また術後に傷口が痛む場合があり、その際は処方された鎮痛剤を飲むようにしましょう。
生検の検査結果は1週間ほどで出ますが、悪性と診断された場合はさらにCT検査やMRI検査などの精密検査を行ないます。

CT検査

皮膚がんの診断が確定すると、病巣の広がりや転移の状況を調べるためにCT検査を行ないます。
CT検査ではX線を使用して体の断面画像を撮影し、病巣がどのくらい広がっているか、また全身のどこに転移しているかを確認することができます。

MRI検査

MRI検査はCT検査と同様に、皮膚がんの診断確定後に病巣の広がりや転移の状況を調べるために行ないます。
CT検査では放射線を使用するために被爆するデメリットがありますが、MRI検査では磁気を使用するため被爆の心配がなく、小さな子どもや妊娠中の女性でも安心して行なえる検査方法です。

MRI検査はCT検査よりも正常な皮膚組織と腫瘍のコントラストがはっきりと撮影できることから、皮膚がんの病期(ステージ)や治療方針の確定の大きな指標となる重要な検査です。

超音波検査

超音波検査はCT検査やMRI検査と同様に、皮膚がんの病巣の広がりや転移の状況を調べるために行ないます。

超音波検査とは人間の耳には聞こえない高周波数の音を使う画像検査で、病変部分に超音波を当て、はね返った反射波をコンピューターで画像処理を行なったものをモニターで確認します。

超音波検査は診察室で受けられ、検査時間も短いことからよく利用される方法です。

皮膚がんの診断が検査によって確定すると、進行度合いによって病期(ステージ)が決定されます。
皮膚がんの病期(ステージ)は腫瘍の大きさ、厚さ、広がり具合などによって分類され、また皮膚がんの種類によっても異なります。

日本人に多い「基底細胞癌」と「有棘細胞癌」は同じ条件で病期(ステージ)が決定されます。

「基底細胞癌」と「有棘細胞癌」の病期(ステージ)

Ⅰ期

早期がん。
腫瘍サイズが2cm以下で、病巣が真皮やその下の皮下組織で止まっている状態。

Ⅱ期

腫瘍サイズは2cm以上だが、病巣が真皮や皮下組織で止まっている状態。

Ⅲ期

腫瘍サイズは関係なく、病巣が皮下組織を超えて骨や筋肉、軟骨に侵入している状態、またはリンパ節に転移している状態。

Ⅳ期

末期がん。
肺や肝臓など他の内臓に遠隔転移した状態。

このように「基底細胞癌」と「有棘細胞癌」が腫瘍サイズによって病期(ステージ)が決定するのに対し、悪性黒色腫(メラノーマ)の場合は腫瘍の厚さによって決定します。

悪性黒色腫(メラノーマ)の病期(ステージ)

Ⅰ期

腫瘍の厚さが1mm以下で、転移がみられない状態。
あるいは表面に潰瘍が見られず腫瘍の厚さが2mm以下の状態。

Ⅱ期

腫瘍の厚さが1~2mmで表面に潰瘍がある状態。
あるいは潰瘍の有無に関係なく、腫瘍の厚さが2mm以上の状態。

Ⅲ期

病巣周辺の皮膚や所属リンパ節に転移がみられる状態。

Ⅳ期

所属リンパ節よりさらに奥の皮膚や内臓に遠隔転移している状態。

皮膚がんの治療

皮膚がんの治療法は病期(ステージ)によって異なりますが、一般的に外科手術を行ないます。

外科手術の内容は「基底細胞癌」、「有棘細胞癌」、「悪性黒色腫(メラノーマ)」のどの種類を発症しているかによって異るほか、放射線療法や化学療法、凍結療法、レーザー療法などを組み合わせて総合的に治療を行なう場合があります。

基底細胞癌の外科手術

悪性度の低い基底細胞がんの場合、外科手術によって完治が見込めます。
外科手術では病巣を5mmほど広めに、さらにある程度厚みも取って切除します。

皮膚の欠損が大きい場合は植皮や局所皮弁が必要となる場合がありますが、基底細胞癌は顔面を中心に発症するため再発を繰り返さないよう初回手術で完全に切除することが望まれます。

有棘細胞癌の外科手術

有棘細胞癌はステージⅢまで外科手術が適応されますが、基底細胞癌と比べて転移リスクが高いため病巣を数cmほど広めに切除するほか、放射線療法や化学療法なども組み合わせて治療を行ないます。

万が一リンパ節に移転がある場合、リンパ節の切除手術や放射線療法や化学療法を組み合わせて総合的に治療を行ないます。
ただし、リンパ節転移の確率は5~10%とされ、その多くが術後1~2年に現れることから、術後の2年間は定期的に医療機関で診察を受ける必要があります。

悪性黒色腫(メラノーマ)の外科手術

悪性黒色腫(メラノーマ)はステージⅢまで外科手術が適用されますが、悪性度や再発リスク、転移リスクが高いことからステージⅠであっても病巣を数cmほど広めに切除します。
また、ステージⅡになると再発や転移を防ぐためにリンパ節を郭清する場合もあります。

放射線療法

放射線療法とは放射線を病巣に照射し、癌細胞を死滅させる方法です。
とくに有棘細胞癌に効果的な治療法とされていますが、悪性黒色腫(メラノーマ)にはあまり効果がないとされています。

ただし、悪性黒色腫(メラノーマ)で遠隔転移が見られる場合には、放射線療法を行なうことで痛みを軽減させることができます。

化学療法

皮膚がんが進行しており、外科手術での回復が見込めない場合には、化学療法として抗がん剤治療を行ないます。
ただし、抗がん剤治療には貧血、吐き気、嘔吐、白血球減少などの副作用をともないます。

また、術後の再発予防のために化学療法を行なう場合もあります。

凍結療法

凍結療法とは病巣部分に液体窒素を吹き付け、マイナス20~50度まで急激に冷やして癌細胞を死滅させる方法です。
早期がんや良性のイボに効果的な方法とされています。

レーザー療法

「光線力学療法」と呼ばれるレーザー療法は、海外では一般的な治療方法です。
レーザー光に反応する薬剤を病巣部分に塗り、その上からレーザーを照射して癌細胞を破壊します。

レーザー療法は、外科手術や凍結療法よりも傷跡が目立たないというメリットがありますが、レーザー光は皮膚の深部には届かないことから、進行した癌にはあまり効果がないとされています。

皮膚がんの予防法

皮膚がんは自分自身で発見できる数少ない癌です。
そのため、皮膚がんの種類や特徴を良く理解し、日頃からセルフチェックすることで早期発見・治療することができます。

また、日常生活で気をつけておくと皮膚がんの予防に繋がることがいくつかあります。

紫外線予防を徹底する

皮膚がんの最大の原因は紫外線とされており、国外では日焼け止め商品によって紫外線から肌を保護することが皮膚がんの予防に効果的とされていますが、白人種よりもメラニン色素を多く持つ日本人の場合、紫外線予防が皮膚がん予防に繋がるとははっきり解明されていません。

しかし、皮膚がんの一種である「有棘細胞癌」の予防には紫外線予防が有効であると判明しており、色白体質の方や日焼けをすると肌が赤くなる方にはおススメの予防法です。

紫外線予防法として、一般的に夏の暑い時期だけ日焼け止めクリームを使用する場合が多いですが、紫外線は一年中降り注いでいるため、1年を通して日傘や帽子、日焼け止め商品を使用するようにしましょう。

食生活の改善

食生活が乱れていると、皮膚がんだけでなくさまざまな健康リスクが高まります。
バランスの良い食事内容を心がけるだけでも健康な体作りや免疫力のアップが期待できます。

また、皮膚がんの予防には野菜や果物が効果的とされています。
とくにニンジンには、癌の原因となる活性酸素を取り除く作用があるβ-カロチンが豊富に含まれており、皮膚がんの予防効果に優れた食材として注目されています。

ニンジン以外にはニンニク、レモン、キャベツが効果的とされていますが、こういった食材だけをかたよって摂取するのではなく、さまざまな食材をバランスよく摂取することが重要とされています。

1日3杯の「コーヒー」

日本人に最も多い基底細胞癌の発症リスクを下げる効果がコーヒーにあるということが、近年の研究によって判明しています。
1日3杯のコーヒーを飲む女性は、月1杯ほど飲む女性と比べて基底細胞癌の発症リスクが20%も低かったという研究結果が報告されています。

ただし、男性の場合は9%の低下しかみられず、また有棘細胞癌と悪性黒色腫(メラノーマ)には効果が見られませんでした。

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