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がん(悪性腫瘍)と良性腫瘍の違いとは?

公開日: : 最終更新日:2016/10/30 がん


腫瘍(しゅよう)と呼ばれているものはすべてがんと思っている人は少なくありません。
しかしながら、実際には腫瘍イコール全部ががんというのは間違っています。
以下に腫瘍に関しわかりやすくまとめていますので、参考情報としてお役立ていただければ幸いです。

はじめに、腫瘍は異常増殖した細胞のかたまりで、良性のものと悪性のものがあります。
この2種類の腫瘍のうち、がんといっていいのは悪性腫瘍のほうです。
良性腫瘍のことはがんとはいいません。
次はもう少しくわしく良性腫瘍と悪性腫瘍のことを学んでいきましょう。

良性腫瘍は成長が遅く、膨張するように大きくなり、基本的に転移を起こすことはありません。
そのため、良性腫瘍の発生部位を手術ですべて切除してしまえば、転移を起こすことも、再発してしまうこともないです。
また、基本的に死亡するようなことにはなりません。
ただし、あくまでも基本的にであり、脳腫瘍のように発生部位が命に関わるようなところの場合はあてはまりません。
良性腫瘍はがんではないため安全、安心と決め付けることはできませんので、場合によって生命の危機におちいる可能性があることは頭に入れておいたほうがよいでしょう。

一方、悪性腫瘍は成長速度が早く、まわりの細胞にまでしみ込むように拡大していって、転移を起こします。
広がりかたの特徴から大きく切除する必要があり、切除したとしても体内に取り残してしまう場合があります。
そして取り残した腫瘍が再発を起こしてしまう恐れがあります。
また、最初に発生した部位とは異なる、離れた場所に転移を起こすことがあり、悪性腫瘍が最初に発生した部位だけ切除したとしても、転移したところで悪性腫瘍が増殖し、さらには全身に転移してしまった結果、命を落としてしまうことになります。
そのほか、良性腫瘍は切除が基本的な治療ですが、悪性腫瘍の場合は切除以外に抗がん剤治療や放射線治療、緩和ケアといった具合に、患者の状態に応じて適切な治療方法が選択される形になります。

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