*

PM2.5って・PM2.5のがんへの影響は?

公開日: : 最終更新日:2016/09/20 がん


PM2.5は微小粒子状物質とも呼び、PM2.5のPMはParticulateのPとMatterのMを取ったものです。
Particulateは微粒子という意味が、Matterには物質という意味があります。
PM2.5の2.5ですが、これは直径2.5マイクロメートル以下のことです。
まとめると、PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下の粒子が非常に小さい物質となります。

2.5マイクロメートルがどのぐらいの大きさなのか、いまいちイメージがわかないという人もいるのではないでしょうか。
この点に関してですが、2.5マイクロメートルは髪の太さの30分の1程度の大きさです。
また、花粉というとスギ花粉を思い浮かべる人は多いでしょうが、大きさは30〜40マイクロメートルあります。
PM2.5はスギ花粉よりさらに粒子が小さく、花粉症のマスクを装着していても簡単に通過してしまうことになります。
なお、PM2.5はこの粒子の小ささにより、肺の奥深くまで侵入しやすいのが特徴です。

テレビなどのメディアでPM2.5が人体に害のある危険なものということは知っているという人は多いでしょうが、具体的にどういう問題を引き起こす恐れがあるものなのかまでは把握していないという人もいるのではないでしょうか。
PM2.5は非常に多くの病気を引き起こすものであり、呼吸器の病気である慢性閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、肺気腫や、循環器の病気の高血圧、虚血性疾患、不整脈、心不全(動脈硬化・血栓)、消化器の病気である腸閉塞、眼の病気である角膜障害やドライアイ、アレルギー疾患の悪化、各種臓器のがんを挙げることが可能です。
がんをはじめ、最悪の場合は命を落とすことにもなりかねない病気を引き起こす恐れがあることが、PM2.5のやっかいなところです。

中でもがんに関してですが、PM2.5はIARC(国際がん研究機関)による発がん性の分類評価でグループ1に指定されています。
発がん性の分類評価にはグループ4、グループ3、グループ2B、グループ2A、グループ1の5グループが存在し、グループ4は人に対する発がん性はおそらくないものが、グループ3は人に対する発がん性が確認できないものが、グループ2Bは人に対する発がん性が疑われるものが、グループ2Aは人に対しおそらく発がん性があるものが、グループ1は人に対する発がん性があるものが指定されています。

関連記事

がん治療の様々な療法を詳しくご紹介!

手術の方法や詳細の説明 ひとくちにがんの治療方法といっても、実にさまざまなものがあります。

記事を読む

がんの成長速度とダブリングタイム

がんが成長するスピードはがんが発生した部位により異なり、またその人の状態によっても違いが出ます。

記事を読む

がんの種類 上皮がん・肉腫・血液のがん・小児がん

ひとくちにがんといっても、多くの種類があることはご存知の方が多いでしょう。 このがんの種類に関

記事を読む

がん細胞と正常細胞の違い

日本人の死因トップであり、2人に1人が発症している国民病のがん。 この病気はがん細胞が増殖する

記事を読む

がん治療の詳細についてのまとめ

標準治療と先進医療の違い がんの治療において「標準治療」と「先進医療」というものがあります。

記事を読む

骨腫瘍・骨肉腫を詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

骨腫瘍・骨肉腫とは(概要) 骨に発生するがんの総称が悪性骨腫瘍であり、骨肉腫は悪性骨腫瘍の一種

記事を読む

アスベストって・アスベストのがんへの影響は?

アスベストは石綿(せきめん、いしわた)ともいい、天然鉱石の一種です。 現代人には天然という文字

記事を読む

がんの種類と主な転移先

すでにご存知の方は多いでしょうが、ひとくちにがんといっても数多くの種類が存在します。 がんを発

記事を読む

早期がんと進行がん

早期がんと進行がんのことを知るためには、がんのステージのことを知るとわかりやすいです。 ここで

記事を読む

胆のう・胆管がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

肝臓で分泌された消化酵素の胆汁が十二指腸まで流れる経路のことを胆道といい、胆道には袋状の形をした

記事を読む

リドル症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

リドル症候群とは リドル症候群(りどるしょうこうぐん)とは、主に35歳未満の

精巣腫瘍を詳細に:原因,症状,検査,治療など

精巣腫瘍とは 予備知識を得ておこう! 精巣(せいそう)とは、下腹部に位置す

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)とは おむつ皮膚炎(ひふえん)とは、おむつと接触

停留精巣を詳細に:原因,症状,検査,治療など

停留精巣とは 停留精巣(ていりゅうせいそう)とは、一般にいう金玉袋である陰嚢

精巣上体炎を詳細に:原因,症状,検査,治療など

精巣上体(せいそうじょうたい)とはまたの名を副睾丸(ふくこうがん)といい、精子が産

→もっと見る

PAGE TOP ↑