*

アスベストって・アスベストのがんへの影響は?

公開日: : 最終更新日:2016/07/27 がん


アスベストは石綿(せきめん、いしわた)ともいい、天然鉱石の一種です。
現代人には天然という文字を見るだけで、また天然という言葉を聞くだけで安全なものと思う人が少なくありませんが、アスベストは健康被害を起こすたいへん危険な鉱物です。
WHO(世界保健期間)の傘下であるIARC(国際がん研究機関)による発がん性リスクでは、人間に対する発がん性が認められるものが分類されているグループ1のなかに入っています。
なお、アスベストばく露によって引き起こされる健康被害には、肺がんや悪性中皮腫(ちゅうひしゅ)などがあります。

肺がんはほとんどの人がご存じでしょうが肺に起こるがんです。
一方の悪性中皮腫は胸膜、腹膜、心膜などに引き起こされる悪性腫瘍のことをいいます。
肺がんと悪性中皮腫で共通しているのは、ばく露後の潜伏期間が非常に長いことです。
肺がんは15〜40年間、悪性中皮腫は20〜50年間の潜伏期間を経て発症するといわれています。
また、アスベストにより引き起こされる病気は発病したあと、症状がある程度進行するまでこれといった症状がない場合が多いのもやっかいなところです。
肺がんはばく露が多量になるほど発生が多く、悪性中皮腫は若い年齢でアスベストを吸い込んだ人が引き起こしやすいとされています。
治療方法は肺がんも悪性中皮腫も、外科治療、抗がん剤治療、放射線治療といった方法が選択されます。

アスベストのことが心配な人のなかには、どこに相談すればいいのかを知りたいという人もいるのではないでしょうか。
この問いに対する回答ですが、労災病院などの専門医療期間に行くとよいでしょう。
また、アスベストを吸い込んだかどうか、どういう検査を受けることではっきりとするのかが疑問という人もいるでしょう。
アスベストを吸い込んでしまったかどうかは、胸部X線写真でわかる場合があります。
胸膜プラークという部分的に肺の胸膜が硬くなるものが検査で認められると、アスベストを吸い込んだことがはっきりとします。

関連記事

笑いとがんの関係

笑うことはがんを防ぐことに効果的。 このような情報を見聞きしたけれど、どうしてがん予防に良いの

記事を読む

喫煙のがんへの影響は?

「たばこを吸うとがんになる」というのは非常に有名な話ですが、はたして本当なのかどうか気になってい

記事を読む

乳がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

乳がんとは 乳がんは女性に多い癌とされ、とくに西欧人女性は8~10人に1人の割合で乳がんになる

記事を読む

早期がんと進行がん

早期がんと進行がんのことを知るためには、がんのステージのことを知るとわかりやすいです。 ここで

記事を読む

がん遺伝子とは?

がんで体に巨大な腫瘍が形成されたり、別のところに転移したりして、最悪の場合には死亡してしまいます

記事を読む

がん抑制遺伝子とは?

がんは私たち人間の体に巨大な腫瘍をつくり出したり、別の部位に転移したりして、最悪の場合は生命を奪

記事を読む

排気ガスのがんへの影響は?

排気ガスはガソリンや軽油といった燃料がエンジンで燃焼した際や、ガソリンや軽油などの燃料が化学反応

記事を読む

no image

膵臓がんを詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

膵臓がんとは 膵臓がん(すいぞうがん)とは、膵液(すいえき)という消化液を作り出す臓器である膵臓に

記事を読む

骨腫瘍・骨肉腫を詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

骨腫瘍・骨肉腫とは(概要) 骨に発生するがんの総称が悪性骨腫瘍であり、骨肉腫は悪性骨腫瘍の一種

記事を読む

甲状腺髄様がんを詳細に:原因,症状,検査,治療など

甲状腺髄様がん(こうじょうせんずいようがん)とは、甲状腺がんの一種であり、この部位のがん全体

記事を読む

溶連菌性咽頭炎を詳しく:原因・症状・検査・治療など

溶連菌性咽頭炎とは 溶連菌性咽頭炎(ようれんきんせいいんとうえん)とは、溶血性連鎖球

じんましん(蕁麻疹)を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

じんましん(蕁麻疹)とは じんましんとは、皮膚の一部になんらかの刺激が加わったこ

ジフテリアを詳しく:原因・症状・検査・治療など

ジフテリアとは ジフテリア(じふてりあ)とは、桿菌(かんきん)という棒状・円筒状の細

起立性低血圧を詳細に:原因,症状,検査,治療など

起立性低血圧とは 寝た姿勢や座っている姿勢から急に立ち上がったときに血圧が低下し

アカントアメーバ角膜炎を詳しく:原因・症状・検査・治療など

アカントアメーバ角膜炎とは アカントアメーバ角膜炎(あかんとあめーばかくまくえん)と

→もっと見る

PAGE TOP ↑