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内臓脂肪とがんの関係

公開日: : 最終更新日:2016/08/05 がん


内臓脂肪というのは、体脂肪のうち内臓の周囲につくもののことをいいます。
この内臓脂肪が多くなると、生活習慣病である高血圧や脂質異常症(高脂血症)になるリスクが高まるとされています。
また、高血圧や脂質異常症だけでなく、内臓脂肪はがんとの関わりも指摘されていますが、このことをご存じでしょうか?
ひとくちにがんといっても多くの種類がありますが、肝臓のがん=肝がんと内臓脂肪との関わりがわかる事例がありますのでご紹介しましょう。

多くの人が抱いている肝がんのイメージは、お酒の飲み過ぎではないでしょうか。
アルコールの摂取でアルコール性肝炎になり、肝硬変、肝がんと悪化していくのはよく知られている話です。
また、お酒の飲み過ぎほど多くの人が把握しているわけではないかもしれませんが、C型肝炎が肝硬変になり、さらには肝がんになることもあります。
こうした一般的なイメージにはない肝がんになるケースがあり、それに内臓脂肪が関係しているのです。
肝がんになる人でアルコールを摂らない人、C型肝炎の患者でもない人がいて、このようなケースでは肝臓に脂肪がたまった状態の脂肪肝から肝がんになっているということがはっきりしつつあります。

肝がん以外にも、内臓脂肪が大量にあることが発症リスクを上昇させてしまうという報告があります。
具体的に何がんかといいますと、乳がん、子宮体がん、大腸がんをあげることが可能です。
ただし、内臓脂肪の蓄積がどうして上記のがんを引き起こすリスクを高めてしまうのか、その原因は完全にはっきりしてはいないというのが現状です。

内臓脂肪のやっかいなところはいわゆる隠れ肥満といって、見た目はやせているのに蓄積してしまっていることがある点です。
標準以下の体重であったり、BMIの数値が低めを示していたりする人でも、体脂肪率の数値が高い人の場合には、隠れ肥満になっている可能性があります。
とくに別のところは太っているわけではないのに、おなかだけがぽっこりと出ているという人は要注意です。

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