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転移と再発の違い

公開日: : 最終更新日:2016/08/24 がん


がんが再発した、転移したというのは、がんの話ではよく出てくるものです。
転移と再発は似たようなものと思っている人は少なくないでしょうが、同じではありません。
以下にがんの再発とはいったいなんなのか、がんの転移とはなんなのかをわかりやすくまとめていますので、がんの転移と再発の違いを知りたい人は内容をぜひご覧になってください。

まずはがんの再発とはなにか説明しますが、最初にがんが発生した部位で取りきれなかったがん細胞が、同じ部位で再び増殖することをいいます。
また、抗がん剤治療や放射線治療で一度は小さくなったがんが、再び成長した場合にも再発したといいます。
これに対し転移というのは、最初にがんが発生した部位から血液からリンパの流れに乗って離れた別の部位に移動し、そこでがん細胞が増殖することをいいます。
また、最初にがんが発生した部位ががんの浸潤により破裂するなどした場合、まわりの臓器などに腫瘍がばらまかれてくっつき、そこでがん細胞が増殖、大きくなってしまうこともありますが、この場合にも転移したという表現が使用されます。

転移と再発の違いをご理解いただけたと思いますが、がんには転移再発というものがあります。
がんはいったん治っても再発する場合がありますが、絶対に前回発生した部位で再発するとは限りません。
最初に発生した部位とは別の、離れた部位に再発してしまった場合に転移再発という言葉が使用されます。

そのほか、がんには転移しやすいものやしにくいもの、再発しやすいものがあります。
転移が起こりやすいのはすい臓がん、乳がん、メラノーマ(悪性黒色腫)などとされており、スキルス胃がんや卵巣がんは周囲に浸潤しやすいのが特徴です。
これに対し、転移が起こりにくいものは子宮頸がんや甲状腺がんなどです。
再発しやすいものは転移や浸潤しやすいものも含まれますが、まだ名前が出ていないものとしては肝臓がん、食道がん、膀胱がん、直腸がんといったものが挙げられます。

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