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脳梗塞の前兆・前触れ。一過性脳虚血発作(TIA)とは・・・

公開日: : 頭・脳・神経の病気, 脳卒中, 脳梗塞

めまい

脳梗塞の前兆・前触れ:一過性脳虚血発作(TIA)

脳梗塞の前触れとして手足のしびれやめまい、ろれつが回らない、いろいろなものが二重に見える、足がもつれて転ぶなどといった症状が現れます。
一過性脳虚血発作(TIA)はこういった症状が現れ、その後数分から数十分のうちに消えるものです。
体内の状況としては血管が詰まって脳梗塞を起こしているものの、血管に詰まっている血栓は小さいためにすぐ溶けて、血流が回復しているということになります。
そのためにいったんは症状が現れても、すぐに消えてしまっています。
仮に異変があると気づいて救急車を呼んだとしても、救急車が来た頃には症状がなくなってしまっていて、まるで何事もなかったかのようになっています。
そのために疲れが原因で体調を崩しているだけと考え、しっかり休むことで治るものとして放置してしまう人も少なくないのです。
一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆として位置づけられているところもありますが、厳密には軽い脳卒中が起こってしまっているという状態です。
特別な治療をしなくても自然に短い時間で回復するからといって、そのまま放っておいて良いというものではありません。
一過性脳虚血発作が繰り返されていると、そのうちに脳の病気は進行しているのです。
一過性脳虚血発作が起こって1週間から数ヶ月のうちには、一過性でなく本格的な脳梗塞の発作が起こる確率は非常に高くなります。
気づくタイミングが遅いほどに状態は悪くなり、重い後遺症や生命を落とすということにもなりかねません。

症状が出た時の対処は

一過性脳虚血発作(TIA)は、脳局所で血流が低下したことによって引き起こされる脳の病気です。
症状としては軽い言語障害や知覚麻痺、めまい、半身不随、視野の喪失などが起こり、その間隔は数分から数時間となっています。
大部分の症状は短時間のうちに治まるのですが、その理由は症状の原因となっている血栓が自然に溶けるためです。
そのため、起こっている症状について疲れのためといったように軽く見てはいけません。
血液の状態が良くなければ、症状が頻繁になってきます。
次第に血栓が溶けるまでにも時間がかかるようになり、脳卒中を発症するリスクも高まります。
さらに回数が繰り返されていくとついには血栓が溶けなくなり、脳梗塞を引き起こす危険も高まっていきます。
もしも突然に一過性脳虚血発作が起こったならば、とにかく安静にしなければなりません。
倒れたならばその場所を動かず横になって、脳に血液を行き渡らせるため、なるべく頭は低くする必要があります。
また身体が冷えないよう、温めることも重要です。
周囲に人がいれば発作の様子、発作が起こっている時間についても把握しておく必要があり、病院を受診したときには医師へ正確な時間と症状を具体的に伝えることで、治療にも役立ちます。
発作の様子がいつもと違う、なかなか治まらないという場合には、すぐに病院へ行かなければなりません。
最近になって発症して3ヶ月以内に10%から15%の割合で脳梗塞を発症し、そのうち半数は48時間以内に起こっているということがわかってきています。

発作はむしろ出ない方が多い

一過性脳虚血発作は起こらない方が良いものですが、脳卒中の前ぶれということで脳の病気に対策しなければならないことが示される意味もあります。
一過性脳虚血発作は脳へ向かう血流が一時的に悪化することで、感覚障害などを引き起こすものです。
一過性であるために症状自体は短ければ数分程度、長くても24時間以内になくなるということが特徴になっています。
症状としては一時的に片側の視野だけが失われる視野障害、ろれつが回らなくなるなどの言語障害、半身の運動麻痺などが挙げられます。
そのほかにめまい、構音障害などの症状も起こることがあります。
本当に一時的なものであるために、本人ではなくまわりの人たちが先に気づくという場合もあります。
いずれにしても血流が完全に止まっているわけではないため、症状はやがて治まります。
そのためにわざわざ病院へは行かないというケースも少なくなく、放置しておいたところ脳の病気を発症してしまい、結局は手遅れになってしまうという場合も少なからずあるのです。
一過性であるかどうかについては脳外科の医師であっても判断することが難しく、精密検査を欠かすことができません。
症状が現れたときには、一過性脳虚血発作であるのかどうかということも含めて病院で診察を受けることが必要です。
一過性脳虚血発作からは数日以内に脳梗塞を発症する可能性も高いため、その前の段階において治療を受けることで発症が阻止されることにもなります。

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