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三叉神経痛の原因・症状・治療などについてのまとめ

公開日: : 最終更新日:2015/02/17 頭・脳・神経の病気 , , ,

三叉神経痛の原因

三叉神経痛とは

三叉神経痛とは、顔面に現れる痛みや感覚の違和感です。
三叉神経は、顔における感覚(痛い、冷たい、暑い、触ったなど)を脳に伝える神経ですが、何かしらの異常が起きて、この三叉神経の支配領域に突発的に現れ、痛みを感じるのが三叉神経痛です。

そもそも三叉神経とは、その名のその名の通り3つの神経に分かれており、まず、上まぶたから額や前頭部、鼻腔に分布する第1枝の「眼神経」、下まぶた、頬、上唇、上顎に分布する第2枝の「上顎神経」、下顎、下唇、頬、下顎の歯などに分布する第3枝の「下顎神経」という3つです。

三叉神経痛は、この枝の範囲に痛みが発生するのが特徴ですが、症状が侵される部分によって、痛みや違和感が出てくる部位も分かれます。
帯状疱疹(ヘルペス)ウイルスの感染による症状は、1割程度で痛みが発生しますが、特に第1枝である「眼神経」の症状が多いとされています。
突発性の症状の場合、第2の「上顎神経」と第3の「下顎神経」の神経枝に多くみられるようです。

また、1本の神経枝にだけ痛みが現れる場合と、第1枝と第2枝、あるいは第2枝と第3枝と2本以上に現れることもあります。
ただし、第2枝を飛ばして第1枝と第3枝が痛むというようなことはありません。

さらに、突発性症状の場合の特徴として、一瞬痛みが走るような、数秒程度の場合がほとんどで、長くても数十秒ほど続く痛みのようです。
5分、10分と比較的長く続くような痛みや、じわじわとした痛みの場合は、三叉神経痛ではないことが多いようです。

ただし、三叉神経痛の痛みは非常に激しい場合が多く、これが原因でうつ状態になったり、食事を取るのも困難となって体が衰弱することもあります。
痛みが現れる頻度や持続時間は変わりますが、時間が経過していくほどひどくなる傾向があるようです。

三叉神経痛の原因

三叉神経痛には突発性の痛みが出る症状と、持続性の感覚異常がみられることの多い病気です。
三叉神経痛は様々な理由で引き起こされるとされています。

まず考えられているのは、神経自体に病変が見られる場合です。
これは、三叉神経がウイルス感染、外傷、中毒、膠原病、代謝異常などによって炎症が起こり、三叉神経に異常が出てくるというものです。

帯状疱疹(ヘルペス)ウイルス感染である場合、角膜炎や口内炎を引き起こしたりし、繰り返し再発する傾向が高く、治りにくいとも言われています。
また、三叉神経痛が起こる最も有力な説と言われているのが神経経路への刺激や圧迫です。

これには、腫瘍、髄膜腫、血管異常、噛み合わせや頭蓋骨の不和からくる構造異常などがありますが、突発性の三叉神経痛で注目されてるのが、血管による三叉神経への圧迫です。
三叉神経の経路にはたくさんの小血管があり、これが老化や動脈瘤などによって膨張し、神経に刺激や圧力をかけているであろうと言われています。

この場合、治療をすると自覚症状は消えることが比較的多いとされていますが、血管そのものを除去しても症状が消えないケースもあります。
血管による圧迫以外にも考えられる原因が重なっていることも考えられるので、しっかりとした診察を受けることが重要です。

さらに、脳病変で起こる三叉神経の異常は脳腫瘍が考えられます。
この場合、腫瘍に対する適切な治療を始めること必要となってきますが、いずれの場合も、まずは専門医による診察や検査をしっかり受けることが大切です。

三叉神経痛の症状

三叉神経痛の症状は、噛む、歯を磨く、洗顔やひげ剃りなどの日常的な動作の際に、顔面の片側に痛みが発生します。
三叉神経痛の痛みは強烈ですが、痛んでいる時間は数秒から数十秒と比較的短いのが特徴でもあります。

この痛みを避けようと、顔を歪めてしかめ面になってしまう方も少なくありません。
また、三叉神経痛には、突発性の痛みが出る症状と、症候性の慢性的な痛みや違和感が現れる症状とがあります。

慢性的な痛みや違和感は、それほど多くないと言われていますが、ちょっとした違和感や痺れを三叉神経痛とは疑わずに過ごしている方も多いようです。
症候性の症状の中には、顔面の皮膚に虫が這っているような感じだとか、痺れている感じがするなどといった比較的軽いものもあります。

また、口や鼻の中の粘膜異常、角膜の異常、歯の異常など、医療的な原因がなにも確認できないにも関わらず、三叉神経の支配領域に違和感を覚える場合もあります。
よく顔面神経痛と間違われるようですが、この顔面神経痛と呼ばれている症状が実は三叉神経痛ということになるのです。

つまり、顔面神経の異常と思われる症状は顔面の運動神経麻痺で、また、味覚異常でもあり、顔面神経麻痺と呼ばれています。
三叉神経痛は、12本ある脳神経のうち第5の神経を担っていますが、この三叉神経はさらに3つの神経枝に分かれています。

何らかの影響でこの三叉神経に異常が発生した場合、顔の皮膚、口や鼻の粘膜、目の角膜や結膜にいたるまで痛みや異常が現れるだけでなく、舌の前側2/3の部分の粘膜にも知覚異常が出てくるのです。

三叉神経痛の治療

三叉神経痛の治療方法にはいくつかありますが、症状や原因に合わせて治療を始めることが大切です。
そのためには、まず、自覚症状が出たらしっかりとした医療検査(病院検査)を受けて、三叉神経痛の原因を突き止めましょう。

この医療検査によって、陰性の三叉神経痛と判明する場合も多々あります。
三叉神経痛にはどんな治療方法が行われているのかを知っておくことも、治療の大切なプロセスの一つです。

病院治療

病院治療では、薬物療法やブロック注射によって、神経の知覚を遮断したり、圧迫している血管を手術によって取り除きます。
三叉神経の根部を小血管が圧迫して疼痛を引き起こしている場合、手術によってこの小血管を根部から離して圧迫を除去します。

これは、ジャネッタ法と呼ばれており、比較的高い成果が得られる根治治療法として知られています。
また、三叉神経自体を麻酔で遮断する神経ブロック注射がありますが、これは根治治療ではなく対症療法になります。

これは、三叉神経痛の原因が明確でなく、かつ痛みが激しい場合の鎮痛効果としては有効で、継続して行ううちに症状が消えてしまうこともあります。
また、同じく原因がはっきりしない場合、薬物治療も行われ、抗てんかん薬やビタミンB12の注射療法などが用いられています。

マッサージ治療

マッサージ治療は、症状が安定している慢性期の筋肉異常に対して効果的で、三叉神経痛の症状にも大変有効とされています。
頭部や頸部に対して行うマッサージが主流です。

鍼灸治療

鍼と灸を使って体のツボに刺激を与えることで自然治癒力の活性化を促します。
疾患者の機能バランスを回復させることによって、本来の治癒力が最大限に活かされようにするという治療方法です。

これらの他にも、頭蓋骨などの骨格系に異常が生じた場合に有効なカイロプラクティック治療や、自然の治癒力を目覚めさせる漢方薬治療などがあります。

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