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なぜ酔うのか?なぜ二日酔いするのか?についての考察です

公開日: : お酒・アルコール, 酔い・二日酔い

酔っ払うとは?

お酒を飲むことにより、アルコールは血液の中に入り込み、血液と一緒に脳に届けられます。

これにより脳がマヒした状態になりますが、酔っ払うとはこのことをいいます。

酔っ払いの度合いに関しては、脳の中にどれだけの濃さのアルコールがあるのかに応じて変わってきます。

なお、酔っ払いの程度を測るために脳内のアルコール濃度を測定することは不可能なため、血液の中に含まれるアルコールの濃さ(血中アルコール濃度)を測定することで判定する形になります。

計算方法ですが、お酒を飲んだ量(ml)×お酒のアルコール度数(%)÷833×体重(kg)で血中アルコール濃度を算出することが可能です。

数値が高いほど酔っ払いの程度は進んでいると判断することができます。

また、血中アルコール濃度により、酔っ払いの度合いは6段階に分類されています。

血中アルコール濃度0.02~0.04%の爽快期、0.05~0.10%のほろ酔い期、0.11~0.15%の酩酊初期、0.16~0.30%の酩酊期、0.31~0.40%の泥酔期、0.41~0.50%の昏睡期となっているのです。

6段階のうち、酩酊初期あたりから酔いの程度は悪くなり、まともに立っていられずフラフラしたり、怒り出す人もいます。

酩酊期になると繰り返し同じことを喋ったり、千鳥足になるほか、呼吸の速度が上昇したり、吐き気・嘔吐が起こりやすくもなるでしょう。

そして最終段階である昏睡期になるまでお酒を飲んだ場合、脳が全体的にマヒした状態になり、速くなっていた呼吸が遅く深くなるほか、呼びかけや体をゆすったりしても反応がない、尿失禁や便失禁が起こるなど深刻な問題が起こります。

最悪の場合には昏睡期になると命を落とすことにもなりかねません。

明るく楽しいお酒を飲めるのはせいぜいほろ酔い期までですので、それ以上は飲まないようにしたいところです。

ちなみに、よくお酒は適量にとどめることが大切といわれていますが、この適量とは個人差はあるものの、一般的にはビールの中ビン1本、日本酒1合、ウィスキーシングル2杯までとなっています。

飲みすぎると胃ではなにが起きているの?

お酒を飲むと血液のなかに含まれているアルコールが脳へとまわり、マヒして酔っ払います。

飲むほど血中のアルコール濃度が高まり、酔いの度合いもひどくなってしまいます。

最悪の場合、死に至ってしまうこともあるため、ついつい飲み過ぎてしまうという人は、飲酒量をコントロールするようくれぐれも注意しなくてはいけません。

また、お酒に含まれるアルコールですが、脳以外にも影響を及ぼすことがわかっています。

お酒を飲むことによって、胃に対しても影響を与えることになってしまうのです。

通常、胃は粘液により内側が保護された状態になっています。

そのため、外部からの刺激に強くなっているのです。

しかしながら、お酒に含まれるアルコールは分子が小さいという特徴があり、粘液を通過していってしまいます。

粘液を通過したアルコールは、もはやノーガードの状態である胃そのものに刺激を加えることになってしまうのです。

そのほか、お酒に含まれるアルコールは胃の粘膜に対しても刺激を加えます。

粘膜が刺激されることで弱体化するほか、胃の内容物の消化をおこなうための胃酸の分泌量が増加します。

胃酸は強酸性を示しますが、この胃酸の刺激がただでさえ弱っている胃粘膜を追撃することになってしまうのです。

なお、アルコールが粘液を通過し刺激を加えた場合には、胃の痛みの症状として引き起こされることになります。

そして、アルコールが胃の粘膜を刺激し、分泌された胃酸で追い討ちをかけてしまった場合には、胸やけの症状として引き起こされたり、胃酸がこみあげてくるような症状があらわれるようになるでしょう。

このような胃に負担をかけるようなことを防止するためには、第一に飲み過ぎることは絶対にしないと誓いましょう。

また、仮に胃の不快症状が残る場合には、胃薬を使用するなどの対策をとることが大切です。

なお、お酒の飲み過ぎにより胃の粘膜に急性の炎症が生じ、出血症状や強烈な胃痛、吐き気・嘔吐、胸やけなどの症状が引き起こされる急性胃炎などにかかるリスクが増大しますので、くれぐれも注意しなくてはいけません。

翌朝、吐き気があったりするのはなぜ?

お酒を飲んだ翌日、アルコールの摂取量が多かった場合に吐き気・嘔吐、頭痛、むくみなどの症状が引き起こされることがあります。

この症状がどうして引き起こされるのかについてですが、しっかりとした原因があります。

摂取したアルコールというのは、胃や腸といった場所で吸収されますが、そのあと肝臓へと移動し、分解されることになるのです。

この分解される過程で、アルコールはアセトアルデヒドと呼ばれる物質へと変化します。

アセトアルデヒドというのは端的にいうと毒素であり、体にとっては有害なものです。

このアセトアルデヒドに変化したアルコールは筋肉、脂肪組織といったところへと届けられ、水と炭酸ガスへと分解されます。

そしてさらに呼気や尿へと変化し、最終的には体外へと排出されることになるのです。

お酒の量をほどほどにし、早めの時間に切り上げていた場合、翌朝にはほぼアセトアルデヒドは体内に残っていない状態になっています。

しかしながら、深酒をしてしまったり、遅くまで飲酒をしていた場合には、翌朝にはまだ体内にアセトアルデヒドが残った状態になっているのです。

完全に分解されず体内にとどまっているアセトアルデヒドは、血液の流れに乗って移動し続けることになります。

前述したようにアセトアルデヒドは体に有害な毒素のため、不快症状を引き起こす原因となるのです。

したがって、お酒を飲んだ翌朝に吐き気があるなどの原因は、体内で分解しきれなかったアセトアルデヒドであるということができます。

場合によっては起きるのが辛いほど症状がひどい場合もあるでしょう。

また、朝の段階では吐き気がしたり、頭が痛いといった症状がある人でも、しばらくすると楽になったという経験がある人は多いでしょう。

これは起床後も体内ではアルコールの分解が進んでいるからで、体のなかのアセトアルデヒドが呼気と尿に変化して体外へと排出されているからです。

なお、どれだけのスピードでアルコールの分解が進むかということには個人差があります。

予防方法はあるの?

頭痛、吐き気、嘔吐、胃痛、胸やけ、倦怠感、疲労感、むくみなど、お酒を飲み過ぎるとさまざまな症状が引き起こされます。

すでに何度も経験しているという人もいるでしょうが、これはアルコールの分解過程で産生されたアセトアルデヒド、脱水、水分の取り過ぎなどが原因であらわれるのが特徴です。

どうにかして予防したいところですが、やれることはいろいろあります。

まず、一番いい予防方法としては、酒量を抑えるということが挙げられます。

適量にとどめておくのが賢明な判断といえますが、目安の量としてはビール中ビン500ml(アルコール度数5%)、日本酒180ml(アルコール度数15%)、焼酎およそ110ml(アルコール度数25%)、ウイスキー60ml(アルコール度数43%)、ワインおよそ180ml(アルコール度数14%)、缶チューハイおよそ520ml(アルコール度数5%)といわれています。

また、予防方法としては一気飲みをしないことも重要です。

1時間に肝臓で処理可能なアルコールの量には限りがありますし、一気飲みをすると急性アルコール中毒になる恐れもあります。

それから、飲み過ぎない、一気飲みをしない以外の予防方法としては、空腹の状態でお酒を飲まないことが挙げられます。

アルコールは胃や小腸で吸収されますが、小腸のほうが吸収量が多いのが特徴です。

お腹が空いているまま飲酒すると小腸へとすぐにアルコールがまわされてしまうため、アルコールの血中濃度が高まりやすくなるのです。

そのほか、よく牛乳が胃に膜をつくり保護してくれるため、アルコールが吸収されにくくなるといわれています。

これを信じて実践していたという人も多いでしょうが、残念ながらこれはデマであるということがわかっています。

どうしてデマなのかといいますと、お酒を飲むとその前に飲んでいた牛乳はさっさと小腸へと運ばれてしまうのです。

そのため、胃を守るという役割を果たすことはなく、アルコールが胃での吸収に変化をもたらすことはありません。

もし、飲みすぎによる胃の不快感を感じたらどうする?

アルコールを摂り過ぎると翌日つらくなるのはわかっていても、適量を超えて摂取してしまうことがあります。

その場合、翌朝に胃の不快症状を感じることがあります。

次の日の朝に胃の痛みを感じたり、胸やけを自覚する人が少なくありませんが、なるべく早くどうにかしたいと感じることでしょう。

ここで対処方法を解説しますが、方法は2種類で薬に頼る方法と頼らない方法を順に挙げていきます。

まず、薬で胃の不快症状を対処する方法ですが、これは市販薬を使っても構いません。

ただし、市販薬といっても胃の不快症状への効果が期待できるものは複数あり、それぞれに特徴が異なります。

症状に合った市販薬を購入して使うのがおすすめですが、胃の痛みや胸やけを改善したいということでしたら、アルコールによって損傷を負った胃の修復作用がもたらされるものがよいでしょう。

これに関して、損傷を負った粘膜を修復してくれる作用がもたらされる成分や、過剰分泌された胃酸の中和をしたり、胃酸の分泌を抑える成分が含まれている胃薬がありますので、症状に応じて使いわけると早く楽になることに繋がります。

次に薬に頼らず胃の不快症状に対処する方法ですが、これはシンプルに胃を休息させてあげるというものです。

胃の不快症状がある飲酒の翌日は、水か白湯の水分を2リットルほど補給する以外は食事を摂りません。

また、胃だけではなく体も休めるのが理想的で、体の右半身が床側につくように寝ます。

こうすることにより、胃の内容物が腸に運ばれやすくなるようになります。

初日に胃と体を休めたら、翌日と翌々日はおかゆなど消化効率がいいものをしっかり咀嚼して摂ります。

そしてその次の日には消化酵素が豊富に含まれている大根おろしをメニューに追加します。

これにより、胃の消化を促進する効果が期待できます。

このようにいったん胃と体をリセットしたあと、胃にやさしい食事を摂っていくことによって、損傷を負った胃の粘膜の回復に繋がるでしょう。

アルコールは、どこに行く

お酒にはアルコールが含まれていますが、飲酒するとアルコールはどこへ向かうのでしょうか。

まず、お酒を飲んで摂取したアルコールは、そのままの状態で全て体外へと排出されるわけではありません。

最初に、大部分が体のなかの胃と小腸で吸収されるという特徴が、アルコールにはあるのです。

なお、胃と小腸では概ね2:8の割合でアルコールが吸収されます。

比較的短い時間でこういった臓器で吸収されるわけですが、消化管のなかにあるぶんはお酒を飲んだあと長くても2時間程度でほとんど吸収されます。

こうして胃や小腸で吸収されたあとのアルコールは血液中に溶け込むことになります。

そして血液と共に体中を巡回ことになり、めぐりめぐって最後には肝臓へと到達する形になるのです。

肝臓へ到達したアルコールのほとんどは、ここで分解処理がおこなわれることになります。

分解をしてくれるのはアルコール脱水素酵素(ADH)であり、この酵素によりアルコールはアセトアルデヒドに変化します。

なお、このアセトアルデヒドは毒性のある物質であり、飲酒時の顔面紅潮、動悸、吐き気、嘔吐、頭痛などの引き金になるのです。

当然、体のなかにこのような物質をとどめておくわけにはいきませんので、体内ではさらにアルデヒド脱水素酵素2型が仕事をすることにより、酢酸に変化させます。

酢酸はアセトアルデヒドとは異なり無毒で、体内を巡回しているあいだに炭酸ガスと水に分解されて、体の外へと出ていくことになります。

なお、肝臓で処理することができなかったぶんのアルコールは、肝臓の静脈を経由して心臓へと移動し、そこから体内を巡回したあと再度肝臓に到達し、処理されることになります。

そのほか、お酒を飲んだ際、アルコールは全部が吸収・分解という過程を経るわけではありません。

大体1割程度のアルコールに関しては、変化することなく呼気や汗として排出されたり、尿として排泄されるという形になるのです。

アルコールの代謝時間

摂取したアルコールが分解されて消失するまでにはどのぐらいの時間がかかるのでしょうか。

この問いに対して、一概に○時間ということはできません。

アルコールの代謝時間は個人差がかなりあるものだからです。

まずはこのことを理解しておく必要があります。

その上で、平均的な人のアルコール代謝時間について説明します。

350mlのビールを例にとって解説しますが、アルコールは血中濃度が高いほど酔っていると判断できます。

大体0.5時間程度の時間が経過したあたりで血中濃度は最高潮に達し、そのあと時間をかけて下がっていくことになります。

血中アルコール濃度が0になるまでには、350mlのビールの場合は2~3時間要することとなり、2杯飲んだ場合には4~5時間要することになるでしょう。

単純に考えると、酒量が増えれば増えるほど血中アルコール濃度は高くなり、そのあと分解・消失に要する時間は長くかかるということになるわけです。

また、アルコールの代謝時間には個人差があるということを前述しましたが、アルコールの分解・消失に関わる要素としては性別、年齢、体型を挙げることができます。

性別による代謝時間の違いですが、男性と女性を比較した場合、一般的に男性のほうが体内の水分量が多いほか、肝臓のサイズも大きく、体も大きいため、代謝スピードが速いという味方がされています。

そして、年齢による代謝時間の差ですが、若い人はたくさんの水分が体内にありますが、年齢の高い人は若い人に比べると水分量に乏しいため、代謝が遅くなるといわれているのです。

それから体型による代謝時間の違いに関しては、体が大きいと肝臓も大きいことが多く、お酒の処理能力が高いとされています。

そのほか、体が大きいといっても、体脂肪率が高い人は注意しなくてはいけません。

脂肪に溶けづらい性質があるアルコールですが、体脂肪の多い人はそうでない人より体にある水分が少ないことから、血中濃度が上昇しやすいといわれているからです。

飲酒後のラーメンはなぜ食べたくなるの

お酒のシメというとラーメンを挙げる人は多いでしょう。

これは日本人のなかで代々受け継がれてきた文化のようなものと認識している人もいるでしょうが、実は食べたくなる理由というのがしっかりとあるのです。

まず、お酒を飲むことはイコール、アルコールを摂取することになるわけですが、肝臓で分解される際には体内の血糖(血中グルコース)が大量に消費されるのです。

体内の血糖が枯渇すると、これといってお腹が空いているわけでもないのに空腹のサインが送られることになります。

お酒を飲むことにより私たちの体にはこのような現象が起こっているのですが、飲酒は大抵、夜の時間帯にするものです。

そしてある程度遅い時間になってくると、開いているお店は限られてきます。

時間帯やエリアによってはラーメン屋しかやっていないことも多く、お腹が空いていると錯覚したままフラフラと立ち寄り、食べてしまうというわけです。

また、必ずラーメンが食べたくなるというわけではありません。

現に飲んだシメにラーメンを選ばず牛丼屋へいった、もう一件ハシゴしてさらにつまみをたくさん食べたといった経験をしている人も多いでしょう。

したがって、前述したように空腹を感じる理由というのはあるのですが、実際のところお店が開いておらず選択肢がラーメン店しかなかったり、酔っ払っている状態で真っ先に食べたいもので思い浮かぶのがラーメンだったいう理由で食べられているのです。

なお、飲みのシメにラーメンを食べてしまった場合ですが、ラーメンはハイカロリーであり、脂肪分や塩分が多いため、体重増加や血中の中性脂肪値が高まる原因になったり、血圧上昇の引き金になります。

さらに翌日の胃の不快症状の原因になるだけでなく、お腹が空いているわけではないのに錯覚して食べてしまうことで、嘔吐してしまうこともあります。

飲みのあと勢いで食べてしまって後悔したくないという人は、ラーメンではなくしじみの味噌汁のように肝臓にいいものを摂るなど、体に悪影響が及ばないものを選ぶとよいでしょう。

二日酔いとは

お酒を飲むと体内ではアルコールの吸収がおこなわれます。

摂取したアルコールの大部分は胃と腸で吸収されますが、そのあと血中に溶け込み体中をまわるようになります。

そうして体中をまわったアルコールは肝臓に達し、ここでアセトアルデヒドと呼ばれる物質に分解されたあと、さらに酢酸に変わり、最後には炭酸ガスと水にまで分解されて体の外へと出ていくのです。

なお、肝臓で分解しきれなかったぶんのアルコールは再び体中をまわったあと、肝臓でもう一度処理される形になります。

そのほか、胃と腸で吸収されなかったアルコールに関しては、代謝されることなく呼気、汗、尿の形で体外へと排出されることになります。

お酒を適量にとどめ、早い時間に切り上げていれば、翌日に目が覚める頃にはすっかりアルコールは分解されていて、体内に残っていない状態になっているでしょう。

しかしながら、お酒を飲み過ぎていたり、遅くまで飲んで寝不足のまま起きた場合には、アルコールの分解と排出が完了していません。

分解過程でいうと酢酸や炭酸ガス、水は無害なのですが、アルコールが分解されるなかで産生されるアセトアルデヒドが厄介なのです。

これは顔面紅潮、脈拍数上昇、頭痛、吐き気、嘔吐、胃痛、胸やけ、むくみなどの症状を引き起こす毒性のある物質なのです。

アルコールの分解が翌日起床するまでに完了していないと、まだ体内にアセトアルデヒドが残っており、不快症状を引き起こすことになります。

この翌日目が覚めるまでにアルコールの処理が終わらず、前述したような症状が引き起こされている状態を二日酔いというのです。

そのほか、二日酔いの症状はアルコールが胃などに刺激を加えたり、アルコールの脱水作用、低血糖も相まって起こります。

なお、お酒を飲み過ぎた場合、必ずしも翌日中に体調が回復するとは限りません。

酒量や個人の体質にもよりますが、翌々日まで体調がよくならず、三日酔いに突入するようなケースもあるため、気をつけなくてはいけません。

二日酔いの原因:アセトアルデヒド

一口に二日酔いの原因といってもさまざまあるのですが、アセトアルデヒドは主要な二日酔いの原因の一つに含まれています。

アセトアルデヒドというのは、お酒を飲み、摂取したアルコールが分解されていく過程のなかで産生される物質のことをいいます。

毒性があるのが特徴で、引き起こされる症状としては頭痛、倦怠感、悪心を挙げることができます。

なお、倦怠感はわかりやすくいうと体がだるくなること、悪心は吐き気がすることを意味しています。

アセトアルデヒドも最終的には分解され、無毒化された状態で体外へと排出されるのですが、この分解に必要なアセトアルデヒド脱水素酵素は、日本人に少ない人が多いということがわかっています。

そのため、日本人はお酒に弱い人が多く、翌日までにアルコールの分解が完了せず、二日酔いの症状としてあらわれやすくなっているのです。

なお、アセトアルデヒドは血液と一緒に体内をめぐり、肝臓で分解がおこなわれるのが特徴ですが、飲酒量が多いほど体内にとどまる量は多くなり、分解のために要する時間が長くなります。

したがって、まずはお酒を飲む機会があったとしても適量にとどめておくことが大切です。

それでも、アルコールの分解というのは能力に個人差があり、体調によっても左右されてしまうものなのです。

このため、自分では注意していたつもりでも、体調が優れないときには翌日の体調不良としてあらわれてしまうことがあります。

その場合にアセトアルデヒドを早く撃退したいところですが、栄養成分のなかに分解を促してくれるものがありますので、積極的に摂るとよいでしょう。

アセトアルデヒドの分解に効果的とされている栄養成分はアラニン、グルタミン、セサミン、L-システイン、メチオニン、タウリン、オルニチンといったものが挙げられます。

アラニンやグルタミンはしじみやあさりなどの貝類、セサミンはごま、L-システインやメチオニンは豚肉や卵、タウリンはイカやタコ、しじみ、オルニチンは鶏胸肉、ナッツ、ゴマに豊富に含まれていますので、参考にして摂取してみてはいかがでしょうか。

二日酔いの原因:低血糖症

お酒を飲むことは、アルコールを摂取することとイコールなわけですが、摂取したアルコールは体内で処理されることになります。

どこで処理されるのかといいますと、体内で取り込まれたアルコールは全部、肝臓で処理がおこなわれることになるのです。

このときに厄介なのが、アルコールを摂取し、肝臓で処理がおこなわれているあいだ、肝臓はアルコールの分解にかかりきりになり、別の仕事をすることが不可能な状態に陥ってしまいます。

たとえば、肝臓の重要な役割の一つとしては、糖分をストックしておくことが挙げられます。

肝臓内に糖分を蓄えておいて、必要なときに必要な場所へと送り込んでいるわけですが、いつまでも貯めておけるというわけではなく、8時間ほど経過すると貯蔵しておくことができなくなってしまいます。

お酒を飲みアルコールを摂取することにより、この肝臓に糖分を蓄えておくという役割を果たすことができなくなるため、体内では糖分が欠乏している状態に陥ってしまうのです。

その結果、体に引き起こされるトラブルというのがあって、頭痛、倦怠感、悪心のほか、筋肉痛を招くことになってしまうのです。

肝臓の役割である糖分のストックがおこなえず、糖分が不足してしまっている状態を低血糖症といいますが、前述したような症状を引き起こす二日酔いのトラブルの一つとしても分類されています。

アセトアルデヒドが原因の二日酔い症状と類似していますが、筋肉痛が起こっている場合には低血糖症が原因の二日酔いになっていると判断することができるでしょう。

低血糖症による二日酔いになってしまった場合には、不足している糖分を補給するのが効果的です。

食べ物や飲み物から摂取することが可能ですが、炭水化物を含む食材や、オレンジジュースやグレープフルーツジュースといったもので果糖を摂取すると、低血糖症による二日酔い症状を早く解消することに役立つでしょう。

また、はちみつも糖分を補給できるほか、グルタミンが含まれていることから肝機能を高めることにもつながり、二日酔いに効果的です。

二日酔いに関係するメタノールとエタノールとは

お酒には種類により程度の違いはあるものの、アルコールが含まれているのは周知のとおりです。

しかしながら、一口にアルコールといってもメタノールとエタノールがあるのです。

これらのうち、二日酔いの症状を引き起こしやすいのはメタノールのほうであることが明らかになっています。

引き起こされる症状としては、頭痛や悪心、腹痛、筋肉痛といったものが挙げられます。

どういったものにメタノールが含まれているのかについてですが、ウイスキー、ブランデー、バーボン、テキーラが代表的です。

ただし、これらのお酒全てにメタノールが含まれているというわけではありません。

いずれもアルコール度数が高めのお酒という点で共通していますが、ブランデー、ワインなどは度数が一緒でも比較的多めにメタノールを含有しているのが特徴です。

反対に、ビールや焼酎のようなお酒には、メタノールが少ないということがわかっています。

どうしてブランデーやワインには度数が一緒でも多量のメタノールが含まれているのかといいますと、材料として使用されている果物がメタノールを多く含有していることが理由として挙げられます。

また、一体なぜメタノールが二日酔いを引き起こしやすいのかといいますと、肝臓での処理と深い関係があります。

アルコールを摂取した場合、肝臓はまず最初にエタノールの分解から着手するのが特徴です。

そのあいだメタノールは放置されていますので、翌日に残りやすくなっているのが理由の一つとなります。

また、メタノールの処理が後回しになるだけでなく、分解過程で有害物質であるホルムアルデヒド、ギ酸、炭酸ガスが産生されます。

その結果、前述したような二日酔いの症状としてあらわれることになってしまうのです。

メタノールによる二日酔い対策に関してですが、水分補給には注意しなくてはいけません。

メタノールによる二日酔いにメタノール含有のフルーツジュースは適しませんし、人工甘味料のアスパルテームが使用されている飲み物は体内でメタノールになってしまうため、摂ると逆効果になります。

メタノールが原因の二日酔いで水分補給をおこなう際には、水やスポーツドリンクを選択するのが賢明といえるでしょう。

二日酔いに対する蒸留酒と醸造酒の違い

お酒を飲む場合、どのお酒を選ぶのかによって、二日酔いしやすい・しにくいというのが変わってきます。

二日酔いの不快症状になるべく悩まされたくない人は、お酒選びを賢くおこないましょう。

そのために有益な情報として、蒸留酒と醸造酒の違いが挙げられます。

二日酔いの対策方法を知りたいという人にとって役立つ情報ですので、一読してみてください。

まず、蒸留酒ですが、これは醸造酒を加熱処理することにより、アルコール分を上昇させて不純物が除去されているのが特徴です。

不純物が除去されていることから、二日酔いを招きにくいのがよいところです。

この蒸留酒に含まれるお酒の種類としては、焼酎、泡盛、ジン、ラム、ウォッカ、ウイスキー、ブランデー、バーボン、テキーラといったものが挙げられます。

ただし、ウイスキー、ブランデー、バーボン、テキーラは銘柄によっては二日酔いを招きやすくなるメタノールを含有しているものがあるため、選ぶ際には注意しなくてはいけません。

次に醸造酒ですが、蒸留酒のように不純物を取り除くための工程に注力されていないぶん、不純物が多く残ってしまっているのが特徴です。

このことから、二日酔いを招きやすくなってしまうのが残念なところです。

醸造酒に該当する代表的なお酒の種類としては、ビール、日本酒、赤ワイン、白ワインを挙げることができます。

とりわけ赤ワインは白ワインと比較して不純物が残留している割合が高いため、翌日にお酒が残りやすくなってしまいます。

なお、ビールに関してはメタノールが多く含まれているお酒と比較すると、二日酔いはしにくいといえるでしょう。

以上のような違いや特徴が蒸留酒や醸造酒にはありますが、総合的にみるとビールや日本酒よりは焼酎や泡盛がよく、赤ワインよりは白ワイン、ウイスキー、ブランデー、テキーラ、バーボンよりはウォッカ、ジン、ラムがよいといえるでしょう。

ただし、あくまでもこれは二日酔いしにくいというだけの話であり、飲み過ぎると翌日にお酒が残りやすくなってしまいますので、適量飲酒を心掛けましょう。

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